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台中捷運緑線
台湾の建設途中の地下鉄路線 ウィキペディアから
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緑線(りょくせん、正体字: 綠線)は台中捷運で運行中の路線。路線距離は16.71kmであり、大部分が高架線を採用して(15.94km)、0.77kmの地面区間も含んでいる。烏日文心北屯線として北屯区松竹路二号橋附近を起点に北屯路、文心路、文心南路を経た後、建国北路と台湾鉄路管理局台中線に平行して高鉄台中站駅(台湾高速鉄道の台中駅、台鉄新烏日駅)に至る。台北市政府捷運工程局が建設を主導し、台中捷運公司が開業後の運営を行う。他に北屯区郊外への延伸(大坑延伸線)および彰化市内への延伸(彰化延伸線)の計画がある。
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沿革

- 1998年 - 台湾省政府が「台中都会区捷運路網細部計画」を提出し、地下埋設型の中規模輸送システムの建設を計画
- 1999年 - 省政府に代わり交通部高速鉄路工程局に計画立案を移管
- 2004年1月 - 高鉄局より「台中都会区大衆捷運系統優先路線計画」が提出され、高架式高速ライトレール方式での計画に変更
烏日文心北屯線
- 2004年10月11日 - 行政院より優先建設区間が決定。15駅の「烏日文心北屯線」の計画が策定される。
- 2006年3月19日 - 台中捷運建設協調会が駅位置を決定。G8a駅、G10a駅の2駅の増設が決定。
- 2008年11月15日 - 台中捷運烏日文心北屯線の施工事業体として台北市政府捷運工程局が入札と監督業務を代行することを交通部、台中市、台北市が合意[1]。
- 2009年10月8日 - 正式に着工。
- 2011年3月9日 - 日本の川崎重工業、フランスのアルストム、台湾のゼネコン大手の中鼎工程(CTCI CORPORATION)によるコンソーシアムが2連18編成36両の車両・機電工程を落札した。価格は約109億台湾元。[2][3]
- 2015年
- 4月10日 - 北屯区の建設現場で鋼製の橋桁が落下し、4人が死亡・4人が負傷する事故が発生[4]。(zh:2015年臺中捷運綠線鋼樑墜落事故)
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 2020年
- 2月3日 - 台中捷運公司が全ての施設を引き継ぐ[20]
- 3月24日 - 運賃と開業までのロードマップが示された[21]。
- 運賃は高雄捷運と同水準の5kmまで20元、以遠は2kmごとに5元ずつ上限は50元となる。
- 5月25日から7月26日まで営業ダイヤを想定した可用性試運転
- 8月より市政府初回監査と交通部最終監査
- 最も楽観的な場合は10月31日にプレ開業、12月正式開業
- 4月7日 - 駅番号変更(Gxx→1xx)[22]
- 5月 - 駅名再変更(○○文心→文心○○、水安→文心大業、台中市政府→市政府、英語を漢語拼音化など)案が市議会で再浮上[23][24]。
- 5月25日 - 連続7日間の可用性試験を伴う総合試運転開始[25]。
- 6月11日 - 監査申請前の必須項目である連続7日間の可用性試験99%を達成[26]。
- 7月 - この路線は中央政府直轄事業(設計、施工監督は台北市政府捷運工程局に委託)だったため初回監査は交通部自身が担うことになっていたが、初回監査を行う地方政府を交通部が指名できるよう『大衆捷運系統履勘作業要點』の条文を改正した[注 1][27]。
- 8月7日 - 市政府による初回監査を条件付きで通過。指摘された要改善項目の対処後、同月末に交通部へ最終監査申請を行うと発表した[28]。
- 8月24日
- 10月25日 - 交通部による最終監査が実施され、開業前の修正必須12項目を含む33項目の要改善リストが示された[31]。
- 11月2日 - 市政府が交通部に開業申請[32]。
- 11月6日 - 交通部が営業許可[33]。
- 11月10日 - 市長の盧秀燕が開業日時を宣布[34]。
- 11月16日 - 仮開業(7-20時運行、ICに限り無料)[34]。
- 11月21日 - 車両間の半永久連結器に断裂が確認され、全車両を点検するため11月22日より仮開業が一時中止する。[35]
12月7日 - 通常ダイヤ(6-24時)での運行予定(ICに限り無料。12月16日まで)[34]。- 12月14日 - 車両連結器のトラブル長期化により5日後の正式開業を断念[36]。→詳細は「台中捷運中運量電車#トラブル」を参照
12月19日 - 正式開業予定、有料化[34]。
- 2021年
- 3月6日 - 台北市政府が前日に提出した連結器不具合に関する報告書の審議が台中市政府で承認され、プレ営業再開の見通しがたった[37]。
- 3月25日 - プレ営業再開(4月23日までの30日間はIC無料。4月24日は運休)[38]。4月23日までの30日間で延べ213万7,074人(1日平均71,235人)が利用し、連休中の4月4日は最多となる10万6,155人だった[39]。
- 4月25日 - 正午の開業式典を経て正式開業[40]。式典には現職市長の盧秀燕のほか、元台中市長胡志強、台北市政府代表の柯文哲、前職および現職中華民国総統の馬英九と蔡英文、行政院副院長の沈栄津など中央・地方政界から要人が参列したが、前台中市長かつ直前まで交通部長だった林佳龍は月初の北廻線太魯閣号脱線事故に伴い辞任、式典への招待も辞退したため不参加となった[41]。また、同日より先導バスの800路は緑1路に、既存の53路も緑2路と緑3路に再編された[42]
- 開業式典の蔡英文(2021年4月25日)
- 2023年5月10日 - 台中メトロクレーン衝突事故が発生
彰化延伸計画
大坑延伸計画
- 2020年7月1日 - 大坑延伸線(2駅、2.49km)についてのF/Sも交通部が原則同意を表明し、通過。細部の意見調整後に行政院審査へ送付することになった[50]。
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運賃
開業時より悠遊卡(Easycard)、一卡通(iPASS)、愛金卡(icash2.0)に対応[51]。市内の台中市市区公車では既に10kmまでは無料、盧秀燕が市長就任後は10km以遠も上限10元となっていることから、台北や高雄のような乗継割引は導入されていない。
下記普通運賃のほか、正式開業時より1日券(120NT$)、24時間券(150NT$)、48時間券(250NT$)も販売されている[40]。
北屯総駅 | |||||||||||||||||
20 | 旧社 | ||||||||||||||||
20 | 20 | 松竹 | |||||||||||||||
20 | 20 | 20 | 四維国小 | ||||||||||||||
20 | 20 | 20 | 20 | 文心崇徳 | |||||||||||||
25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 文心中清 | ||||||||||||
25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 文華高中 | |||||||||||
30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 文心桜花 | ||||||||||
30 | 30 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 市政府 | |||||||||
35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 水安宮 | ||||||||
35 | 35 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 文心森林公園 | |||||||
35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 南屯 | ||||||
40 | 35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 豊楽公園 | |||||
45 | 40 | 40 | 35 | 35 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 大慶 | ||||
45 | 45 | 40 | 35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 九張犁 | |||
45 | 45 | 45 | 40 | 35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 九徳 | ||
50 | 45 | 45 | 40 | 40 | 35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 烏日 | |
50 | 50 | 50 | 45 | 40 | 40 | 35 | 35 | 30 | 30 | 25 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 | 20 | 高鉄台中站 |
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車両

→詳細は「台中捷運中運量電車」を参照
川崎重工製の無人運転に対応した鉄輪式各車両5ドアの2両編成で。2017年内に台中港経由で納入され、静態試運転を行う予定[53]。18編成のうち半数は台湾車輌公司によるノックダウン生産(現地組立)になり[54]、新竹で生産された車両も同年6月30日に搬入された[55]。11月には全18編成が北屯機廠に納入された[56]。
2020年7月5日、市政府は増発や延伸に備えて車両10編成(20両)の追加調達の必要があると主張した[57]。
- 集電方式:第三軌条式
- 編成長:全長44.34m、全幅2.98m、全高3.78m
- 編成:2両
- 定員:536人
- 最高速度:70km/h
画像
- 文心路と五権西路付近の防音壁設置工程
- 北屯の高架橋景観
- G9駅建設行程
- 松竹路と旱渓西路付近の高架橋設置行程
(左側高架橋は大坑延伸線の先行起工分)
駅一覧
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脚注
関連項目
外部リンク
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