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吉本超合金

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吉本超合金』(よしもとちょうごうきん)は、一部テレビ東京系列局で放送されていたテレビ大阪吉本興業共同製作のバラエティ番組。製作局のテレビ大阪では1997年10月1日から2000年7月2日まで放送。

概要 吉本超合金, ジャンル ...

概要

要約
視点

FUJIWARA2丁拳銃の4人が街の様々なスポットへと繰り出し、様々な企画ロケに挑戦していた深夜番組である。 放送第1回から第75回目までは、プレイステーション用のゲームソフトの中から1本を"テーマソフト"として紹介し、そのソフトに因んだ企画を実行するという形式で進行していたが、 番組がリニューアルした1999年度初回放送の第76回目「夜の牛乳ファイト 超合金vsブラック超合金」以降はソフトの紹介を行わなくなった。

ロケはゲスト出演者を交えて行うこともあった。2丁目劇場を経てのbaseよしもと軍団はもちろんのこと、既に全国区に進出済みであった雨上がり決死隊や、福岡時代の博多華丸・大吉もこの番組にゲスト出演したことがある。

この番組の名物は罰ゲームで、「息でけへん祭り」など(罰ゲーム名には「〜祭り」と付くものが多い)これまでどんな番組にも前例の無かったような内容の罰ゲームが番組の構成担当者たちによって考案され、出演者たちを苦しめた。特にFUJIWARAはこれに当たることが多かった。また、たまたまそのロケ現場に居合わせた一般人を出演者たちがいじる「素人イジリ」もこの番組では目立ち、それが行き過ぎてその一般人の逆鱗に触れてしまうこともあった。

ナレーションは当初、FUJIWARAと2丁拳銃の4人が分担して行っていた。しかし、4人のスケジュールの都合から、第76回(1999年4月)の番組リニューアル時に石野桜子をナレーターに抜擢。以後、石野は2002年の『吉本超合金F』終了時まで一貫してナレーターを務めていた。番組内では頻繁に、この5人をモデルにした原田専門家デザインのキャラクターがマスコットとして登場していた(藤本敏史:怪獣、原西孝幸:ヒーロー、小堀裕之:ゴキブリ、川谷修士:鳥、石野:桜の花)。

2000年4月以降のオープニングの自己紹介時に出ていた階段は、通天閣の麓にあるフェスティバルゲートスパワールドの大階段で収録したものである。

番組は概ね2か月から3か月に1回のペースで総集編を放送していた。出演者たちが宴会をしながら、スタジオで裏話をしながら、料理の食材を黒門市場で購入し、藤本宅で料理をするといったミニ企画と同時に放送することが多かった。

番組はその後、2丁拳銃が東京進出のために番組を去ることが決まったため、2000年7月2日放送分をもって同タイトルでの放送を終了。その翌週からは『吉本超合金F』と題して放送された。最終回では、MOTHERHALL[1]で開催した「超合金ライブ2000」の模様を放送した。

番組終了後の2003年に、本番組を収録したDVDビデオカセットが5000セット限定で発売された。また、2004年から2005年まではスカイパーフェクTV!その他で放送のヨシモトファンダンゴTVで再放送されていた。

この番組をきっかけに2丁拳銃は東京進出の足がかりを作り、天然素材の解散後に人気が低迷していたFUJIWARA、バッファロー吾郎が再評価され、その後の活躍の基盤を作ることになった。ケンドーコバヤシ中川家サバンナなど、この番組から全国区の人気を掴んだ芸人も多い。西田哲也、ハスミマサオ、上地茂晴といった、東京や大阪で活躍する人気放送作家もこの番組の出身である。

2014年3月にDVDが発売、その後10月にも『超合金F』時代のものも含めたDVDが発売されそれに伴いDVDの内容を紹介するミニ番組「吉本超合金DVD オススメ」が放送されている。

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出演者

レギュラー

番組でのFUJIWARA、2丁拳銃のテロップは白縁に青色。また、イメージカラーは小堀が黄色、修士が青色、藤本が赤色、原西が緑色である。

ゲスト

バッファロー吾郎とケンドーコバヤシは、最初期から『吉本超合金F』の末期まで準レギュラーに近い扱いで数多くの回に出演。

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主な企画

カラフル超合金
元々は初期に行われていた数分程度の1コーナーが独立。レギュラー2組に加え、ゲスト2組を入れた合計8人が8色の全身タイツ(赤色水色黄色緑色白色黒色黄緑色茶色桃色肌色、の内の8色)に身を包み、超合金ゲームやダジャレ大会、だるまさんが転んだ、コンバットゲーム、トランポリン、しりとり歌合戦、ものまね合戦などで遊ぶだけの企画。ゲームに勝ったり、ダジャレ大会で面白いダジャレを言っても特に賞品は無い。基本的にカメラ1台のみを固定状態にして撮影される。
超合金牛乳ファイト
小学生時代、給食の牛乳を飲んでいる人を笑わせて牛乳を噴かせる遊びを超合金流にアレンジしたもの。黒の全身タイツ姿の4人が街に出て一般人と対戦。一般人が瓶入り牛乳を飲む間にお題に基づいたギャグを行い牛乳を飲みきる前に噴かせる事が出来たら勝ち。全部飲み干されると負けとなる。
初期にはお題は抽選で決定。「ものまね」「面白ダンス」「おかしくなれ」「ダジャレ」「奇声」「1人コント」「一発ギャグ」などがあった。負けると罰ゲームとして第1回ではスタンガン攻撃。第2回ではアクリルボックスに顔を入れ、その中を風船で膨らませて爆破させていた。噴水の中でギャグを披露したが負けてしまった藤本がずぶ濡れ状態でスタンガンを喰らい、立ちくらみを起こすハプニングがあったため、超合金においてスタンガンは封印となる。
中期以降はチーム戦による対戦形式となる。前半は1対1で一般人と対戦し、笑わせたら1ポイント。後半は一般人2 - 4人を相手に行い笑わせた分だけポイントを加算という形をとっていた。カラフル超合金のワンコーナーとしても行われていた。
超合金自腹夢競馬
出演者・スタッフ全員から大量の軍資金を募り、競馬に挑戦する企画。毎回およそ50万円から80万円ほどのお金を元手にしていた。
1回目の姫路競馬場では大当たりの連発で20万円以上の大勝ちを達成。「バラエティ番組の競馬企画は当たらない」というジンクスを打ち破った。
2回目では姫路競馬場の勝ち分も全てつぎ込んで名古屋競馬場でロケ。しかし、まったく馬券が当たらずに70万円以上の負け。
3回目の姫路競馬場からは4人でクジを引き、当たりくじを引いた人が予想し、全責任を負う。外れた場合は罰ゲームを受けるルールに。ここで当たりくじを引きまくった原西が大ハズレを連発。小堀が盛り返すも最終レースの全額投資で50万円は紙くずと散った。4回目以降は住之江競艇場へ舞台を移し、「自腹夢競艇」としてリニューアル。
出資者紹介のコーナーでスタッフや出演者の収入やプライベートが露わになっており、視聴者の興味を引いた。放送作家のハスミマサオや上地茂晴は、駆け出しの時には出資額が500円や1000円と少なすぎてメンバーにイジられていた。しかし、後期になってハスミも上地も共に売れっ子作家になると出資額は数万円単位に増え、「出世したな〜」と言われていた。2丁拳銃は1回目の際、漫才コンクールの賞金10万円を全額出資させられた。FUJIWARAは芸人としては収入が少なくて恥ずかしいという理由で月収は公にしなかった。様々な難癖をつけてFUJIWARAは2丁拳銃よりもお金を出さず、そのやりとりも見物だった。名作罰ゲーム「またみこし」はこの企画から生まれている。
超合金秘密指令
カセットテープから流れる謎の男の指令を4人が遂行する企画。藤本に課せられた「街行く人にハナクソをつけろ」はこの企画の見せ場であった。「行き倒れのふりをして、店の人におごってもらえ」という指令では小堀がドッキリにはめられ、店員役の俳優に包丁を突きつけられて脅されていた。「超合金歌う大指令」という派生企画もあり。
遊園地企画
「メテオ30番勝負(ひらかたパーク)」「スペースショット20番勝負(ナガシマスパーランド)」「すごろく超合金(奈良ドリームランド)」「岡山で人気者超合金が行く(鷲羽山ハイランド)」などの遊園地を舞台にしたロケ企画。ゲームをやって負けた人が絶叫マシンに乗せられたり、食事を賭けてのサイコロゲームを行っていた。絶叫マシンを嫌がり、逃亡する藤本はこの企画のお約束であった。
超合金幸せの青い鳥を探せ
4人がそれぞれ25000円を出資。抽選で決定した1名が青い鳥となり、10万円を持って街へ逃亡。残った3人は捕獲隊となり、街中から青い鳥の捕獲を目指して追いかける。この企画の原西のくじ運の強さは驚異的であり、5回のくじ引きのうち4回引き当てている(残り1回は名古屋編の修士)。原西がその独特のセンスで、レアシューズの片方だけ、ミリタリーグッズ一式、露天のTシャツ全部、おばあちゃんが使っているカートなどしょうもないモノを買いまくり、他のメンバーの顰蹙を買うのがお約束となっていた。
ゴールデン特番では香港で100万円を持っての青い鳥を敢行。原西は例によって湯水の如く、どうしようもない使い方をして3人をケムに撒いていた。
派生企画として、「刑事と泥棒」「忍者大合戦」なども行われた。ここでも原西は『Mr.ビーン』の中古ビデオを大量に購入したり、1万円以上を賽銭箱に放り込んだりとやりたい放題だった。
超合金番組CMを作れ
超合金の番組スポットCMを作る企画。4人がそれぞれ撮りたいCMをプレゼンして演出。それぞれ独自の個性の強いCMが大量に作られた。基本的に2丁拳銃が演出する場合はFUJIWARAが好き勝手にやって演出をぶち壊し、FUJIWARAが演出する場合は完全に独自のワールドを作り上げていた。1回目に作ったCMはそのままお蔵入りであったが、2回目以降に作ったCMはテレビ大阪で放送された。
超合金裸一貫キャンプ
真夏に行われていた恒例企画。白ブリーフ一丁の4人がファッションビルや商店街、スーパーマーケットから衣服、食料品、キャンプ用品、おもちゃ等をお店の宣伝をする代わりにタダで恵んでもらい、最終的にキャンプを行う企画。1回目は滋賀県大津市、2回目は難波周辺で行われた。
超合金ボーントゥビーワイルド大賞
裸一貫キャンプで即興で行った「Born to Be Wild」の替え歌の歌詞を視聴者から募集。ハガキを抽選で4人が選び、組み合わせて歌って発表した。後期に2回開催。
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放送リスト

要約
視点

テレビ大阪での放送日による。

水曜深夜時代

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日曜深夜時代

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主な罰ゲーム

火綿ファイヤー
割り箸の先に手品で使う一瞬で燃え尽きる綿をつけたものを咥えさせ、チャッカマンを使って点火・爆発させる罰ゲーム。直接お腹や背中に綿を乗せて燃やすパターンもあった。
ケツバット
プラスチック製のバットで尻を思い切り叩く。
顔面風船ボックス
アクリルの箱に顔を入れ、その中に風船を入れて爆発させる。風船の膨らみにアクリルが耐えきれずに砕けたこともある。
またみこし
鈴がついた棒を股間にくぐらせて持ち上げる。自腹夢競馬の罰ゲームで初登場した。原西が「誰考えたのコレ」というくらいの傑作であり、中期以降定番となる。
風船鼻フック
巨大風船の先端についた鼻フックを鼻につけ、風船を浮かせて鼻を引っ張る。
犬洗濯ばさみ
ヒモのついた大量の洗濯ばさみを体全体に挟み、犬に繋ぐ。そのままを走らせて一気に洗濯ばさみが全て外れるという仕組み。
アルマゲドン祭り
墨汁、ケチャップ、マヨネーズ、絵の具などが詰まった風船を高い位置から顔面に落として割る。
大量の爆竹
密室で大量の爆竹に火をつけて爆発させる。
息でけへん祭り
口の周りに大量の空気を送り込み呼吸困難+口を渇かせる。バージョンアップ版は布団圧縮袋に入って空気を抜いていた。
まねするおっさん
行動を何から何まで身振り手振り全ておっさんに真似される。藤本の動きを全て完璧に真似するため、一時期おっさんは「伝説の人」扱いをされていた。
豆腐クラッシャー
豆腐を顔面や体にぶつける。
白い滝祭り
筒に頭を入れ、上から炭ガスを吹き付けて頭を凍らせる。凍った頭から白い冷気が降りるのでこう命名された。
熱い眼鏡
鍋で煮込んだ眼鏡を、両手が後ろに拘束された状態で顔に掛けさせられる。主に耳と眉間が激痛を伴うほどの高熱により悶絶する。
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DVD

  • 吉本超合金 DVD オモシロリマスター版1「んんんんんん、ストライィィク」
  • 吉本超合金 DVD オモシロリマスター版2「生きろ生き抜け超合金」
  • 吉本超合金 DVD オモシロリマスター版3「子供に見せたくない番組No.1になりた~い」
  • 吉本超合金 DVD オモシロリマスター版4「なんだかんだ言っても最後に帰ってくるとこは超合金なんだよね」
  • 吉本超合金 DVD オモシロリマスター版5 完結編「俺たちお笑いニュー・ジェネレーションズ」
  • 吉本超合金F DVD オモシロリマスター版1「んんんんんん、ストライィィクバッターアウト」
  • 吉本超合金F DVD オモシロリマスター版2「お前ら1回だけしか言わへんからよう聞けよ!!超合金はおもしろい!!」

放送局

さらに見る 放送対象地域, 放送局 ...

このほかに独立UHF局テレビ和歌山でも放送されたが、同局ではわずか2回で打ち切られた。番組で藤本がその事を自虐的にネタにしていた。

福岡での番組人気と打ち切り騒動

本番組は、関西圏のみならず、福岡県佐賀県の北部九州地区でも、お笑いファンからの絶大な人気を博したが、TVQでは1999年5月をもって一旦打ち切られた。これは、同年6月に同局が当時完成した福岡吉本の常設劇場「吉本111劇場」(2003年閉鎖)を使い、130Rと福岡芸人を起用した番組『吉本111-130R』(よしもといちいちいちのひゃくさんじゅうアール)をスタートさせたため。

130Rの2名は福岡にマンションを借りて番組に臨む等、TVQ及び福岡吉本も力を入れたが、当時福岡でも超合金の人気は絶大で、打ち切った直後からファンからの苦情・抗議がTVQに殺到し、同番組は4か月ほどで打ち切られ、同年10月に超合金のネットが再開された。この事が番組でも大きな話題となり、当時福岡吉本に所属していたおたこぷー(当時はおタコ・プー)とつだつよしがFUJIWARAに電話で抗議、本人たち曰く「吉本超合金ファンに駅で殴られたんぞ!」と暴露。その後、ギャグも披露したが、電話を切られてしまった。

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スタッフ

  • 企画:大木里織(吉本興業)
  • 構成:西田哲也松本真一、さいとうわに、阪上司、ハスミマサオ、上地茂晴
  • CAM:細川貴史(WELLCAM
  • EED:宮本憲一、冨山政義、岡崎由起子(共にアイ・ティ・エス)
  • MA:衛藤恒明(戯音工房
  • CG:原田専門家
  • 衣装:大槻衣裳
  • AD:大谷真也、坂井美継、土屋良介、安達澄子
  • D(ディレクター):坂本丈一(初代)、大谷真也(2代目)、笠原健広(3代目)
  • AP(アシスタントプロデューサー):井上直子、小林弘依、上田泰三
  • P(プロデューサー):宮谷雅秋(TVO)、山田桂子(吉本興業)、上田泰三(吉本興業)
  • 制作協力:サンボード、アイ・ティ・エス
  • 製作:テレビ大阪、吉本興業

脚注

関連項目

外部リンク

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