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夙川駅
兵庫県西宮市にある阪急電鉄の駅 ウィキペディアから
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夙川駅(しゅくがわえき)は、兵庫県西宮市相生町にある、阪急電鉄の駅である[2]。駅番号はHK-09。
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概要
神戸本線と甲陽線との乗換駅で、このうち甲陽線は当駅を始発駅とする[2]。
2006年10月28日のダイヤ改正以降、神戸本線の特急も含めた全営業列車が停車する駅となった。
歴史
年表
- 1920年(大正9年)7月16日:阪神急行電鉄により、阪急神戸本線の全線開通と同時に開業[3]。
- 1924年(大正13年)10月1日:阪急甲陽線が開業[3]。乗換駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる[3]。
- 1968年(昭和43年)6月5日:甲陽線の2両編成の列車がオーバーランして当駅の車止めに衝突する事故が発生する[4]。
- 1973年(昭和48年)4月1日:社名変更により、阪急電鉄の駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)12月14日:快速急行の停車駅となる。
- 1995年(平成7年)
- 2003年(平成15年)3月27日:エレベーター2基の新設と、トイレの改築工事が完成。同日から使用を開始。
- 2006年(平成18年)10月28日:特急・通勤特急が終日停車開始[5][注 1]。
- 2007年(平成19年)
- 2013年(平成25年)12月21日:駅ナンバリング導入[6][7]。
- 2021年(令和3年)11月30日:この日をもって定期券売り場が営業を終了[8]。
- 2023年(令和5年)5月1日:2020年以降新型コロナウイルスの影響を受け使用を停止していた喫煙ルームを閉鎖[9]。
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駅構造
神戸本線用の相対式ホーム2面2線と、甲陽線用の単式ホーム1面1線を有する地上駅[2]。神戸本線の大阪方面行きホームの北側に、甲陽線ホームが垂直に延びる[2]。かつては甲陽線も2線あったが、西側の線路は撤去され、跡地はサービスセンター(廃止)や成城石井の敷地となっている。
駅舎(改札口)は南北双方にあり、ごあんないカウンターのある南改札口にのみ駅員が配置されている[2]。北改札口には券売機は設置されておらず、改札機のみ設置されている。各ホームは東寄りに設けられた地下道で連絡しており[2]、エレベーターも設置されている。なお神戸本線ホームは東側の一部で夙川を跨いでおり[2]、甲陽線ホームは夙川の西岸に位置する。
駅の北西側(北改札口前)には、神戸本線と甲陽線を結ぶ連絡線と、神戸寄りに延びる引き上げ線がある[2]。これらと神戸本線上の渡り線を利用して、甲陽線の列車は西宮車庫への出入庫を行う[10]。
神戸本線では当駅を始発・終着とする列車は設定されていないが、ダイヤ乱れの際は神戸本線ホームの神戸寄りの本線上にある渡り線を利用して、大阪梅田方面への折り返し運転をすることがある。そのため、2019年の大阪梅田駅への駅名改称に伴う行先表示の更新の際に「夙川」行きの表示が追加された[注 2]。
トイレは大阪方面行ホームの階段付近にあり、オストメイト対応の多目的トイレも併設されている[11][12]。大阪梅田行きホームには小さな池があり、ここで複数の鯉が泳ぐ[13] 。
のりば
2018年12月までは駅構内にはのりば番号標が存在しなかった。神戸本線ホームの発車標が反転フラップ式からLED式のものに更新されて以降も、のりば番号の部分は空白とされており、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能においても号線番号表記が空欄となっていた(どちらも阪急全線で唯一の例)。これは3号線が甲陽線ホーム、4・5号線が神戸本線用ホーム、6号線が甲陽線の引き上げ線となっており、1・2号線が欠番になっているためと考えられる[14]。2018年12月、神戸本線下りに1番、同線上りに2番、甲陽線に3番ののりば番号が付与された。しかし案内放送は依然としてのりば番号を案内していない。
- 北口
- 南改札口
- 北改札口
- 1号線ホーム
- 2号線ホーム
- 3号線ホーム
- トイレ
- 神戸線駅名標
- 甲陽線駅名標
- 神戸本線と甲陽線を結ぶ連絡線を走行する回送電車
利用状況
要約
視点
2023年(令和5年)の1日平均乗降人員は25,561人。阪急電鉄全線において六甲駅についで第25位、大阪梅田駅 - 十三駅を除いた神戸本線13駅中では同駅についで第7位である[統計 1]。
年次別利用状況
各年次の1日平均利用状況の推移は下表の通り。
年次別利用状況(平日限定)
2007年次から2015年次までのデータは平日限定となっていた。
年間乗車人員
近年の1年間の乗車人員は以下の通り。なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。
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駅周辺
駅から徒歩5分の丘の上には遠藤周作が洗礼を受けたカトリック大阪大司教区の旧カテドラル(司教座聖堂)、カトリック夙川教会聖テレジア大聖堂がある。
1970年代後半から1980年代前半にかけて駅前再開発が行われ、駅前ロータリーの整備や夙川グリーンタウンの建設(1977年10月開業)、駅の南北を結ぶアンダーパスの新設などが行われ、現在の姿になった。夙川グリーンタウン内にはダイエーグルメシティ夙川店があり、歩道橋と地下道で結ばれている[15]。
- 夙川 - 駅のすぐ南に水位観測所がある。
- 夙川河川敷緑地(通称「夙川公園」「片鉾公園」)
- 夙川さくら道
- 夙川オアシスロード
- カトリック夙川教会[2]
- 夙川グリーンタウン
- 西宮市立夙川公民館(松下記念ホール) - 松下幸之助の寄贈による。駅の南側、片鉾池の上に建てられている。公民館前には片鉾橋が夙川にかけられている。
- 夙川延命地蔵 - 夙川公民館のすぐそばにある。
- 夙川水位観測所 - 兵庫県が設置した河川の水位観測所。片鉾橋にすぐそばにある。
- 西宮夙川郵便局 - 以前は駅前にあったが、駅前再開発を期に、駅から南へ約200mの現在地に移転した。
- 西宮御茶家所郵便局
- 辰馬考古資料館
- 大手前大学(さくら夙川キャンパス)
- 大手前アートセンター
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR神戸線) さくら夙川駅
- 阪神本線 香櫨園駅
- 山手幹線
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バス路線
再開発による駅前ロータリー完成までは、駅前にかかる山手幹線の羽衣橋の南東側、夙川さくら道上に阪急夙川バス停が存在した。現在でも道幅が広くなっているところにその名残がみられる。
駅前ロータリー
阪急バスと阪神バスが乗り入れる。停留所名は阪急バスが「阪急夙川駅」、阪神バスが「阪急夙川」。2024年までは阪急バスも「阪急夙川」となっていた。
阪急バスはさくらやまなみバス[注 3]と呼ばれる西宮市コミュニティバスの運行も担当している。
阪急バス
阪神バス
1番のりばを阪急バスと共用する形で乗り入れている。
山手幹線上
山手幹線を挟んで駅の南側に位置する夙川グリーンタウン前にみなと観光バスが乗り入れる。停留所名は「夙川グリーンタウン」。
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作品における描写
- 『ソクラテス最期の弁明』(小峰元の小説、講談社、1975年) - 主人公の高校生が当駅にある池で泳ぐ鯉に餌をやる描写がある。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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