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さくら夙川駅
兵庫県西宮市神楽町にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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さくら夙川駅(さくらしゅくがわえき)は、兵庫県西宮市神楽町(かぐらちょう)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である[1]。駅番号はJR-A53。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。




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概要
駅名は、駅西方約200mの所を流れる夙川の河川敷にある夙川公園に桜が多く植えられ、ここでの花見が例年名物になっていることに由来している[1]。駅の自動改札機は桜をイメージした意匠となっている。
2007年3月18日の開業当初は駅員の制服は当駅オリジナルのものであった。2008年3月15日以降は他の同社による業務委託駅と同じものである。
全国的に見ても珍しく、駅専用のロゴマークが制定されている駅でもある。
歴史
当駅は、地元の自治体などから働きかけて設置となる請願駅ではなく、鉄道事業者であるJR西日本の主導により設置が決められており[1]、また設置に至った経緯には特殊な事情がある。
当駅の真下を通る県道大沢西宮線ではかねてから片側1車線を2車線に拡幅する工事が行われており、駅新設工事は「県道拡幅工事の付帯事業」とみなされるため、国から補助金が出ることになっている。このため、地元自治体である西宮市にとっては多大な費用負担の必要がないことから、JR西日本が単独で新駅設置の方針を固めた後、地元自治体の西宮市側に新駅設置を働き掛け、設置が決まった。
駅名が「さくら夙川」に決まる前には、近隣にある大学の学識者からはえびす宮総本社の西宮神社が近くにあることから「戎前」という候補が挙げられた。実際に十日戎や初詣では乗降客が多い。
年表
- 2001年(平成13年):起工する。仮駅名はJR夙川駅であった。
- 2003年(平成15年)10月12日:尼崎・大阪・北新地方面の上り外側線路を切り替える。
- 2004年(平成16年)8月7日:尼崎・大阪・北新地方面の上り内側線路を切り替える。
- 2005年(平成17年)3月1日:線路の切り替え工事がすべて完成し、駅舎・ホームの建設工事が開始される。
- 2006年(平成18年)11月22日:JR西日本が正式駅名をさくら夙川駅に決定する。
- 2007年(平成19年)3月18日:東海道本線(JR神戸線)の西宮駅 - 芦屋駅間に新設開業する[1]。
- 2010年(平成22年)3月2日:接近メロディをコブクロの「桜」から、JR神戸線標準接近メロディの「さざなみ」に変更する[2]。
- 2013年(平成25年)5月2日:自動改札機を新型のものに交換する。また、異常時情報提供ディスプレイの使用を開始する。
- 2015年(平成27年)3月12日:入線警告音の見直しに伴い、接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」の音質見直し版に再び変更する。
- 2017年(平成29年)2月16日:改札外に三井住友銀行のATMが設置され、営業を開始する。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始する[3]。
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駅構造
方向別複々線の内側線(電車線)のみに8両編成対応の島式ホーム1面2線が設置されている高架駅である。改札口は南側に1箇所設置されている。トイレは改札内にある。ホームにはエレベーターと上りエスカレーターが設置されている。駅設置に際して12両編成分のホーム用地が確保されているが、実際に設置されているホームは8両編成分である。
駅舎のデザインについては、「自然のうるおいを感じられる駅」を基本コンセプトとし、夙川の流れを波状の屋根で、夙川公園の桜を駅舎の壁のイメージカラーとすることで表現していると説明されている。
駅業務はJR西日本交通サービスに委託されており[4]、芦屋駅が当駅を管理しているが、始発から6時までの間のみ無人となるため、自動券売機で発券される乗車券には委託・無人駅を示す「ム」マークが印字される。アーバンネットワークエリアに所属しており、ICOCAおよび提携ICカードの利用が可能である。
かつては改札外にキヨスクが設置されていたが、2015年5月24日をもって閉店した。その後、キヨスクがあった場所には三井住友銀行のATMが設置され、2017年2月16日から営業を開始した。
一部の駅名看板にはJR西日本ではじめてトリックアートが採用されている[5]。
開業当初から喫煙コーナーを設置しておらず、終日全面禁煙である。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
- 券売機
- 改札口
- ホーム
- トイレ
接近メロディ
2007年3月18日の開業時から2010年3月1日までは、コブクロの「桜」のサビの部分をアレンジしたインストルメンタルが列車接近時のメロディとして導入されていたが、駅の認知度向上という目的を達成したとして、3月2日からJR神戸線標準接近メロディの「さざなみ」に変更され[2]、さらに2015年3月12日には他のJR神戸線の駅と同様に「さざなみ」の音質見直し版(須磨海浜公園駅に先行導入されていた接近メロディ)に再び変更された[7]。
終了時期についてJR西日本は、当初は2008年度中で終了する予定だったものを観光キャンペーンの関係で1年延長したとしているが、年間数百万円といわれる著作権料の支払いが影響したとの報道もなされた[2][8]。
利用状況
要約
視点
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は7,787人である。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年間乗車人員
近年の1年間の乗車人員は以下の通り。なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。
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駅周辺
バス路線
当駅が開業した2007年3月18日から、阪急バス・阪神バスのバス停が設置されている。バス停名は異なるが場所は同じであり、北行(阪急夙川駅方面)はJRの高架下(駅前)に、南行(阪神西宮駅方面)は大沢西宮線を数十メートル北へ進んだ所に、それぞれ設けられている。
阪急バス
停留所名は「JRさくら夙川駅」。
以下の一般路線のほかにさくらやまなみバス[注 1]と呼ばれる西宮市コミュニティバスの運行も担当している。
阪神バス
停留所名は「JRさくら夙川」。いずれも1日2便ずつのみの運行。
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隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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