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大相撲平成28年3月場所
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大相撲平成28年3月場所(おおずもうへいせい28ねん3がつばしょ)は、2016年3月13日から3月27日まで大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催された大相撲本場所。
場所前の話題など
番付・星取表
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優勝争い
この場所綱取りのかかる大関琴奨菊は、初優勝した前場所からの勢いそのままに初日から連勝を続けていた。残る3大関も揃って初日から3連勝の好スタートとなっていたが、横綱のほうは白鵬と鶴竜に揃って初日から土が付き、日馬富士も3日目に初黒星となった。3日目までに3人の横綱全員に土が付くのは、昭和57年9月場所以来約34年ぶりのことであった。4日目に照ノ富士が敗れて安泰だった大関陣の一角が崩れると、5日目に綱取りの琴奨菊と豪栄道の2大関に土が付いた。その後は、上位陣では大関稀勢の里だけが初日からの連勝を続け、8日目に平幕勢との全勝対決に勝って単独トップとなった。
10日目までの中盤戦が終わった段階では全勝の稀勢の里に1敗の白鵬と豪栄道という3人か優勝を争う展開になっていたが、11日目に稀勢の里と白鵬の直接対決が組まれて白鵬が勝つと全勝はいなくなり、1敗が3人で並ぶ展開となった。12日目には1敗同士の対戦で白鵬が豪栄道に勝って1敗を守ったが、稀勢の里は日馬富士に負けて2敗に後退し、この場所初めて白鵬が単独トップになった。この3人は13日目、14日目は連勝となり、千秋楽に1敗の白鵬が負けると、2敗同士で稀勢の里と豪栄道の直接対決に勝ったほうと優勝決定戦になるところであったが、白鵬は千秋楽も勝ち、14勝1敗で自身の持つ最多記録を更新する36回目の幕内最高優勝を果たした。2敗同士の直接対決に勝って13勝2敗となっていた稀勢の里は優勝次点となった。
三賞は、殊勲賞にはこの場所で1横綱2大関を破った琴勇輝が受賞した。敢闘賞と技能賞は該当者がいなかった。
琴奨菊の綱とり
各段優勝・三賞
トピック
- この場所入門の新弟子のうち2名は、2015年に制度が創設された三段目付出でのデビューが承認された初めての力士となった[2]。
- この場所2日目に横綱白鵬が横綱通算671勝目を挙げ、北の湖(670勝)の記録を抜いて史上単独1位となった[3]。
- この場所8日目の取組で、横綱白鵬が関脇嘉風に対して駄目押し行為をした上に、土俵下の勝負審判であった井筒親方(元関脇・逆鉾)を負傷させる問題を起こし、後日審判部から厳重注意を受けた[4]。
- この場所9日目の大関稀勢の里と大関琴奨菊の取組は幕内通算59回目の対戦で、武蔵丸対貴ノ浪(58回)の記録を抜いて史上単独1位となった[5]。
- この場所後の4月9日付で千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山)が停年(定年)退職することに伴い、4月8日付で常盤山親方(元小結・隆三杉)が千賀ノ浦部屋を継承した[6]。
脚注
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