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娘と私

獅子文六による小説、メディアミックス作品 ウィキペディアから

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娘と私』(むすめとわたし)は、獅子文六[1]による小説。

主婦の友1953年1月号から1956年5月号まで連載された。獅子文六にとって初めての私小説で、ストーリーはもちろん、登場人物名もほぼ実在のモデルに準拠している。1958年NHKでラジオドラマ化された後、1961年4月からは連続テレビ小説第1作としてテレビドラマ化された。その後も、1962年には映画化も行われたほか、フジテレビでもテレビドラマとして放送された。

あらすじ

「私」は演劇を学ぶために留学したパリで現地の娘・エレーヌと結婚、帰国後に一人娘・麻里が生まれる。エレーヌは病に倒れ、フランスへ戻ってそこで没する。「私」はその後、麻里との2人だけの生活を経て再婚。戦中・戦後を経て、やがて麻里は結婚する。

作中には『悦ちゃん』『海軍』『てんやわんや』『自由学校』など、それまでに発表された作品の執筆時のエピソードも描かれている。

書誌情報

  • 獅子文六『娘と私』筑摩書房、2014年11月10日。ISBN 978-4-480-43220-9[2]

ラジオドラマ

連続ホームドラマ・娘と私』として、NHK1958年4月から1年間放送された。放送ライブラリーにて、この放送の第1回が公開されている。

テレビドラマ

要約
視点

連続テレビ小説

概要 娘と私, ジャンル ...

連続テレビ小説の記念すべき第1作である[4][5]。全250回[6]前述のラジオドラマが好評だったためテレビドラマ化された[6][7]日本放送作家協会賞受賞作品[6]

1961年4月3日から1962年3月30日まで1年間放送され、月曜日から金曜日8時40分 - 9時の20分番組である[7]。次作『あしたの風』以降は、1回15分番組となる[7]

主人公は「私」と表記された。連続テレビ小説シリーズ史上、主人公が特定の氏名を持たない唯一の作品であるとともに、数少ない男性主演作品である[8]。情景描写の「語り」を多用した作品である[7]

当時はビデオ技術が不十分であり、ほとんどの放送資料が消失しているために全話通しての再放送もソフト化も配信も不可能である。NHKアーカイブス保存番組検索によると166回、179回、最終回が現存している。また放送ライブラリーでも、最終回が公開されている[9][リンク切れ]

出演者

スタッフ

1958年のラジオドラマ版と同一のスタッフで製作された。

さらに見る NHK 連続テレビ小説, 前番組 ...

フジテレビ版

概要 娘と私 (フジテレビ版), ジャンル ...

フジテレビ系で1966年10月4日[16] - 1967年4月4日[16]に放送。「国際羊毛事務局」の単独提供で、「ウール・アワー」という冠が付いている。

主な出演者(フジテレビ版)

スタッフ(フジテレビ版)

さらに見る フジテレビ系 火曜21時枠前半, 前番組 ...
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映画

1962年4月1日公開[17]。モノクロ作品。製作は東京映画。配給は東宝[17]。併映は『女難コースを突破せよ』(監督:筧正典。主演:小林桂樹)と、短編記録映画『皇太子ご夫妻のアジア旅行』(構成・編集:渡辺武仁)。

主な出演者(映画)

スタッフ(映画)

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脚注

外部リンク

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