トップQs
タイムライン
チャット
視点
宮之城線
日本国有鉄道の鉄道路線 ウィキペディアから
Remove ads
宮之城線(みやのじょうせん)は、かつて鹿児島県川内市(現・薩摩川内市)の川内駅から同県大口市(現・伊佐市)の薩摩大口駅までを結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方交通線)である。国鉄再建法の施行により第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化を約3か月後に控えた1987年(昭和62年)1月10日に全線廃止となった。
Remove ads
路線データ
運行形態
開業時より普通列車のみが運転されており、1983年8月時点では下り7本・上り5本の川内 - 薩摩大口間の全区間を運転する列車のほか、川内発の薩摩永野、宮之城、薩摩鶴田間、宮之城発の薩摩大口、薩摩鶴田間、針持 - 薩摩大口間の区間運転列車が設定されていた。
- 1983年8月当時の運転状況
- 川内 - 薩摩大口間 下り7本、上り5本
- 川内 → 薩摩鶴田 朝1本
- 川内 - 薩摩永野間 下り夜1本、上り朝1本
- 針持 - 薩摩大口間(休日運休) 下り3本(朝2本、夕1本)、上り2本(朝夕各1本)
- 宮之城 → 川内 3本
- 薩摩鶴田 → 宮之城 朝1本
- 薩摩大口 → 宮之城 夜1本
廃止時の使用車両
いずれも気動車
歴史
川宮鉄道設立から工事中止そして解散
国有化以降
- 1923年(大正12年):川内 - 大口間の建設線の一部として既に建設されていた部分を国有化し[1]、大川線(後に宮之城線に改称)として7月より工事に着工[2]。
- 1924年(大正13年)10月20日:【開業】宮之城線 川内町 - 樋脇間 (13.4km) 【駅新設】楠元駅、吉野山駅、樋脇駅[3]
- 1926年(大正15年)5月8日:【延伸開業】樋脇 - 宮之城間 (15.9km) [4] 【駅新設】入来駅、薩摩山崎駅、宮之城駅
- 1934年(昭和9年)
- 1935年(昭和10年)
- 1936年(昭和11年)
- 1937年(昭和12年)12月12日:【延伸開業】薩摩永野 - 薩摩大口間 (18.6km、宮之城線全通) 【駅新設】針持駅・西太良駅・羽月駅[9]。
- 1940年(昭和15年)10月1日:【駅名改称】川内町駅→川内駅
- 1945年(昭和20年)6月20日:【駅休止】薩摩白浜駅[10]
- 1947年(昭和22年)2月11日:【駅再開】薩摩白浜駅[11]。
- 1958年(昭和33年)2月1日:ディーゼルカー運転開始。
- 1959年(昭和34年)11月23日:【駅新設】上樋脇駅[12]。
- 1974年(昭和49年)12月16日:蒸気機関車運転廃止。
- 1984年(昭和59年)6月22日:第2次特定地方交通線として廃止承認。
- 1986年(昭和61年)11月1日:全線 (66.1km) の貨物営業を廃止。
- 1987年(昭和62年)1月10日:全線 (66.1km) を廃止[13]し、バス路線に転換(入来を経由しない川内 - 宮之城および川内 - 入来が林田産業交通[13](林田バス・現いわさきバスネットワーク)、入来 - 宮之城がJR九州バス、宮之城 - 薩摩大口が南国交通[13])。
駅一覧
接続路線の事業者名・駅の所在地は宮之城線廃止時点のもの。全駅が鹿児島県内に所在。
Remove ads
代替バス
鹿児島交通と南国交通が廃線区間を代替する路線バスを運行している。 2024年時点では以下の設定がある。
- 川内 - 宮之城間(鹿児島交通):平日1日7.5往復、土曜1日4.5往復、日・祝日1日2往復
- 上記のバスは川内と宮之城を最短で結ぶ経路を取り、宮之城線のルートは辿らない。宮之城線の各駅に沿うルートとして、川内 - 入来間に薩摩川内市が運行する市内横断シャトルバス、入来 - 宮之城間に鹿児島交通の路線の設定がある。
- 宮之城 - 大口間(南国交通):平日1日6往復、土日祝日1日4往復
- 上記のバスが経由しない広橋・永野方面へは宮之城から1日2往復、佐志へは平日のみ1日1往復の設定。このほかさつま町コミュニティバス金山線が平日1.5往復、土曜2往復運行(日曜運休)。
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads