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山佐

日本の岡山県新見市にある企業 ウィキペディアから

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山佐株式会社(やまさ)は、岡山県新見市に本社を置く企業である。

概要 種類, 略称 ...
概要 種類, 本社所在地 ...

グループ各社ではパチスロ機製造、航空機や船舶のリース、エネルギー事業を行っている。

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沿革

  • 大正年間 - 初代 佐野圓一が新見で材木業「佐野商店」を創業。新見駅前に製材所を開設[2]
  • 1960年(昭和35年) - 佐野商店を株式会社化。不動産業に進出。
  • 1967年(昭和42年)2月 - 山佐株式会社を設立。
  • 1969年(昭和44年) - 山佐産業株式会社を設立。
  • 2021年(令和3年) - ビスタホテルマネジメントを子会社化。

アミューズメント事業

要約
視点

特色

パチスロパルサー』以来、山佐パターンと呼ばれる独特のリーチ目を持つ機種を数多く開発する。なお、山佐のスロットでは、リーチ目入るとは言わず、パターン入ると言う。1990年代には『スーパープラネット』のヒットに引き続き、当時パチスロ史上最大のヒット機種となった『ニューパルサー』で一世を風靡し、裏モノの蔓延で衰退しかけていたパチスロ業界の屋台骨を支えた。出ては裏モノ化されることが当たり前になっていた時代だったが、これらの台は、パチスロのスタンダード機種として全国的にほぼノーマルで営業し続けられていた。

ニューパルサー以降の数年間は新機種が軒並み数万台のセールスを誇るトップメーカーとして君臨していたものの、『クランキーコンドル』(ユニバーサル)以降の技術介入時代に入ると若者が離れ、『ジャグラー』(北電子)以降の完全告知時代が訪れると中高年の客層も離れることになった。またテーブル制御を利用したリーチ目・山佐パターンのマンネリ化が進み、新台導入直後は客付きは良好だが時間の経過とともに稼働率が低下する結果が続いた。さらにアシストタイムストック機能が標準となった爆裂機種が登場すると、ビッグバンモードを搭載した機種を開発するが出玉感の差から苦戦し、テトラリールEL VISIONなど独自の機能を盛り込んだ機種を開発するも一般層のファンを惹きつけることは叶わず、2000年代前半はややヒット作に恵まれない状況が続いていた。

5号機時代に入ってからは一転して、ART(アシストリプレイタイム)をメインとして機械割を高めた『パチスロ戦国無双』『パチスロキン肉マン』『ウルトラマン・ザ・スロット』などを立て続けにヒットさせ、大手メーカーの一角へ再び上り詰める。2009年ころから演出やシステム面でサミーユニバーサルエンターテインメントなどに後れを取るようになり、2011年夏ごろまで再び低迷していたが、『パチスロ「モンキーターン」』のヒットで再び人気を盛り返し、その後も『パチスロ鉄拳2nd』、兄弟機の『パチスロ鉄拳デビルVer.』とヒット作が続いている。

基本的に「型式試験に通りやすい」ことをモットーにするメーカーであり、また、過度の技術介入を許さない設計を念頭に置いている模様。特に、90年代中盤からの技術介入時代における、目押し技術で結果に大きく差がつく機種には否定的なスタンスであった(後にそういったタイプの機種を発売したものの、開発者は「もうこの手の機種を出すつもりはない」と自社HP内でコメントしている)。そのため、俗に言う「出玉スペック」のきつい機種を送り出したことも少なくない。特にボーナスをストックした連チャン機における出玉スペックのきつさは、他のメーカーと比較してしまうと見劣りすることが多かった為にホールでは客付きが悪く、稼動があまり取れないことも多かった。

カエル(ケロット)・ウィンちゃん・プラネットくんなどの自社ブランドキャラクターを有しているが、上記に示した通り、4.5号機の終盤辺りから4号機の終焉にかけてはヒット機種には恵まれていなかった。導入されてもわずか3か月以内に撤去された機種も多くある。その理由はゲーム性の低下などもあるが、出玉スペックのきつさが大きな理由となっていた。

シンボルキャラクターはカエルのケロット2006年7月に設立40周年を記念して一般公募により命名)。公式バーチャルYouTuberはカエルの着ぐるみを着た虹河ラキ

同社の直営店としてパチンコ・パチスロ店「エンドレス」がある(倉敷市、新見市、高梁市に1店舗ずつ展開している)。同店では新機種の先行テスト導入が行われることが多いが、テストの結果一般発売されずにお蔵入りとなる機種も少なくない。

事業再編

2020年12月1日に、山佐内のグループ再編で遊技機の開発、製造、販売を2019年5月に設立された山佐の100%子会社である山佐ネクストへ集約。山佐本体そのものは引き続き日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)への加盟を継続したうえで遊技機の製造と発売を主としたうえで事業を継続するが、山佐産業が遊技機事業から撤退することになる[3][4]

発売機種

※カッコ内は製造会社を示す。

  • 《ND》 - ニイガタ電子精機
  • 《NK》 - 日活興業
  • 《SL》 - セブンリーグ

3号機以前(主要機種)


4号機(主要機種)

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5号機

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5.5号機

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5.9号機

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6号機 - 6.5号機

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スマスロ

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出典:パチスロ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)

家庭用ゲーム機

関連会社のヤマサエンタテインメントより発売。パッケージソフトとしては山佐Digiシリーズとして。2009年からはWiiウェアなどダウンロード販売にも進出している。

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航空機・船舶リース事業

航空機1986年から、船舶2002年から保有を開始。2021年現在、ボーイング社とエアバス社の航空機を165機、船舶は21隻所有しており、大手航空会社や船会社にリースしている。[11]航空機は毎年1000億円程度を購入し、リース先は約25社に及ぶ。[12]

航空機の主要リース先

その他の事業

  • 資産の分散を兼ね、太陽光発電事業(いわゆるメガソーラー開発)やアメリカの一戸建て賃貸住宅(Single Family Rental, SFR)への投資を行っている。
  • 「パチスロ鉄拳」の関連事業としてeスポーツにも投資しており、ゲームセンターでの鉄拳大会「ケロットカップ」のスポンサーを務めているほか、2015年度より鉄拳プロゲーマーと契約しチーム「Team YAMASA」オフィシャルスポンサーを務めている[13]
  • 2020年、三井物産と共同でアメリカの衛星ライドシェアサービスを手掛けるSpaceflight社を買収[14]

バーチャルYouTuber

シンボルキャラクターであるカエルのケロットにちなんだバーチャルYouTuber虹河ラキが活動しており、タレントとしてupd8に所属していた [15] [16]。 のちにMIKUCANへ移籍している。

事業所

登記上の本社であり、生命保険会社ビルの2階。
実質の本社は、下記岡山本部

関連会社

山佐ネクスト株式会社

2019年5月に設立、山佐の100%子会社。2020年12月からは、山佐及び山佐産業が行っていた遊技台の開発・販売を含む遊技機関連業務を承継する[4]

山佐フロンティア株式会社

2021年9月、山佐産業株式会社から主要事業を譲受。

  • オカセキ事業部
    旧・岡山石油販売の事業。新見市内にガソリンスタンド3店(ブランド:三菱商事エネルギー2店・ENEOS1店)、岡山市内に洗車専門店1店を所有。他に農業機械の製造・販売(白ねぎの皮むき機「シロピカ」等)も行う。
  • 住建事業部
    山佐の祖業でもある製材業の流れを汲む、建材のプレカット加工・販売業。
  • ドローン事業部
    ドローンの教習スクール「ジュアバック ドローンエキスパートアカデミー 岡山校」の運営

その他

  • 山佐パーツ株式会社
  • ヤマサエンタテインメント株式会社
  • セブンリーグ株式会社
  • 山佐産業株式会社 - 2021年の山佐フロンティアへの事業譲渡以降は、航空機・船舶リース、太陽光発電事業を運営。
  • 株式会社ビスタホテルマネジメント - ホテルチェーン。2021年に民事再生手続に入った際、山佐がスポンサーとなる[17][18][19]
過去のグループ企業
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脚注

関連項目

外部リンク

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