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帯広記念

帯広市が帯広競馬場で開催するばんえい競馬の重賞競走 ウィキペディアから

帯広記念
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帯広記念(おびひろきねん)は、帯広市帯広競馬場で開催するばんえい競馬重賞競走である。農林水産大臣が賞を提供しており、名称は「農林水産大臣賞典 帯広記念」と表記される。

概要 帯広記念, 開催国 ...

概要

1978年に創設された3歳以上のばんえい競走馬による重賞競走。ばんえい競馬のグレードでは、BG1に格付けされている。

創設当初より帯広競馬場の看板レースとして施行されており、開催地は一度も変更されていない。

1997年度(1998年)より正月開催期間中に施行するようになり[注 1]、2000年以降は開催日も1月2日でほぼ固定(2002年は除く)され正月開催における最大のレースとして定着しているほか、広域場外発売も通常より拡大され、おおむね全国で発売している(発売個所は主催者発表で確認のこと)。

2025年現在本競走には農林水産大臣より寄贈賞が提供されているが、2015年度(2016年)は不祥事の発生により農林水産大臣賞を返上した[2][3]

重量・賞金(2025年)

ばんえい重量[1]
別定1-b。890kgを基本に、本年度収得賞金280万円につき10kg増。
賞金額
1着500万円、2着190万円、3着110万円、4着60万円、5着40万円。
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四市記念競走

2006年度までは帯広市のほか岩見沢市旭川市北見市でも市営によるばんえい競馬が開催され、それぞれの都市名を冠した記念競走(帯広記念・岩見沢記念北見記念旭川記念)が行われてきた。これらを総称して「四市記念競走(よんしきねんきょうそう)」と呼ばれることもある。

このうち帯広記念・岩見沢記念・北見記念は3歳以上の馬によるBG1に格付けされ長年にわたり当地の看板レースとして施行されてきたが、旭川では(旧)旭川記念が4歳馬によるBG3の格付けで施行され、代わりに旭王冠賞(現・旭川記念)が上記3競走と同様の格付けで施行されていた。

2007年度よりばんえい競馬が帯広市による単独開催へ移行した際、帯広記念を除く3競走も帯広での開催に変更されたが、このときに岩見沢記念と北見記念がBG2へ格下げ。旭川記念は4歳馬による重賞競走を廃止のうえ旭王冠賞を「旭川記念」に改称して存続し、BG3に格下げされた。2020年度に旭川記念は開催時期が7月に変更され、BG2に格上げされた。

なお、道営競馬(現・ホッカイドウ競馬)でも競馬場所在地を冠した記念競走(帯広記念・旭川記念・岩見沢記念)が行われていたが、いずれも1985年までに廃止されている。また、門別競馬場には競馬場所在地を冠した記念競走が当初から存在していない。

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ばんえい記念へのステップ

本競走のばんえい重量は900kg前後で、ばんえい記念に次ぐ高重量が設定されており、約2ヵ月後に行われるばんえい記念へのステップレースとしても非常に重要とされている。

古馬(5歳以上)のローテーションは本競走からチャンピオンカップを経てばんえい記念に向かったり、または本競走からばんえい記念へ直行する場合もあるが、多くは特別競走などを経ている。

本競走の優勝馬が同年のばんえい記念も優勝したケースは、2000年以降だけでも2005年(スーパーペガサス)・2007年(トモエパワー)・2013年(カネサブラック)・2017年(オレノココロ)・2024年(メジロゴーリキ)の5例がある。

歴代優勝馬

要約
視点

優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。

さらに見る 回数, 施行日 ...
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脚注

  1. 正月開催へ変更されたことにより、1997年は施行されなかった。
  2. 同姓同名調教師が2名いたため出身地で区別した。「東川」は東川町、「上フ」は上富良野町
  3. 当時の騎手名は本名。

出典

外部リンク

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