板井榮一

仙台工業高校卒業後は東北電力に勤務し、野球の選手であったが、24歳の時に知り合いから古いドライバー1本を貰ったのをきっかけにゴルフを始める^[1]。

全くの我流でクラブを振っていたが、始めて4年後には宮城県アマで優勝し、この頃からプロを志した^[1]。

プロテストには7回落ちた末に34歳で合格し^[1]、電力会社のサラリーマンからプロゴルファーに転身した板井をモデルにした『おらぁ栄ちゃんだ〜!』という漫画も作られた^[2]。

1986年の広島オープンでは芹澤信雄・塩田昌宏と並んでの8位タイ^[3]、1989年にはミズノオープンで真板潔・横山明仁と並んでの9位タイ^[4]に入った。

1989年のアコムダブルスでは同じく脱サラプロの天野勝とペアを組み、好天に恵まれた初日に泉川ピート&江本光ペア・室田淳&上原宏一ペア・小林富士夫&佐々木久行ペア・川俣明&川俣茂兄弟ペア、エドアルド・エレラ（コロンビア）&浅尾琢巳ペアと共に65をマークして5位タイでスタートした^[5]。

1990年には第一不動産カップで出口栄太郎・川岸良兼と並んでの8位タイ^[6]、全日空オープンでは鈴木弘一と並んでの10位タイ^[7]、日本オープンでは安田春雄・飯合肇と並んでの10位タイ^[8]に入った。

1991年にはよみうりサッポロビールオープンで鈴木弘・上野忠美・井戸木鴻樹・尾崎直道と並んでの7位タイ^[9]に入り、ヨネックスオープン広島では初日を67で前田新作・白浜育男と並んでの2位タイ^[10]でスタートし、2日目には69で米山剛と並んでの3位タイ^[11]、3日目には2日間首位の野口裕樹夫と並んでの4位タイ^[12]に着ける。最終日は首位に4打差の6アンダーから出たが、アウトで1イーグル、3バーディ、1ボギーのチャージをかけ、インに入った11、12番の連続バーディで単独首位に進出^[13]。12アンダー65^[13]とスコアを6打伸ばし^[14]、プロ7年目、40歳で逆転でのツアー初優勝^[13]を飾った。日経カップ中村寅吉メモリアルでは尾崎直とのプレーオフで1ホール目にダブルボギーを叩いて脱落し2位^[15]、NST新潟オープンで丸山智弘・河村雅之と並んでの9位タイ^[16]に終わった。関東オープンでは初日を6アンダーの首位でスタートし、2日目も7アンダーで首位をキープ^[17]。3日目は9アンダーも、64をマークして14アンダーの金子柱憲が首位に立ち、最終日が雨天中止となったため、そのまま2位に終わった^[17]。東海クラシックでは本命なき大会の中、2日目に65をマークし単独首位に立つと、自分のゴルフに徹し、悠々逃げ切り優勝^[18]。

1992年にはブリヂストン阿蘇オープンで奥田靖己・高橋勝成と並んでの8位タイ^[19]、よみうりサッポロビールオープンでは川俣茂・山本善隆・平石武則・稲垣太成と並んでの6位タイ^[20]、日経カップ中村寅吉メモリアルではバレント・フランクリン（カナダ）と並んでの5位タイ^[21]、NST新潟オープンでは新関善美と並んでの7位タイ^[22]に入った。

1992年の日本プロマッチプレーでは初出場ながら2回戦で藤木三郎を破る波乱を演出し、中嶋常幸との準々決勝では序盤先行されたが、8番のバーディーで逆転^[23]。11番も取って優位に進めたが、中嶋に12番で並ばれ、15番で1mに着けて突き放されると、18番ではパーに終わって敗退^[23]。

1993年には日本プロ5位^[24]、ペプシ宇部では中村通と並んでの6位タイ^[25]、三菱ギャラン7位タイ^[26]、よみうりサッポロビールオープン4位タイ^[27]に入り、サントリーオープンでは逆転優勝^[28]。ラークカップでは5位^[29]に入り、ダイワインターナショナルでは初日に65の好スコアで単独首位に立ち^[30]、2日目には我慢のゴルフで首位をキープ^[31]したが、最終的には5位タイ^[32]に入った。

1994年にはダイドードリンコ静岡オープンで木村政信と並んでの7位タイ^[33]に入り、フジサンケイクラシックでは初日を2位に1打差の3アンダーで単独首位^[34]、全日空オープンでも初日に7アンダーで首位に立った^[35]。

1995年には東海クラシックでは桑原克典・真板と並んでの7位タイ^[36]、1996年にはNST新潟オープンで桧垣繁正と並んでの10位タイ^[37]に入り、2000年の東海クラシック^[38]を最後にレギュラーツアーから引退。

来歴

主な優勝

脚注

外部リンク

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