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椿組
日本の劇団 ウィキペディアから
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椿組(つばきぐみ)は、東京都新宿を中心に活動する日本の劇団である。主宰・座長は俳優、演出家、声優の外波山文明。
概要
要約
視点
「はみだし劇場」の旗揚げから「椿組」の誕生まで
外波山が前身となる「はみだし劇場」を1971年5月に旗揚げ[1]。夏の新宿花園神社野外劇の初公演を1985年に行う。1990年「椿組」に改名[2]。その後も公演により両方の名義を使用していたが、1996年の『天守物語-夜叉が池篇』が「はみだし劇場」としては最後の公演となった。改名の理由として外波山は「劇団という形でやっていると多少は客演を呼ぶとしても、基本は同じメンバーで、そこに閉塞感を感じたんですね、だから作・演出も外部から呼ぶなど、もう少し自由な形、ある種のプロデュース公演をイメージして体制を変えました。」と語っている[3]。
「椿組」の舞台
旗揚げ以来、野外劇・時代劇を中心に、「毒」のある芝居創りを目指してきた。また、野外劇のみならず、劇場公演も精力的に行っている[1]。また、高い芸術性と舞台美術仕掛けの躍動感、独特な演出で意表つくラストシーンを創り上げている[2]。
公演は(新)春公演、夏の野外劇を中心に年2-3回行っている。脚本の傾向として2021年以降の作品を例にとると、事件を題材にしたもの(『「シャケと軍手」- 秋田児童連続殺害事件 -』)、労働現場における人の生きざまとその周囲に焦点を当てたルポルタージュもの(『貫く閃光、彼方へ』、『まっくらやみ・女の筑豊(やま)』)、戦争の悲惨さを訴えかけるもの(『戦争童話集』他)、時代劇(『夏祭・花之井哀歌』、『丹下左膳’23』[注 1])を上演している。
コロナ禍による上演延期とクラウドファンディングの実施
コロナ禍により2020年に上演を予定していた野外劇『貫く閃光、彼方へ』は2021年に延期、2022年新春公演『ガス灯は檸檬のにほひ』は2024年に延期、夏の野外劇『夏祭・花之井哀歌』は初日の1回のみで終演となってしまった。秋公演『潜水艦とクジラと・・・』(SPACE雑遊)、2023年春公演『まっくらやみ・女の筑豊(やま)』(新宿シアタートップス)の公演開催に向けてクラウドファンディングを実施し、支援を募った[5]。結果、目標額を大きく上回り、315人から5,219,626円の支援を得て[6]、それぞれ無事千穐楽まで上演した。
「自分達の遊び場は自分たちで作る。」
2023年時点で新宿花園神社野外劇は38年目を迎えたが、外波山は「自分達の遊び場は自分たちで作る。これが私のモットーで、花園神社で38年やってきました。一緒に芝居をする仲閒はもう家族みたいなもの。テントを立てて一緒に飯を食い、寝泊まりをして、そこから生まれる暖かさがあると思います。」と語っている[7]。
花園神社野外劇に幕
2024年・39回目の新宿花園神社野外劇の演目は「かなかぬち」と発表されていたが、6月22日に座長の外波山が、野外劇を今年で終わりにする旨を自身のXアカウント上で発表した。同じ投稿の中で「この聖地をお貸しくださった花園神社さん。長きに渡り「良き夢」見させて貰えました。有難うございました!!」と感謝の弁を述べている[8]。また、東京新聞の記事では「39年目、サンキューありがとう、で区切りを付けることにしました」と語っている[9]。
「かなかぬち」は、小説家・中上健次、外波山がともに33歳の1979年に意気投合し書き下ろした唯一の戯曲である。はみ出し劇場時代の1979年浅草・稲村劇場、1983年山形県・朝日村 注連寺境内、東京・東北沢ニュージランド大使館敷地、1986年熊野本宮大社跡地・大斎原、横浜本牧地区・小学校予定地空地、椿組として2013年 花園神社境内特設ステージ、南木曽町・桃介橋河川公園特設ステージでの7回の公演実績があり、2024年は8回目となる[10]。
新生・椿組へ
2025年1月1日、公式X(旧Twitter)にて、2025年4月より劇団員の共同プロデュース形式の新生「椿組」として再スタートを切ることを発表した[11]。
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公演記録
要約
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受賞歴
劇団員
出典は椿組ホームページ[17]他。
かつて所属していた俳優
脚注
関連項目
外部リンク
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