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海南湯浅道路
日本の和歌山県有田郡吉備町から海南市を結んでいた高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路 ウィキペディアから
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海南湯浅道路(かいなんゆあさどうろ)は、和歌山県有田郡有田川町(当時は吉備町)水尻から和歌山県海南市藤白に至る、かつて高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路として存在した自動車専用道路である。2005年4月1日に阪和自動車道に編入され、当道路の区間は阪和自動車道に名称が変更された[2]。現在の阪和自動車道海南IC - 有田IC上り線と、有田IC国道42号取付ランプが当道路の区間に相当する。当道路が開通した当初は、近畿自動車道紀勢線(阪和自動車道)に並行する国道42号の自動車専用道路として整備された。
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道路の位置関係
概要
海南湯浅道路は1972年10月7日に施行命令が出され、1984年3月28日に開通した[2]。当時は完成2車線[3][4]でかつ、ほぼ一般道に等しい規格[5]であった。特に同じ一般有料道路ながらも高規格で建設された湯浅御坊道路が接続してからは、行楽シーズンを中心に、日々渋滞が頻発する区間となっていた。
そこで当該区間は高速自動車国道として4車線化する施工命令が、1998年12月25日に出された[2]。高速自動車国道(阪和自動車道)への編入は、2005年4月1日付で行われ、編入と同時に通行料は普通車(海南-有田)で930円だったのが500円になるといった大幅な値下げがされた。ただし、トンネル区間がほとんどであり、建設コストが高くついたことから、当該区間のキロ当たり料金は通常の1.6倍と他の区間よりも高く設定されている[6]。
阪和自動車道編入後の4車線化工事
完成2車線規格でかつほぼ一般道規格に等しかった道路を高速自動車国道の4車線へと拡幅するため、各IC付近で幾度となく車線が切り換えられる難工事となった。また、この時に有田ICでは和歌山県道22号吉備金屋線と直接接続するランプが追加された。さらに4車線化による最高速度80㎞/h化に伴い、下津ICの合流車線を延長させる必要があったことから、I期線(旧海南湯浅道路)の藤白トンネル南坑口ではトンネル覆工を撤去して新たな坑門を構築する工事が行われた[4]。その他にも、老朽化したI期線トンネル群の壁面タイル化工事や非常用設備・照明の取り換えなどが行われた。
2010年7月16日に下り線(御坊方面)が先行して片側2車線化を行い、最高速度が80km/hに向上した。なおこの移行直前には、新下り線本線と干渉する既存ランプを撤去する必要があったため、海南IC下り線入口と下津IC出口が30日間閉鎖された。またI期線を利用する上り線(海南方面)は、翌年の2011年5月21日にリフレッシュ工事が完了し、片側2車線に拡幅された。
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計画諸元
沿革
→阪和自動車道編入後の沿革については「阪和自動車道 § 歴史」を参照
インターチェンジ
- ここでは阪和自動車道編入時(2005年4月1日時点)のインターチェンジの状況を示している。
- 全区間が和歌山県に所在する。
- IC番号欄の背景色が である区間は既開通区間に存在する。
- IC番号は接続する阪和自動車道と連続で割り振られていたため、起点から終点の方向とは逆方向となっている。
- 英略字は以下の項目を示す。
- BS(バス停留所)のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
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主なトンネルと橋梁
上り線は、海南湯浅道路として建設されたものである。
- 藤白トンネル(海南IC-下津IC):上り1,810m 下り2,136m (上り線は、4車線化の際の改築に伴い、開通当時より長さが20m短くなっている。)
- 下津トンネル(下津IC-有田IC):上り1,240m 下り1,290m
- 長峰トンネル(下津IC-有田IC):上り3,831m 下り4,047m(下り線は、和歌山県の道路トンネルでは最長距離。)
- 有田川橋梁(下津IC-有田IC)
交通量
→詳細は「阪和自動車道 § 交通量」を参照
脚注
関連項目
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