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海軍大臣

大日本帝國の職位 ウィキペディアから

海軍大臣
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海軍大臣(かいぐんだいじん)は、旧日本海軍の軍政を管轄する海軍省を担当した日本閣僚

概要 日本海軍大臣 かいぐんだいじん, 担当機関 ...

概要

海軍大臣は海軍省の長であり、天皇によって海軍大将または海軍中将から親任された。軍令部総長(海軍軍令部長)が軍令を担当したのに対し、海軍大臣は軍政を担当した。海軍大臣は「軍人は政治に関与してはならない」という伝統があった海軍内では唯一政治に関わることが許された役職である各省官制通告で職ではなく官と定められており、親任官であるため、軍階級が中将の就任者であっても法律上大将に対し行政命令を発することが出来た[1]

特徴として、海軍におけるそのポストの重みがある。陸軍では陸軍大臣は必ずしも絶対的ではなかったが、海軍において海軍大臣は圧倒的な力を持っていた。海軍大臣は複数の内閣に渡って続けて長年、もしくは繰り返し務めることが多く、60年で18人の人物しかその職に就いていないことからもそれは窺える[2]。また、そのうち5人が総理大臣を歴任した。

なお現在の自衛隊(陸上海上航空)を管轄する防衛省担当の防衛大臣(旧防衛庁長官)は、原則として文民である現職の国会議員が務める[注釈 1]日本国憲法第66条2項及び第68条に基づく)。

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歴代大臣

さらに見る 海軍大臣(海軍省官制(明治19年3月5日勅令第2号)), 代 ...
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記録

  • 最長在任記録(通算) - 西郷従道:10年, 25日間
  • 最長在任記録(連続) - 斎藤実8年, 100日
  • 最短在任記録 - 野村直邦6日
  • 最多就任記録(内閣数) - 米内光政:7回
  • 首相に在任した海軍大臣経験者は山本権兵衛加藤友三郎・斎藤実・岡田啓介・米内光政の5人。また、米内は首相退任後に再び海軍大臣に就いている。
  • 海軍大臣の経験なしに首相に在任した海軍軍人として鈴木貫太郎がいる(侍従長を経て首相になった唯一の人物)。
  • 元帥になった海軍大臣経験者は、西郷従道・加藤友三郎・永野修身の3人(加藤は没後追贈)。

脚注

関連項目

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