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炎の青春
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『炎の青春』(ほのおのせいしゅん)は、1969年(昭和44年)の5月12日から7月14日にかけて、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系でカラー放送された東山敬司主演の学園ドラマ。『青春とはなんだ』から始まる東宝青春学園シリーズの『進め!青春』に続く第5弾[1]であるが、放送曜日は従来の日曜日ではなく月曜日であった。
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ストーリー
私立陽光学園は、元女子高だけあって3分の2が女生徒という高校である。その中でも3年C組は女子バスケットボール部のキャプテンである大村映子(梅田智子)をはじめとして女生徒が強いクラスであった。新学期早々、そのC組の担任がベテランの和田先生(佐藤英夫)から新任の猪木豪太郎(東山敬司)と交代することになった。豪太郎は、大学は卒業したものの学生時代に遊び過ぎたために就職試験に全て失敗、仕方なくで高校の教師になったという経緯があった。和田先生はバスケットボール部の部長でもあったために女生徒の猛烈な反発を受け、豪太郎は就任初日に反対デモに会うのだった。1ヶ月先輩の同僚の教師、西村先生(柏木由紀子)から忠告を受けるが、自信過剰な豪太郎は、あえてバスケット部の部長を引き受け生徒たちにぶつかっていくのだった[2]。
解説
- 前年(1968年)の『進め!青春』は11回で終了したが、青春学園ドラマの要望は根強く、加えて東宝サイドも、青春スターとして期待され、既に『恋にめざめる頃』[3]などの映画に出演していた新人・東山敬司と、柏木由紀子をコンビとして売り出したいとの思惑があり企画された。しかし視聴率は振るわず、10回で突然打ち切られた。番組打ち切り後は『おーい幸福!』を9月まで放送、月曜20時枠のドラマ路線はこれで事実上終了し、10月からは『NTV紅白歌のベストテン』を開始した。
- 作品の大枠のプロットは、前年12月に黒沢年男(年雄)・酒井和歌子主演で劇場公開された東宝映画『燃えろ!青春』(監督:松森健、脚本:松木ひろし)のものを借りている。
- 最終回は、戦争を題材としており本来は8月放送予定だったと思われる脚本であった。また、ヒロイン教師の柏木由紀子は出演しておらず、脚本上登場するはずもなかった男子生徒を最終シーンに登場させている。
- 脚本家として『3年B組金八先生』で知られる小山内美江子も参加している(第3話より執筆)。
- 生徒役として『でっかい青春』および『進め!青春』からのレギュラーだった梅田智子、徳永礼子、中沢治夫、大谷直らが引き続き出演したほか水谷豊が優等生役として出演している。中沢治夫は“剛達人”と芸名を変えて、日本テレビ系列の東宝青春学園シリーズの次作である『飛び出せ!青春』にもレギュラー出演した。
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放送データ
サブタイトル
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出演者
丸数字は第一話クレジット順。
〈陽光学園教職員〉
- 東山敬司 ‐ 猪木豪太郎(国語、バスケットボール部長)①
- 柏木由紀子 ‐ 西村靖子(英語)②
- 佐藤英夫 ‐ 和田次郎(地理)トメ①
- 北沢彪 ‐ 学園長
- 平田昭彦 ‐高井教頭③
- 梅津栄 ‐ 花岡先生⑥
- 平沢公太郎 ‐ 小畑先生⑦
- 美川陽一郎 ‐ 富永先生
- 寄山弘 ‐ 用務員
〈バスケットボール部員〉
〈演劇部員〉
〈3年C組生徒〉
- 大谷直 ‐ 柏原守
- 水谷豊 ‐ 中本勇
- 池田忠男 - 野村忠男
- 早川恵 ‐ 南川恵
〈その他の人びと〉
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スタッフ
主題歌
小説化
- 佐々木宏編『炎の青春 正編』 1969年5月20日 ルック社
- 第6話分まで収録されている。続編は結局刊行されず、1970年1月20日に正編の表記ははずされ、バスケットボール選手が男子選手だったカバー絵も作品の設定と同じ女子選手に変更されて改めて刊行された。よって初版本が2冊あることになる。
脚注
関連項目
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