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第75回国民体育大会

2020年に富山県と青森県で開催された国民体育冬季大会、および2023年に鹿児島県で開催された国民体育大会 ウィキペディアから

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第75回国民体育大会(だい75かい こくみんたいいくたいかい)は、2020年令和2年)に鹿児島県で開催が予定されていた国民体育大会である。本大会愛称は「燃ゆる感動かごしま国体」(もゆるかんどうかごしまこくたい)。イメージソングは『ゆめ~KIBAIYANSE~』、作詞・作曲・歌唱は鹿児島市出身でシンガーソングライターの辛島美登里)。本大会閉会後には第20回全国障害者スポーツ大会燃ゆる感動かごしま大会」の開催が予定されていた(後節参照)。

概要 開催都道府県 ...
概要 特別国民体育大会, 開催都道府県 ...

冬季大会青森県富山県で開催され、愛称は青森県開催分が「氷都新時代!八戸国体」(ひょうとしんじだい はちのへこくたい)、富山県開催分が「とやま・なんと国体2020」(とやまなんとこくたいニーゼロニーゼロ)。

本大会と全国障害者スポーツ大会については新型コロナウイルス感染拡大の影響2023年(令和5年)に開催が延期され、大会回数の付与されない特別国民体育大会特別大会として開催された。奄美群島で開催される大会は奄美群島日本復帰70周年記念の冠称がつけられている[3]。また、2024年の佐賀大会からは「国民スポーツ大会」(国スポ)の名称で開催されるため、「国体」の名称では今大会が最後の開催となる[1]

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冬季大会

要約
視点
概要 冬季大会 スケート競技会・アイスホッケー競技会 みちのく八戸国体, 開催地 ...
概要 冬季大会スキー競技会 とやま・なんと国体2020, 開催地 ...

スケート・アイスホッケー競技会(第75回国体)

氷都新時代!八戸国体は、青森県八戸市周辺を会場に、2020年1月29日 - 2月2日の会期で開催された国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会。八戸市では前年に屋内スケート場が竣工し[4]、同施設が令和初の冬季国体の会場となった。青森県で冬季国体のスケート・アイスホッケー競技会が挙行されるのは第66回国民体育大会の冬季大会以来9年ぶりである。

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スキー競技会(第75回国体)

とやま・なんと国体2020は、富山県富山市と南砺市で開催された第75回国民体育大会冬季大会スキー競技会である。会期は2020年2月16日 - 2月19日。富山県で冬季国体のスキー競技会が挙行されるのは2000年とやま国体以来20年ぶり。スローガンは「白銀の 世界をかける 風になれ」。開始式は南砺市福野体育館[6]、表彰式は南砺市城端伝統芸能会館じょうはな座で執り行われた[7]

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スケート・アイスホッケー競技会(特別国体)

2023年開催の特別国体スケート・アイスホッケー競技会は青森県八戸市周辺を会場に、1月28日 - 2月5日の会期で開催された国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会。愛称は未来へつなぐ八戸国体

スキー競技会(特別国体)

2023年開催の特別国体スキー競技会は2月17日から20日まで岩手県八幡平市で開催された。愛称はいわて八幡平白銀国体

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本大会の中止および特別大会としての開催

要約
視点

鹿児島県では1972年の第27回大会以来48年ぶりの開催となる予定だった。大会愛称は「燃ゆる感動かごしま国体」、スローガンは「熱い鼓動 風は南から」、大会マスコットは鹿児島県のPRキャラクターでもある「ぐりぶー[8]

しかし、2020年2月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて主なスポーツイベントが中止・延期となる中、主催の日本スポーツ協会(JSPO)と鹿児島県、スポーツ庁、さらに全国障害者スポーツ大会の主催団体である日本障がい者スポーツ協会(JPSA)で対応を検討した結果、大会での感染リスクが避けられないこと、各都道府県で出場選手を決定するための予選が実施困難となったことなどを踏まえ、2020年6月19日に本大会並びに全国障害者スポーツ大会の2020年内の開催を取りやめ、大会を延期することを発表した(国体の延期は史上初)[9][10]

しかし、2021年は三重県三重とこわか国体[注釈 1]、2022年は栃木県(いちご一会とちぎ国体)、2023年は佐賀県SAGA2023)、2024年は滋賀県での開催が決定しており、4県が予定通りの実施を要望していることから、1年順延とするのか、滋賀県の後(2025年開催)とするのか、あるいは他の方法を取るのか(前鹿児島県知事の三反園訓は「4県の中(間)のどこかで行われるよう努力したい」と4年以内の開催を希望していた[12])について、更に検討と調整が行われ[10]、2020年9月25日にJSPO、JPSA、スポーツ庁、鹿児島県の4者協議の結果、鹿児島県における国民体育大会および全国障害者スポーツ大会を2023年(令和5年)に開催し、同年佐賀県で開催予定だった第78回国民スポーツ大会・第23回全国障害者スポーツ大会(SAGA2023)以降の開催を1年順送りすることで合意した[13]。さらに、同年10月8日のJSPO臨時理事会で2023年の国体および障スポについて、「第◯回」といった回数を付与しない特別大会として扱うことが承認された[14][15]。なお、開催要項等については今後、国体および障スポのそれぞれの手続に沿って正式に決定する予定となっている。

なお本来ならば、国体が何らかの不可抗力により開催中止が生じ、改めて延期開催を申し出る場合は開催予定年度5年前までに開催地内定→3年前に正式決定していなければならない(ただし、実際には開催予定年度の10年前ぐらいから事実上開催地が内定している[16])状態であるため、6年後以後(2026年以後)に、延期申請を申し出なければならないが、今回は上記の特例が認められた。

特別国民体育大会

特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は2023年10月7日から同月17日までの会期で行われた(会期前競技は同年9月16日から同月24日に実施[17])。

開会式は、テレビのみNHK総合テレビで全国放送[18]され南日本放送(MBC)で鹿児島県内に向けて生中継した[19]。競技も9月22日からの水泳[20][21][22][23]と10月13日からの陸上[24][25][26][27][28]NHK Eテレで中継された。

2023年10月17日、閉会式が行われ、天皇盃・皇后盃とも東京都に授与。従来の国体旗にかえて新調された国民スポーツ大会の旗が開催地の佐賀県に渡された[29]

実施競技・会場一覧

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自転車トラック競技、鹿児島県根占自転車競技場(南大隅町)
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自転車ロードレース競技(錦江町)
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フェンシング競技、垂水中央運動公園体育館(垂水市)

実施競技・会場の一覧は以下のとおりである[30]。☆は会期前競技。

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公開・特別競技

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全国障害者スポーツ大会

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バレーボール競技(精神障害者の部)、串良平和アリーナ(鹿屋市)

全国障害者スポーツ大会の「燃ゆる感動かごしま大会」は、鹿児島県で国体閉会後の2023年10月28日から30日に開催された[32](当初の会期は2020年10月24日 - 26日の3日間)。国体本大会(秋季大会)の延期に併せて、2023年に「特別大会」として開催される。スローガンは国体本大会と共通の「熱い鼓動 風は南から」。開閉会式は国体本大会と同じく鹿児島市鹿児島県立鴨池陸上競技場。実施競技と会場は下記のとおり[33][34]

さらに見る 競技名, 会場地 ...

正式競技のほかに、障害者スポーツを普及する観点から有効と認められる競技として「スポーツウエルネス吹矢」「電動車椅子サッカー」「ふうせんバレーボール」の3競技がオープン競技として実施された[34]

かごしま国体・かごしま大会イベントエフエム

本大会では、鴨池陸上競技場を訪れる視覚障害者などの観客向けに開閉会式の模様を実況中継するために、FMラジオ局「かごしま国体・かごしま大会イベントエフエム」が設置・運用された。運営主体は燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会実行委員会、周波数は88.6 MHz送信出力は2 W、コールサインはJOYZ0AQ-FMであった[35]

注釈

  1. のちに同様の理由で開催中止、2027年度への延期申請も見送ったため開催自体も返上となる。 [11]
  2. 国体における2020年オリンピック対策に伴い2017年に追加された競技に係る会場[31]
  3. 当初は鹿屋市大隅湖特設ボートコース(高隈ダムのダム湖)で開催予定であったが、2016年の台風16号被災により会場設営が困難となったため、同じ鹿屋市の輝北ダムへ変更された[31]
  4. 2017年に霧島市牧園アリーナの代わりに追加[31]
  5. 2017年に霧島市溝辺体育館から変更[31]

出典

外部リンク

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