トップQs
タイムライン
チャット
視点

福島市音楽堂

ウィキペディアから

福島市音楽堂map
Remove ads

福島市音楽堂(ふくしましおんがくどう)は、福島県福島市にあるコンサートホール。運営は、公益財団法人福島市振興公社が行っている。福島市に本社を置く福島信用金庫施設命名権を取得しており、2019年4月1日からふくしん夢の音楽堂の呼称を使用している[1]

概要 福島市音楽堂 Fukushima city concert hall, 情報 ...
Remove ads

概要

  • 大ホール 1,002席(固定席)
  • 小ホール 200席(移動席)

※その他、練習室及び楽屋が設けられている。

特徴

1984年(昭和59年)開館。

日本に現存する、最古のコンサートホール(クラシック音楽、特にオーケストラの演奏に最適化したホール)の一つである。

大ホールの壁全体に、石川県九谷焼タイルを施し、床には音響効果のため全てのムク材を使用している。正面にはデンマーク製のパイプオルガンを備え、このオルガンを演奏したときに最高の音色が得られるよう設計されている。

これにより、残響時間は空席時で3秒、満席時でも2.5秒と、全国のコンサートホールの中でも、特に響きの豊かなホールとなっている。

音楽家の評

岩城宏之(指揮者)

指揮者岩城宏之は、1984年(昭和59年)10月26日に本ホールで札幌交響楽団を指揮し、翌年(1985年)に上梓した著書において下記の趣旨を述べた[2]

山下伶(ハーモニカ奏者)

山下伶ハーモニカ奏者)は、2023年(令和5年)3月29日[4]に本ホールでリサイタルを行い、公式ブログ(2023年4月1日付)で下記のように述べた。

最終日の会場は、福島市にあるふくしん夢の音楽堂!
ものすごく良く響く、素晴らしいホールでした![注釈 1] 山下伶[5]

石井琢磨(ピアニスト)

石井琢磨ピアニスト)は、2025年(令和7年)6月28日に本ホールでハンスイェルク・シェレンベルガー指揮ベルリン交響楽団と共演し(曲目:ピアノ協奏曲〈シューマン〉[6]X(2025年6月28日付)で下記のように述べた。

DAY6福島公演でした〜!! 素敵な響きのホールで弾き心地大変良かった![注釈 2](後略)石井琢磨[7]

利用状況

このような特徴から、クラシック音楽を中心として多くの演奏会に使用されている。しかし、近隣の福島県文化センターと比較すると、座席数が少なく駐車場も狭いことから、吹奏楽コンクール合唱コンクールといった大規模な大会には用いられていなかった(声楽アンサンブルコンテスト全国大会には使用されている)。しかし、最近では合唱コンクールに用いられるようになった。

福島市古関裕而記念館

福島市古関裕而記念館(ふくしまし こせきゆうじきねんかん)は、福島市音楽堂に隣接する施設。福島市出身の作曲家・古関裕而が福島名誉市民1号となったことを記念し、福島市の音楽文化の振興のため、建設された。1988年(昭和63年)11月12日開館。

古関が作曲した「とんがり帽子」を髣髴とさせる、円錐状の屋根を持つ外観が特徴の建物で、館内には、本人が愛用したハーモニカハモンドオルガンといった品々や直筆の色紙や楽譜、レコードなどが展示された展示室、作曲するときに使っていた部屋を再現した記念室、古関裕而に関する映像や音楽を視聴できるAVコーナーがある。また、通り沿いのガラス張りのサロンもあり、ミニコンサートなどが開かれる。

Thumb
Thumb
古関裕而記念館

アクセス

その他

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads