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稲毛駅
千葉県千葉市稲毛区稲毛東にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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稲毛駅(いなげえき)は、千葉県千葉市稲毛区稲毛東三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線の駅である。 運転系統としては、快速線を走行する総武快速線、および緩行線を走行する総武緩行線の2系統が停車する。

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概要

千葉市都市計画マスタープランによる重要地域拠点(副都心機能)を有する稲毛区の中心駅である。横須賀・総武快速線(総武線快速)、中央・総武緩行線(総武線各駅停車)の2路線が乗り入れている。近傍には京成電鉄の京成稲毛駅が位置している[注釈 1]。
明治初期には文人墨客に愛された別荘地・保養地として、また昭和初期には軍郷として古くから栄えた街である[4]。京成電鉄の京成稲毛駅方面に向かうと商店街が広がり、稲毛浅間神社の門前町が広がる。
駅周辺には千葉ステーションビルの駅ビルであるペリエ稲毛(Perie)や総合スーパーのイオン稲毛店のほか、居酒屋、レストランなどの飲食店、アミューズメント施設などが点在している。また、プラウドタワー稲毛、アイプレイス稲毛、ウェリス稲毛などの大規模マンションが多く、人口密度が高い住宅街となっている。
明治時代頃には国道14号付近に海岸線があり、海水浴や潮干狩りの客で賑わうリゾート地であった。1888年(明治21年)、県内初の海水浴場が開かれ、同年、医学士の濱野昇により「稲毛海気療養所」(後の海気館)が設立。多くの文人墨客が小説執筆や静養のため訪れていた[4]。また、神谷傳兵衛や愛新覚羅溥傑ゆかりの地でもあり、国登録有形文化財の神谷傳兵衛の別荘「旧神谷伝兵衛稲毛別荘[5]」や溥傑夫妻が新婚生活を送った和風別荘建築「千葉市ゆかりの家・いなげ[6]」が保存されている。
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乗り入れ路線
当駅に乗り入れている路線は線路名称上の総武本線であり、運行系統としては快速線を走る横須賀・総武快速線(総武線快速)、および緩行線を走る中央・総武緩行線(総武線各駅停車)の2系統が停車する。
横須賀・総武快速線(総武線快速):快速線を走行する総武本線の近距離電車。 - 駅番号「JO 27」
中央・総武緩行線(総武線各駅停車):緩行線を走行する総武本線の近距離電車。 - 駅番号「JB 37」
この他に京成稲毛駅から徒歩で約8分の場所に位置している[注釈 1]。
なお、千葉市は過去に千葉都市モノレールを穴川駅から延伸させ、稲毛海岸駅に至る路線を計画しており、その際に中間駅として、当駅に乗り入れる計画が構想されていた[7]。しかし、費用対効果が低いとして、2019年9月にこの計画は中止となった[8]。
→詳細は「千葉都市モノレール稲毛駅・稲毛海岸駅への延伸構想」を参照
歴史
- 1899年(明治32年)9月13日:総武鉄道幕張 - 千葉間に開業[1]。旅客・貨物の取り扱いを開始。
- 1907年(明治40年)9月1日:鉄道国有法により買収され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1960年(昭和35年)10月1日:稲毛駅東口開設[1]促進会の働き掛けにより東口完成。
- 1978年(昭和53年)3月31日:貨物扱いを廃止[1]。
- 1981年(昭和56年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱いを廃止[10]。
- 1986年(昭和61年)3月20日:国鉄がみどりの窓口を開設[11]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[12]。
- 1993年(平成5年)6月19日:自動改札機を設置し、供用開始[13]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2003年(平成15年)9月3日:「めり~な稲毛」が全面改装されて「ペリエ稲毛」に店名変更される[14][15]。
- 2006年(平成18年)3月:エスカレーター・エレベーターを設置。
- 2013年(平成25年)11月22日:駅ナカ商業施設「ペリエ稲毛」の食品館(フードスクエア)がリニューアル[16]。
- 2014年(平成26年)4月25日:駅ナカ商業施設「ペリエ稲毛」のコムスクエアがリニューアル[17]。
- 2018年(平成30年)3月31日:この日をもってびゅうプラザが営業を終了[18]。
- 2022年(令和4年)
- 2025年(令和7年)6月21日:1・2番線(総武線各駅停車)ホームでスマートホームドアの使用を開始[21]。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅である[1]。Suica対応自動改札機、指定席券売機、話せる指定席券売機[2][3]が設置されている。また、千葉統括センター所属の直営駅(管理駅)として新検見川駅を管理している。
同線は千葉駅 - 幕張車両センター間の回送線も兼ねており、房総地区のみで運用される209系2000番台・2100番台やE131系の回送列車が当駅を頻繁に通過する。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 中央改札(2019年12月)
- ペリエ稲毛改札(2019年12月)
- コンコース(2019年12月)
- 1・2番線(各駅停車)ホーム(2024年5月)
- 3・4番線(快速)ホーム(2024年5月)
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利用状況
要約
視点
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は45,164人である[JR 1]。JR東日本管内の駅では高円寺駅に次いで第97位であるが、総武快速線の駅では新日本橋駅、馬喰町駅に次いで3番目に少ない。
1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員(1900年代 - 1930年代)
年度[備考 1]全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めている。
年度別1日平均乗車人員(1953年 - 2000年)
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
- 備考
- 1900年・1901年・1905年・1906年については1月 - 12月の暦年
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駅周辺
千葉市の条例により、当駅周辺の多くが路上喫煙禁止区域になっている。
駅舎内の施設(駅ナカ・駅ビル)
駅ナカ商業施設として「ペリエ稲毛」があり[注釈 2]、専用の改札口が併設されている。
専用の改札口側にコムスクエア1、コムスクエア2(生活利便館)、中央改札口側の駅コンコース向かいにフードスクエア(食品館)が隣接している[22]。
東口

- イオン 稲毛店[1]
- みずほ銀行 稲毛支店
- 京葉銀行 稲毛支店
- 千葉興業銀行 稲毛支店
- 稲毛区役所[1]
- 稲毛図書館
- 千葉市立小中台小学校
- 千葉市立千葉高等学校
- 千葉県立京葉工業高等学校
- 千葉県立千葉女子高等学校
- 敬愛学園高等学校[1]
- 敬愛大学[1]
- 放射線医学総合研究所[1]
- 茗溪塾稲毛教室
西口
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バス路線
要約
視点
東口
穴川十字路・スポーツセンター方面(京成バス、京成バス千葉イースト)や、スカイタウン・平和交通本社・にれの木台方面(平和交通)へのバスが発着している。また、京成バス千葉イーストと東京空港交通の共同運行便である羽田空港 - 稲毛駅・四街道地区の空港リムジンバスと京成バスと京成バス千葉イーストが運行する成田空港 - 稲毛駅・千葉みなと駅の空港リムジンバス(千葉成田線)も発着する。
西口
美浜区各方面へのバス(京成バス千葉セントラル、あすか交通、京成バス千葉イースト)が発着している。
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隣の駅
※当駅から津田沼駅の距離は、総武快速線の中で最も長い。
脚注
関連項目
外部リンク
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