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航空保安管制群

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航空保安管制群
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航空保安管制群(こうくうほあんかんせいぐん、英称:Air Traffic Control Service Group)は、東京都府中市府中基地に所在する、航空支援集団の隷下部隊である。

概要 航空保安管制群 Air Traffic Control Service Group, 創設 ...

概要

航空保安管制群は、本部を府中基地に置き、司令は1等空佐をもって充てられている。移動管制隊をふくめ18個管制隊及び飛行管理隊、飛行情報隊を隷下に有する。各管制隊は飛行場ごとに設置され、航空交通管制業務(飛行場管制、進入/ターミナル・レーダー管制、着陸誘導管制)を行い、飛行管理隊は運航情報、航空機移動情報等の処理、飛行情報隊はノータム(NOTAM)、飛行情報出版物(航空路図誌等)の編集等を行っている[1][2]

主に航空自衛隊が所管するレーダーサイト・管制空域に対する管制を行う。洋上管制については海上自衛隊航空管制隊の所管となる。

また、新千歳空港北海道)、三沢空港青森県)、茨城空港茨城県)、小松空港石川県)、県営名古屋空港愛知県)、米子鬼太郎空港鳥取県)では、航空自衛隊の航空機だけでなく、民間航空会社の旅客機に関しても航空自衛官が航空交通管制業務を行っている[1]

加えて、国土交通省航空局航空交通管理センター)に連絡官を派遣し、防衛省を代表して官(防衛省)・軍(米軍)・民(民間)それぞれの空域の調整等を行う[3]

1989年の航空支援集団設置に伴い、現在の名称となった。前身の航空保安管制気象群は1957年の設立である。

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沿革

  • 1957年(昭和32年)
  • 1958年(昭和33年)
    • 1月16日 - 岐阜管制分遣隊を編成。
    • 8月1日 - 静浜、小牧管制分遣隊を編成。矢の目、入間川、板付管制分遣隊を仙台、入間、春日管制分遣隊に改編。
    • 10月1日 - 飛行点検隊を府中に編成(10月4日、美保基地へ移動)。木更津管制分遣隊を編成。
    • 12月1日 - 気象業務隊及び気象通信隊を府中に、飛行管理隊を入間に編成。
  • 1959年(昭和34年)6月1日 - 部隊改編。
  1. 各管制分遣隊を管制隊に改編。
  2. 飛行点検隊が木更津基地へ移動。
  3. 仙台管制分遣隊を廃止。
  • 1960年(昭和35年)8月1日 - 臨時芦屋管制隊を編成。
  • 1961年(昭和36年)
    • 2月1日 - 小松管制隊を編成。臨時芦屋管制隊を芦屋管制隊に改編。
    • 7月15日 - 航空保安管制気象群が廃止、「保安管制気象団」が新編。隷下部隊として「保安管制群」が設置。
  • 1963年(昭和38年)12月16日 - 宇都宮管制隊を廃止。
  • 1964年(昭和39年)8月1日 - 小月管制隊を廃止。
  • 1965年(昭和40年)11月20日 - 百里管制隊を編成。
  • 1969年(昭和44年)4月1日 - 木更津管制隊を廃止。
  • 1971年(昭和46年)10月1日 - 気象通信隊が気象群隷下に編入。
  • 1972年(昭和47年)10月11日 - 臨時那覇管制隊を編成。
  • 1973年(昭和48年)10月16日 - 飛行情報隊を府中に編成。臨時那覇管制隊を那覇管制隊に改編。
  • 1989年(平成元年)3月16日 - 航空救難団、輸送航空団、保安管制気象団などを改編・統合して「航空支援集団」が新編。保安管制群が「航空保安管制群」に改編。
  • 2003年(平成15年)3月27日 - 移動管制隊を百里に編成。
  • 2004年(平成16年)12月1日 - 名古屋飛行場の管制業務の一部を国土交通省から移管されたため、小牧管制隊を新編。
  • 2013年(平成25年)4月1日 - 航空保安管制群本部が入間基地から府中基地へ移転。
  • 2018年(平成30年)3月27日 - 飛行管理隊が入間基地から府中基地へ移転。
  • 2019年(令和元年)10月1日 - 無事故管制3,000万回達成[4]
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部隊編成

主要幹部

さらに見る 官職名, 階級 ...
さらに見る 代, 氏名 ...


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脚注

関連項目

外部リンク

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