鋼の錬金術師
日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
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『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし、英題:FULL METAL ALCHEMIST)は、荒川弘による日本の漫画作品。また、それを原作とした派生作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス[注 1])にて、2001年8月号から2010年7月号まで連載された。全108話。同年10月号には番外編が掲載された。略称は、『ハガレン』[1][2]。
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鋼の錬金術師 | |||
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ジャンル | 少年漫画、ダーク・ファンタジー バトルアクション、スチームパンク テクノスリラー、冒険 | ||
漫画 | |||
作者 | 荒川弘 | ||
出版社 | エニックス →スクウェア・エニックス | ||
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レーベル | ガンガンコミックス ガンガンコミックスデラックス(完全版) | ||
発表号 | 2001年8月号 - 2010年7月号 | ||
巻数 | 全27巻 完全版:全18巻 | ||
話数 | 全108話 | ||
その他 | ガイドブック全3巻 ガイドブック番外編全1巻 キャラクターガイド全1巻 ノベライズ文庫版全6巻 ゲームノベライズ文庫版全4巻 コンビニコミック版全3巻 | ||
関連作品 | |||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
2019年4月時点で国外累計発行部数は1640万部を[3]、2021年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数は8000万部をそれぞれ突破し[4]、SQUARE ENIX発行のコミックスとしては最高記録となっている[5]。
連載終了から7年後にあたる2017年6月12日更新分からガンガンONLINEにてリバイバル連載がスタートした[6]。
錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー漫画(作品の帯などでは「ダーク・ファンタジー」であるとされる)。物語の世界は、19世紀の産業革命期のヨーロッパを題材にしている。ダーク・ファンタジーがテーマとなる漫画作品であるにもかかわらず、世界観などの雰囲気が暗くなりすぎないイベントシーンなどに評価が高く、エニックスお家騒動により主要作品を次々と失って低迷していた『月刊少年ガンガン』の売上・発行部数にも貢献し、連載終了後は月刊少年ガンガンの発行部数が大幅に急落するなど、反響が大きかった作品ともいえる。また、連載終了時点で『月刊少年ガンガン』の連載中作品の中では最長連載された作品である[注 2]。
最終回が掲載された2010年7月号は、通常の2割増しの発行部数であったにもかかわらず完売(スクウェア・エニックス発表)したため、最終回が同年9月号にも再び掲載されるという異例の事態となった[注 3]。また、最終巻の27巻は初版発行部数152万部を記録し、SQUARE ENIXのコミックとしては史上最高記録となった。
公式でもよく用いられる略称は「ハガレン」。また、英語版タイトルの「Fullmetal Alchemist」(2009年アニメシリーズの副題にもなっている)の頭文字を取って「FA」、「FMA」と呼ばれることもある。「Fullmetal」という語は和製英語であり、本来は「Full Metal」と分けて表記する。
幼少期から錬金術を学んでいた兄エドワード(エド)と弟アルフォンス(アル)のエルリック兄弟は、流行り病で亡くなった母を生き返らせるため、人体錬成という禁忌を犯す。しかし母の錬成には失敗し、「対価」としてエドは左足を、アルは全てを失うが、エドは自らの右腕を対価にアルの魂だけを取り戻す。その反動で「真理の扉」の前に飛ばされたエドは「『世界』『宇宙』あるいは『神』あるいは『真理』あるいは『全』あるいは『一』」と名乗る者に会う。
エドは右腕と左足を機械鎧で補い、アルは鎧を新たな体として生きることとなる。アメストリス国の「国家錬金術師」の資格を取ったエドは鋼の二つ名を与えられる。兄弟は「対価」として失った肉体を取り戻すため、錬金術の万能素材賢者の石を探して旅立つ。
旅の途中、焔の錬金術師の二つ名を持つ軍人ロイ・マスタング大佐や彼の部下たちに助けられ、またある時は錬金術師を狙う謎の男・傷の男(スカー)やホムンクルスのラスト、グラトニー、エンヴィーとの戦いを繰り広げることになる。そんな中、賢者の石について探っていたマスタング大佐の部下ヒューズ中佐が真相に気づき、しかし口封じにエンヴィーに殺害される。
やがてエドたちは賢者の石の研究者の研究資料を入手し解読するが、賢者の石の材料が大量の生きた人間であると知って愕然とし、肉体を取り戻すのに賢者の石は使わないと誓う。
他方、マスタング大佐はホムンクルスたちとの戦いを経て、大総統キング・ブラッドレイがホムンクルスだと気づき、軍そのものが陰謀に巻き込まれていると推測する。
エルリック兄弟はホムンクルスを作ったお父様に会い、恐ろしい陰謀が張り巡らされていることに気付く。アメストリス国の全体に密かに「国土錬成陣」が仕掛けられており、アメストリス国そのものを犠牲にする錬金術が、お父様やその手先であるブラッドレイによって長い時間をかけて準備され、後は決行日たる「約束の日」を待つばかりとなっていた。しかし兄弟より以前からお父様の陰謀を知り、その計画を阻止しようとする者たちもいた。行方不明だったエルリック兄弟の父ヴァン・ホーエンハイムと、その協力者たちである。エルリック兄弟、スカー、マスタング、オリヴィエ少将、皇位継承のため賢者の石を求めて東方から来た錬丹術師のリンやメイなどが手を組み、お父様を迎え撃つこととなる。
「約束の日」、お父様は人柱として「真理の扉」を見た錬金術師5人、エルリック兄弟、兄弟の師匠イズミ・カーティス、ホーエンハイム、マスタング大佐を集める。その後アメストリス全土を覆う皆既日食に合わせて国土錬成陣を発動させ、アメストリス国民全員の魂を犠牲に、お父様は神の力を手に入れる。ホーエンハイムたちによる錬丹術を用いた逆転の錬成陣により、アメストリス国民の魂は取り戻されたものの、お父様は神の力を手に入れたままで、それを維持するには賢者の石、すなわち生きた人間の魂を消費する必要があった。
お父様とエドたちの激しい戦いの最中、暴走を始めた神の力を抑え込むべくお父様は、身動きの取れなくなったエドへ迫る。それを見たアルは、自分の魂を対価にエドの失った右腕を再生させ、エドに反撃の力を与えた。そして神の力が不安定になっていたお父様との戦いの末、エドはお父様を撃破する。それらの戦いは、表向きはアメストリス軍上層部の暴走と言う形で決着した。そしてエドは最後の錬成を行い、自身の錬金術の能力(真理の扉)を対価に、アルの全てを取り戻す。
戦いが終わり、故郷に戻ったエルリック兄弟は、多くの犠牲者に報いるべく、新しい錬金術の在り方を模索すると決める。アルは錬丹術を学ぶため東方へ、エドはさらに錬金術を研究するため西方へ旅立った。
登場する暦は、特別な記載が無い限りアメストリス国で使われている大陸暦である。
この物語の舞台となる国。人口5000万人。1558年ごろに建国され、戦争によって徐々に領土を拡大した。現在はほぼ円形に近い形をしており、中央と東西南北の5つのエリアが存在する。主要な機関はセントラルに一極集中している。また、文字表記は英語となっている。
大陸の内陸部に位置し、東西南北それぞれにシン、クレタ、アエルゴ、ドラクマという国と隣接する。ただ、シンとの間には東の大砂漠があるため、厳密に隣接しているとは言い難い。
「アメストリス」という国名の由来は実在した人物で、紀元前ペルシアの王クセルクセス1世の后アメストリスから取られている。また作中に出てくる「クセルクセス」は、この王の名前が由来である。
「お父様」が「星の真理」を得るために建国した国であり、頻発する内外での紛争や領土拡大は全て国土錬成陣の完成のためのものである。
ヨーロッパをモデルにしており、イメージは産業革命期頃のイギリス[10]。
初回特装版も刊行されたものについては「ISBN(初回限定特装版)」に記載。
巻末とカバーを外したコミックス本体には描き下ろしのおまけ漫画が収録されている。またカバーを外したコミックス本体の背表紙には、その巻に収録された話において死亡した人物や生物が昇天する様子が描かれている(ごく一部に例外がある)。
巻数 | 初版発行日 | 発売日 | ISBN | ISBN(初回限定特装版) |
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1 | 2002年2月22日 | 2002年1月22日[11] | 4-7575-0620-1 | - |
2 | 2002年6月22日 | 2002年5月22日[12] | 4-7575-0699-6 | - |
3 | 2002年10月22日 | 2002年9月21日[13] | 4-7575-0791-7 | - |
4 | 2003年2月22日 | 2003年1月22日[14] | 4-7575-0855-7 | - |
5 | 2003年7月22日 | 2003年6月21日[15] | 4-7575-0966-9 | - |
6 | 2003年11月22日 | 2003年10月22日[16] | 4-7575-1047-0 | 4-7575-1048-9 |
7 | 2004年4月22日 | 2004年3月22日[17] | 4-7575-1165-5 | 4-7575-1148-5 |
8 | 2004年8月22日 | 2004年7月22日[18] | 4-7575-1230-9 | - |
9 | 2004年12月22日 | 2004年11月22日[19] | 4-7575-1318-6 | - |
10 | 2005年4月11日 | 2005年3月11日[20] | 4-7575-1386-0 | - |
11 | 2005年8月22日 | 2005年7月22日[21] | 4-7575-1496-4 | - |
12 | 2005年12月22日 | 2005年11月21日[22] | 4-7575-1573-1 | 4-7575-1549-9 |
13 | 2006年4月22日 | 2006年3月22日[23] | 4-7575-1638-X | 4-7575-1619-3 |
14 | 2006年8月22日 | 2006年7月22日[24] | 4-7575-1719-X | 4-7575-1695-9 |
15 | 2006年12月22日 | 2006年11月22日[25] | 4-7575-1812-9 | - |
16 | 2007年4月22日 | 2007年3月22日[26] | 978-4-7575-1965-7 | - |
17 | 2007年9月11日 | 2007年8月11日[27] | 978-4-7575-2064-6 | - |
18 | 2008年1月22日 | 2007年12月22日[28] | 978-4-7575-2175-9 | 978-4-7575-2127-8 |
19 | 2008年4月22日 | 2008年3月22日[29] | 978-4-7575-2237-4 | - |
20 | 2008年9月22日 | 2008年8月22日[30] | 978-4-7575-2353-1 | - |
21 | 2009年1月22日 | 2008年12月22日[31] | 978-4-7575-2439-2 | - |
22 | 2009年5月11日 | 2009年4月11日[32] | 978-4-7575-2538-2 | - |
23 | 2009年9月12日 | 2009年8月12日[33] | 978-4-7575-2602-0 | - |
24 | 2010年1月22日 | 2009年12月22日[34] | 978-4-7575-2742-3 | - |
25 | 2010年5月22日 | 2010年4月22日[35] | 978-4-7575-2840-6 | - |
26 | 2010年9月12日 | 2010年8月12日[36] | 978-4-7575-2929-8 | - |
27 | 2010年12月22日 | 2010年11月22日[37] | 978-4-7575-3054-6 | - |
巻数 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 2011年6月22日[38] | 978-4-7575-3279-3 |
2 | 2011年6月22日[39] | 978-4-7575-3280-9 |
3 | 2011年7月22日[40] | 978-4-7575-3286-1 |
4 | 2011年7月22日[41] | 978-4-7575-3287-8 |
5 | 2011年8月22日[42] | 978-4-7575-3325-7 |
6 | 2011年9月22日[43] | 978-4-7575-3367-7 |
7 | 2011年10月22日[44] | 978-4-7575-3390-5 |
8 | 2011年11月22日[45] | 978-4-7575-3411-7 |
9 | 2011年12月22日[46] | 978-4-7575-3439-1 |
10 | 2012年1月21日[47] | 978-4-7575-3478-0 |
11 | 2012年2月22日[48] | 978-4-7575-3505-3 |
12 | 2012年3月22日[49] | 978-4-7575-3522-0 |
13 | 2012年4月21日[50] | 978-4-7575-3554-1 |
14 | 2012年5月22日[51] | 978-4-7575-3592-3 |
15 | 2012年6月22日[52] | 978-4-7575-3623-4 |
16 | 2012年7月21日[53] | 978-4-7575-3663-0 |
17 | 2012年8月22日[54] | 978-4-7575-3692-0 |
18 | 2012年9月22日[55] | 978-4-7575-3729-3 |
巻数 | サブタイトル | 発行日 | ISBN |
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1 | 二人の錬金術師 | 2009年5月 | 978-4-7575-2555-9 |
2 | 賢者の石 | 2009年5月 | 978-4-7575-2556-6 |
3 | 天国の扉 | 2009年6月 | 978-4-7575-2559-7 |
4 | 王の眼 | 2017年12月 | 978-4-7575-5575-4 |
5 | 生贄の羊 | 2017年12月 | 978-4-7575-5576-1 |
6 | 名前の無い墓 | 2017年12月 | 978-4-7575-5577-8 |
7 | 二人の強欲 | 2018年1月 | 978-4-7575-5612-6 |
8 | 背徳の錬金術師 | 2018年1月 | 978-4-7575-5613-3 |
9 | 始まりの人造人間 | 2018年2月 | 978-4-7575-5647-8 |
10 | フラスコの中の小人 | 2018年2月 | 978-4-7575-5648-5 |
11 | 不死の軍団 | 2018年3月 | 978-4-7575-5685-0 |
12 | 底無しの強欲 | 2018年3月 | 978-4-7575-5686-7 |
13 | 5人目の人柱 | 2018年4月 | 978-4-7575-5706-2 |
14 | 最後の戦い | 2018年4月 | 978-4-7575-5707-9 |
名称 | 発売日 | ISBN |
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鋼の錬金術師1 砂礫の大地 | 2003年2月28日[56] | 4-7575-0871-9 |
鋼の錬金術師2 囚われの錬金術師 | 2003年9月26日[57] | 4-7575-1029-2 |
鋼の錬金術師3 白い花の舞う谷 | 2004年4月30日[58] | 4-7575-1198-1 |
鋼の錬金術師4 遠い空の下で | 2004年10月29日[59] | 4-7575-1315-1 |
鋼の錬金術師5 それぞれの絆 | 2005年6月30日[60] | 4-7575-1471-9 |
鋼の錬金術師6 新たなはじまり | 2007年3月22日[61] | 978-4-7575-1984-8 |
映画ノベライズ「鋼の錬金術師」 | 2017年12月5日[62] | 978-4-7575-5544-0 |
名称 | 発売日 | ISBN |
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鋼の錬金術師 翔べない天使 | 2004年7月30日[63] | 4-7575-1247-3 |
鋼の錬金術師2 赤きエリクシルの悪魔 | 2004年12月24日[64] | 4-7575-1345-3 |
鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 | 2005年11月21日[65] | 4-7575-1570-7 |
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 暁の王子-黄昏の少女 | 2010年4月22日[66] | 978-4-7575-2866-6 |
名称 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|
鋼の錬金術師 パーフェクトガイドブック | 2003年11月28日[67] | 4-7575-1092-6 |
鋼の錬金術師 パーフェクトガイドブック2 | 2005年4月28日[68] | 4-7575-1426-3 |
鋼の錬金術師 ハガレン研究所DX | 2004年9月30日[69] | 4-7575-1270-8 |
劇場版 アニメ鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 シナリオブック | 2005年7月22日[70] | 4-7575-1489-1 |
鋼の錬金術師 キャラクターガイド | 2009年5月29日[71] | 978-4-7575-2574-0 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST OFFICIAL GUIDEBOOK | 2009年8月12日[72] | 978-4-7575-2638-9 |
鋼の錬金術師 パーフェクトガイドブック3 | 2009年10月10日[73] | 978-4-7575-2713-3 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST OFFICIAL GUIDEBOOK 2 | 2009年12月22日[74] | 978-4-7575-2740-9 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST OFFICIAL GUIDEBOOK 3 | 2010年4月22日[75] | 978-4-7575-2841-3 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST OFFICIAL GUIDEBOOK 4 | 2010年8月12日[76] | 978-4-7575-2952-6 |
鋼の錬金術師 CHRONICLE | 2011年7月29日[77] | 978-4-7575-3249-6 |
鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 OFFICIAL MEMORIAL FANBOOK | 2012年1月31日[78] | 978-4-7575-3470-4 |
名称 | 発売日 | ISBN |
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TVアニメーション 鋼の錬金術師 ART BOOK | 2004年6月30日[79] | 4-7575-1227-9 |
TVアニメーション 鋼の錬金術師 ART BOOK 2 | 2004年12月22日[80] | 4-7575-1330-5 |
TVアニメーション 鋼の錬金術師 ART BOOK 3 | 2005年12月22日[81] | 4-7575-1598-7 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIS POSTCARD BOOK | 2009年12月22日[82] | 978-4-7575-2741-6 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIS POSTCARD BOOK 2 | 2010年8月12日[83] | 978-4-7575-2951-9 |
TV ANIMATION 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 原画集 | 2010年11月22日[84] | 978-4-7575-3046-1 |
鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 原画集 | 2012年1月31日[85] | 978-4-7575-3468-1 |
荒川弘イラスト集 鋼の錬金術師 | 2017年9月15日[86] | 978-4-7575-5497-9 |
鋼の錬金術師 4コマ | 2017年11月22日[87] | 978-4-7575-5521-1 |
名称 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|
鋼の錬金術師ブックインフィギュアRED | 2004年12月17日 | 4-7575-1269-4 |
鋼の錬金術師ブックインフィギュアBLUE | 2005年8月10日 | 4-7575-1423-9 |
テレビアニメシリーズが2作、アニメ映画が2作ある。いずれもボンズが制作、毎日放送(MBS)とアニプレックスが製作している。
第1作目は2017年12月1日に公開[88]。主演は山田涼介(Hey! Say! JUMP)[89]。完結編となる2部作の『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー / 最後の錬成』は2022年5月20日と6月24日に連続公開[90]。
2023年3月、初の舞台化作品が上演予定[91]。タイトルは、舞台『鋼の錬金術師』。主演のエドワード・エルリック役には一色洋平、廣野凌大が約4か月に渡るオーディションの末、ダブルキャストとして抜擢された。脚本・演出は石丸さち子。[92]大阪公演は新歌舞伎座、東京公演は日本青年館ホールにて上演予定[93]。
時期によって設定が異なるため、分けて説明する。
傾向としては原作よりもアニメ(2003年)のストーリー展開や設定に沿っている(もう1つの劇場版と宣伝された『神を継ぐ少女』など)。しかしながら、当初2003年アニメ版のハイドウ村(マウロのいた村)からセントラルシティへ向かう途中の話とされた第1作『翔べない天使』が、後に第3作「神を継ぐ少女」予約特典ブックレット「PS2鋼の錬金術師大全」で原作の第9話と第10話の間(同じハイドウ村からセントラルシティへ向かう途中である)と説明されたように、時期によって説明が異なる場合もある。また、第2作『赤きエリクシルの悪魔』ではリゼンブールを通り、ゴーレム事件を解決後、終盤のシーンで「翔べない天使」のガンツ・ブレスローが登場している。
ゲームオリジナルキャラクターに関しては、上記のように傾向として2003年のアニメ版に沿うため「鋼の錬金術師の登場人物一覧 (アニメ)」を参照のこと。
全年齢対象が多いが、『鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女』のみCERO12(12歳以上対象)指定となっている。
内容としては原作(もしくは2009年のアニメ版)に沿っている。「暁の王子」「黄昏の少女」は前・後編。エルリック兄弟が北部へ向かう(原作16巻)直前のストーリー。
ゲームオリジナルキャラクターに関しては、鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTを参照のこと。
全年齢対象の多かった前作に比べて、CERO:B(12才以上対象)以上のものが多くなった。また、「約束の日へ」はCERO:C(15才以上対象)。
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