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青木涼子
日本の音楽家、能声楽家 ウィキペディアから
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青木 涼子(あおき りょうこ)は、日本の音楽家、能声楽家。現代音楽の作曲家と能の声楽である「謡」を素材にした新曲を発表している。父は建築家の青木茂[1]。再従兄弟に芥川賞作家の小野正嗣[2]。
来歴
大分県佐伯市出身[3]。14歳より能の稽古を始める[4]。東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。東京藝術大学音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程修了。平成27年度文化庁文化交流使。[5] 2019年第11回「創造する伝統賞」(公益財団法人日本文化藝術財団)受賞。[6]
作曲家が作曲した「謡」のための新曲の公演活動を行っている。今までに50人を超える現代音楽の作曲家が楽曲を提供。ペーテル・エトヴェシュ、ステファーノ・ジェルヴァゾーニ、細川俊夫などの作曲家による現代音楽作品の初演、オーケストラとの共演、オペラ出演などを行う。
2010年より世界の作曲家に能声楽の新曲を委嘱するシリーズ「現代音楽×能」を主催している。
コロナ禍の2020年5月より世界の演奏家とリアルタイムにリモート演奏するYouTubeライブ「能声楽奉納」を開催した。
テアトロ・レアル王立劇場にてオペラ出演。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ミュンヘン室内管弦楽団などのオーケストラと共演。パリの秋芸術祭、ムジークフェストベルリン、バルトーク・フェスティバルへの参加や、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリ、ケルン・フィルハーモニーなどのホールに出演している。[5]
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人物
- ロンドン大学では研究者を志し「女性と能」についての博士論文を執筆、博士号(Ph.D)を取得した[9]。
- ザルツブルク音楽祭やパリ・オペラ座の総裁を歴任したジェラール・モルティエに見出され、2013年モルティエが当時総裁を務めていたテアトロ・レアル王立劇場にヴォルフガング・リーム《メキシコの征服》(ピエール・オーディ演出)のマリンチェ役でデビューを果たした[10]。
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CD
- 青木涼子「能×現代音楽」コジマ録音 (ALCD-98)
主な出演
公演
- 2017/12/1 パリの秋芸術祭にて、マティアス・ピンチャー指揮アンサンブル・アンテルコンタンポランと共に細川俊夫のオペラ《二人静ー海から来た少女ー》(原作:平田オリザ)を世界初演。その後ケルンフィルハーモニーにて再演[17]。
- 2018/1/12 フィレンツェ五月音楽祭劇場にて、ヴォルフラム・クリスト指揮フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共にフェデリコ・ガルデッラ「Two Souls」を世界初演[18]。
- 2018/2/1 コンセルトヘボウにて、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と共に 馬場法子「ハゴロモ・スイート」をヨーロッパ初演[19]。
- 2019/1/27 ヨーテボリにて、ペーテル・エトヴェシュ指揮Gageego! Ensembleと共にペーテル・エトヴェシュ「くちづけ」を世界初演。その後、東京文化会館、ポルトのカーサ・ダ・ムジカ、マドリードの国立音楽堂、ベルリン・フィルハーモニー、ケルン、ブダペストにて再演[20]。
雑誌
テレビ
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脚注
外部リンク
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