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1955年のテレビ (日本)

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1955年のテレビ(1955ねんのテレビ)では、1955年昭和30年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

主なできごと

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東京都内に建つNHK・日本テレビ・ラジオ東京の電波塔が並ぶ写真を交えた朝日新聞(東京本社版)の記事(1月7日付)

4月1日、ラジオ東京(後の東京放送(TBS))がテレビ放送を開始(後のTBSテレビ呼出符号:JOKR-TV[注 1]

コールサインもNHKと同様に、ラジオのそれの後に " -TV " が付く、日本の民放にて、初のテレビ・ラジオ兼営局が誕生。尚世間一般では、新聞のテレビ欄表記から「KRテレビ」(ケイアールテレビ、略称「KRT」)や「ラジオ東京テレビ」(ラジオとうきょうテレビ)と呼ばれていた。

3月22日、初代NHKホール(東京・内幸町)が完成、運用開始。

NHKが放送開始30周年に際し、当時のNHK東京放送会館に隣接してオープン。以降、2代目のNHKホール1973年に運用を開始するまで、NHKの番組の公開等に使用された。

テレビ番組

技術

この年は、NHK放送技術研究所で開発されたハンディーカメラや、同技研製による国産イメージオルシコン撮像管を導入したテレビカメラが実用化されている。又、同研究所にて、NTSC方式のカラーテレビ受信機の試作品を完成している。

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できごと

1月
  • 2日 - NHK日本テレビ、皇居広庭からの『新年参賀風景』の中継にて、NHKと民放との初の共同制作を行う[1]
  • 20日 - NHK、自主制作による短編文化映画『悲喜交々』放送。同映画は後に1954年度の日本映画技術賞受賞[1][2]
2月
3月
  • 5日
    • テレビ受信契約数が5万を突破する[1]
    • NHK、最新映画の話題作を紹介する『映画サロン』放送開始。第1回は、翌日封切の東映映画『息子の縁談[4]が取り上げられた[1][5]
  • 16日 - ラジオ東京、翌月のテレビ開局に備え、テレビニュース・短編映画を製作する「東京テレビ映画株式会社」を設立[1][6]
  • 22日 - NHKが放送開始30周年記念式典挙行。その際に、当時のNHK東京放送会館に隣接して、初代の「NHKホール」の落成披露が行われる(2025年現在のNHKホールは2代目で、1972年に完成、翌年から運用を開始している)[1]
    • この落成披露の記念番組として、『邦楽舞踊名流会』と『N響特別演奏会』が、共にテレビ・ラジオ同時で放送された[7][8]
4月
5月
6月
  • 1日 - KRテレビ、自社専用の街頭テレビ第1期77箇所の設置を完了[10]
  • 11日 - NHKの東京放送会館の新館が落成(第1期工事)、同内にテレビ専用スタジオを2つ設置、運用を開始[1]
  • 17日 - 民放連、放送基準に「考査細則」を加え、「取扱い要領」を明示する[1]
7月
  • 2日 - KRテレビ、この日に大阪球場で行われた『第5回「プロ野球オールスター戦」第1戦』を、大阪から自社初の遠距離中継を実施して実況生中継[1][6][10]
  • 7日 - NHK、NHK技研製による国産イメージオルシコン撮像管を使用した、テレビカメラの使用を開始[1]
  • 15日 - NHK、名古屋放送会館名古屋市東区に落成、運用開始[1]
  • 18日 - NHK、スイスジュネーヴで実施の、米英仏ソ首脳による「ジュネーヴ4巨頭会談」の現地からの報告による特別番組 『四大国最高会議をめぐって』を放送[1][24]
  • 25日 - NHK、「テロップ」装置の使用を開始[1]
  • 31日 - NHK、東京・田園コロシアムからの『全日本大学男子バレーボール選手権大会決勝戦』の中継[25]にて、NHK技研製の携帯カメラ「ウオーキールッキー」を初使用[1]
8月
  • 5日 - 日本テレビ、秋好馨原作の漫画をドラマ化した連続テレビドラマ『轟先生』放送開始( - 1960年1月25日 出演:古川ロッパ ほか) [1]
  • 20日 - KRテレビ、自社専用の街頭テレビ第2期43箇所の設置を完了[10]
9月
10月
11月
  • 11日 - 電波技術協会、テレビジョン放送機器改善委員会を設置、第1回委員会を開催[1]
  • 15日 - NHKがこの日、自由民主党結成に伴う保守合同関連番組として、『保守新党(自由民主党)結成大会実況』(中央大学講堂からの中継)[32]と『新党発足と今後の政局「自由民主党誕生」』[33]を放送[1]
  • 19日 - 民放連、郵政省にテレビ周波数割り当てに関する要望書を提出[1]
  • 26日 - NHKで東京大阪4元生放送による、この年の文化庁芸術祭参加のドラマ『追跡』放送[34]。この年の芸術祭賞をテレビドラマ番組では初めて受賞する[1]
12月
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開局・放送開始

テレビ番組

テレビドラマ

  • 真昼は考える(NHK)
  • 追跡(NHK、11月26日)
  • 轟先生(日本テレビ)
  • エノケンのアラビアンナイト(日本テレビ)
  • シャープ劇場 のり平のテレビ千一夜(日本テレビ)
  • 山一名作劇場(日本テレビ)
  • 日真名氏飛び出す(KRテレビ)
  • 江戸の影法師(KRテレビ)
  • サザエさん(KRテレビ)

バラエティなど諸分野

報道

  • 東京テレニュース(KRテレビ)

脚注

参考文献

関連文献

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