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2010年のスペイングランプリ (ロードレース)

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2010年のスペイングランプリ (ロードレース)
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2010年のスペイングランプリは、ロードレース世界選手権2010年シーズン第2戦として、4月30日から5月2日までスペインヘレス・デ・ラ・フロンテーラにあるヘレス・サーキットで開催された。当初の予定では第3戦だったが、前週に開催が予定されていた日本グランプリエイヤフィヤトラヨークトルの噴火の影響で10月に延期となったため、開幕戦から3週間のインターバルを挟んでの第2戦として開催された。

概要 レース詳細, MotoGP ...
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概要

要約
視点

125ccクラス

125ccクラス予選では、開幕から2戦連続でマルク・マルケスがポールポジションを獲得、以下ポル・エスパルガロエフレン・バスケスエステベ・ラバトニコラス・テロルと続き、5番手までを地元スペイン勢が占めた[1]

日曜日の決勝レースでは、1周目にポールポジションのマルケスがチャンバーの脱落により転倒リタイヤ[2]。その後レース中盤にかけては上記スペイン勢にドイツのサンドロ・コルテセを加えた5台での集団バトルが展開されたが、終盤にはテロルとエスパルガロの2台が抜け出てマッチレースが展開された。レースが残り4周となったとき、先頭のテロルはエスパルガロに合図を送り意図的に抜かせた。エスパルガロはスパートをかけてテロルを引き離し、キャリア3勝目を挙げた。レース後テロルは、終盤にフロントタイヤの摩耗が激しくなったため転倒のリスクを避けてエスパルガロを先行させたことを明かした[3]。3位にはラバトが続き、開幕戦に続いてスペイン人が表彰台を独占した[4]

Moto2クラス

Moto2クラス予選では、前戦の勝者富沢祥也がセッション序盤にトップタイムをマーク、その後転倒を喫したものの、自身グランプリ初のポールポジションを獲得した[5]

日曜日の決勝では、2周目にトップ争いをしていた富沢がシモーネ・コルシと接触し転倒。富沢のマシンのクランクケースカバーが割れてコース上にオイルが撒かれ、後続のライダーが次々と転倒したため、赤旗が提示されてレースは中断、26周の予定を17周に減算し、始めからレースをやり直すことになった[6]

再レースでは、中盤までは30歳のルーキーケニー・ノエスら6台程度の集団でのトップ争いとなったが、終盤には富沢、トーマス・ルティトニ・エリアスの3台による激しいバトルが展開された。最後は地元エリアスが僅差で勝利を収め、モリワキにグランプリ初優勝をもたらした[7]。富沢は2位に入り、ポイントリーダーの座を維持した。3位にエリアスと同じくモリワキを駆るルティ、トップから0.5秒差の4位にテック3高橋裕紀と続いた[8]

MotoGPクラス

MotoGPクラス決勝では、ポールポジションからスタートしたレプソル・ホンダダニ・ペドロサが2番手のバレンティーノ・ロッシ以下を引き離しリードを築いていたが、レース終盤にかけてペースを上げたホルヘ・ロレンソが22周目にチームメイトのロッシを抜き2位に浮上。ロレンソはその後ペドロサにも追いつき激しいトップ争いを展開、ファイナルラップにペドロサをオーバーテイクし、自身クラス初となる地元GP優勝を遂げた[9]。これで今回のグランプリは、全てのクラスで地元スペイン人ライダーが勝者となった。

ウィニングランの途中でロレンソはマシンを降り、コース脇の池めがけてダッシュし、ヘルメット・ツナギを身につけたまま飛び込み、喜びを表した。その後のインタビューでロレンソは「ツナギがあれほど水を吸って重たくなるとは思ってもいなかった」とコメントした[10]

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MotoGPクラス決勝結果

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Moto2クラス決勝結果

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125ccクラス決勝結果

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前戦
2010年のカタールグランプリ
ロードレース世界選手権
2010年シーズン
次戦
2010年のフランスグランプリ
前回開催
2009年のスペイングランプリ
スペインの旗 スペイングランプリ 次回開催
2011年のスペイングランプリ
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脚注

参考文献

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