トップQs
タイムライン
チャット
視点
Dステ
ウィキペディアから
Remove ads
Dステ(ディーステ)は、ワタナベエンターテインメントに所属する男性若手俳優集団のD-BOYS・D2によって演じられる演劇ユニット公演である。同事務所の社長である渡辺ミキが上演作品すべての総合プロデュースを担っている。
D-BOYS結成3年目の2007年に、「D-BOYS STAGE Vol.1」としてメンバー総出演のオリジナル作品『完売御礼』を上演。同作品のチケットは15分で完売となった[1]。それから毎年の公演を行い、D-BOYSの活動の中心のひとつとなる。D-BOYSを卒業(脱退)したメンバーが出演することもあり、D-BOYS・D2加入以前の者がアンサンブルで出演することもある。
2012年4月上演の10作品目『淋しいマグネット』を区切りとして、正式名称を「D-BOYS STAGE」から現在の「Dステ」と改めた[2][3]。
2012年より、過去の舞台作品の映像観賞とD-BOYS・D2メンバーによるトークを合わせたイベント「DステFES」が開催されている[3][4]。
Remove ads
上演作品
要約
視点
出演者名の後ろの「★」は、主演もしくは主演に相当する配役であることを表す。群像劇の10th「淋しいマグネット」、11th「クールの誕生」、19th「お気に召すまま」については、主演に関する言及はない。
D-BOYS STAGE Vol.1「完売御礼」
D-BOYS STAGE Vol.2「ラストゲーム」
→詳細については「ラストゲーム〜最後の早慶戦〜 (劇作品)」を参照
D-BOYS STAGE Vol.3「鴉〜KARASU〜 04」
→詳細については「鴉 KARASU」を参照
「舞台×コミック」のコラボレーションとして、『鴉 KARASU』(原作:町田一八/作画:柳ゆき助)のタイトルで漫画化されている[5]。
D-BOYS STAGE Vol.3「鴉〜KARASU〜 10」
「鴉〜KARASU〜 04」と同じ演目を、キャストを総入れ替えて上演した[6]。前公演と同じく「Vol.3」とあるが、第4弾公演と数えられている。
D-BOYS STAGE 2010 trial-1「NOW LOADING」
「D-BOYS STAGE 2010」は、メンバーが3組に分かれ、それぞれ違うジャンルの3作品を上演した[7]。
D-BOYS STAGE 2010 trial-2「ラストゲーム」
2008年上演作品の再演で、配役は一新された[8]。本作の早稲田大学野球部主将・笠井和也役は、当初は中村優一が演じる予定であったが直前に降板、初演に引き続き鈴木裕樹が演じることとなった[8][注 4]。
劇中歌「想い」[9]は、2010年12月にD☆DATEのデビューシングル「あと1cmのミライ」のカップリング「想い(D☆DATE Version)」としてCD化された。
D-BOYS STAGE 2010 trial-3「アメリカ」
- 脚本・演出:赤堀雅秋
- 上演期間・会場:
- 2010年9月29日 - 10月3日、本多劇場(全8回)
- 10月19日・20日、名鉄ホール(全2回)
- 10月22日 - 24日、森ノ宮ピロティホール(全4回)
- 10月31日、新潟市民芸術文化会館(全1回)
- 11月3日 - 7日、紀伊國屋ホール(全8回)
- 出演:荒木宏文、加治将樹、鈴木裕樹、柳下大★[11]、山田悠介
- 客演:植松俊介(シャカ)、長田奈麻(ナイロン100℃)、黒田大輔(THE SHAMPOO HAT)、滝沢恵(THE SHAMPOO HAT)、廣川三憲(ナイロン100℃)、ブー藤原(超新塾)
D-BOYS STAGE 2011「ヴェニスの商人」
シェイクスピア時代をふまえた、女性役もすべて男性が演じる「オールメール」という手法を試みた[12]。2011年12月19日にNHK BSプレミアムにて『D-BOYS「ヴェニスの商人」〜イケメン俳優たち&シェイクスピア〜』が放送された。
D-BOYS STAGE 9th「検察側の証人 〜麻布広尾町殺人事件〜」
D-BOYS STAGE 10th「淋しいマグネット」
Dステ 11th「クールの誕生」
- 2012年8月25日・26日、森ノ宮ピロティホール(全3回)
- 9月4日 - 10日、紀伊國屋ホール(全10回)
- 9月12日 - 17日、PARCO劇場(全8回)
Dステ 12th「TRUMP」
→詳細については「TRUMPシリーズ」を参照
初のD2メンバー総出演による作品。本作で(当時の)D-BOYS・D2メンバー全員がDステ出演経験者となった。対の立場の配役を2人1組の役者が交互に演じる「リバースキャスト」を導入し、2つのバージョンを交互に上演した[15][16]。
Dステ 13th「チョンガンネ 〜おいしい人生お届けします〜」
テレビドラマ化(邦題は『僕らのイケメン青果店』)もされた韓国の小劇場ミュージカル作品で[17]、Dステ初のミュージカル作品である[18][19]。
Dステ 14th「十二夜」
Dステ 15th「駆けぬける風のように」
演劇集団キャラメルボックスで上演されている、新撰組の架空志士を主役とした『立川迅助シリーズ』の第4作目を、D-BOYSと演劇集団キャラメルボックスがコラボして上演する[23][24]。渡辺ミキが早稲田大学の演劇サークル「てあとろ50'」において、演劇集団キャラメルボックスの成井豊の1つ上の先輩にあたり、『風を継ぐ者』を見て感動した渡辺が成井に「立川迅助の別の物語が観たい」と成井に告げた。しかし『立川迅助シリーズ』は3部作で完結をしていたが、ふと慶応3年の新撰組をやり残していたことを思い出し、本作を書くことが決まった[25][26]。
Dステ 16th×TSミュージカルファンデーション「GARANTIDO」
Dステでは2作目のミュージカルである。謝珠栄が主宰を務めるTSミュージカルファンデーションの2010年上演の作品を、新たに加筆し上演した。ブラジルの日系移民を描いた作品で、外務省による「日ブラジル外交関係樹立120周年記念事業」として認定された[28][29]。
- 脚本・作詞・振付:謝珠栄
- 原案:小手伸也
- 演出:大谷美智浩
- 上演期間・会場:2015年5月21日 - 26日、東京芸術劇場 プレイハウス / 5月30日 - 31日、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
- 出演:荒井敦史、荒木宏文★[29]、大久保祥太郎、加治将樹[注 7]、高橋龍輝、橋本汰斗、前山剛久、三津谷亮、柳下大★[29]、山口賢貴、山田裕貴
- 客演:マルシア
Dステ 17th「夕陽伝」
『古事記』を題材とした書下ろしの戯曲[30]。本作との「連鎖作品」として、末満健一が演出を手掛ける劇団Patchの公演『幽悲伝』が上演された。
宮本武蔵(完全版)
五反田団初の時代劇として2012年に上演された作品で、この公演にあたり新たに加筆され「完全版」として上演された[32]。五反田団主宰の前田司郎のワークショップに山田裕貴が参加したことがきっかけで、前田とのコラボレーションに至った[33]。「Dステ 18th」として上演されることが発表されたが[34]、この作品は公演タイトルに「Dステ」と付いていない[注 9]。出演者の中で現役のD-BOYSメンバーは主演の山田のみである。
Dステ 19th「お気に召すまま」
「ヴェニスの商人」・「十二夜」に続く、Dステのシェイクスピアシリーズの第3弾。前2作と同様にオールメールの手法で上演され、多くのキャストは一人二役を担当した。オーランドー役は柳下大、ロザリンド役は前山剛久。[35][36]
Dステ 20th「柔道少年」
2014年に韓国で上演されたミュージカル作品の日本版初上演[37]。韓国発ミュージカルの13th「チョンガンネ 〜おいしい人生お届けします〜」と同じく中屋敷法仁が日本版の脚本演出を担当した[38]。舞台は日本に置き換えられている。主演は宮﨑秋人[37][39]。
Remove ads
DVD
- D-BOYS STAGE vol.1 〜完売御礼〜(2007年10月24日、コンテンツリーグ)PCBE-53259
- D-BOYS STAGE vol.2 ラストゲーム(2008年9月24日、コンテンツリーグ)PCBE-53260
- D-BOYS STAGE vol.3「鴉 〜KARASU〜」-04(2009年7月24日、コンテンツリーグ)PCBE-53241
- D-BOYS STAGE vol.3「鴉 〜KARASU〜」-10(2010年1月22日、コンテンツリーグ)PCBE-53242
- D-BOYS STAGE 2010 trial-1「NOW LOADING」(2010年11月17日、ポニーキャニオン)PCBP-11989
- D-BOYS STAGE 2010 trial-2「ラストゲーム」(2011年1月19日、ポニーキャニオン)PCBP-11995
- D-BOYS STAGE 2010 trial-3「アメリカ」(2011年2月16日、ポニーキャニオン)PCBE-11996
- D-BOYS STAGE 2011「ヴェニスの商人」(2011年9月7日、ポニーキャニオン)PCBP-12025
- D-BOYS STAGE 9th 〜検察側の証人〜スピンオフDVD 麻布広尾町殺人事件・全記録(2012年1月18日、ポニーキャニオン)PCBP-12069
- D-BOYS STAGE 10th「淋しいマグネット」Reds(2012年8月1日、ポニーキャニオン)PCBP-52214
- D-BOYS STAGE 10th「淋しいマグネット」Blues(2012年8月1日、ポニーキャニオン)PCBP-52215
- Dステ11th「クールの誕生」(2013年1月16日、ポニーキャニオン)PCBP-52226
- Dステ12th「TRUMP」TRUTH(2013年4月26日、ポニーキャニオン)PCBP-52243
- Dステ12th「TRUMP」REVERSE(2013年4月26日、ポニーキャニオン)PCBP-52244
- Dステ13th「チョンガンネ 〜おいしい人生お届けします〜」(2013年7月17日、ポニーキャニオン)PCBP-52253
- Dステ14th「十二夜」(2013年12月27日、ポニーキャニオン)PCBP-52268
- DステDVD-BOX(2014年3月19日、ポニーキャニオン)PCBP-62130
- Dステ15th「駆けぬける風のように」(2014年12月17日、ポニーキャニオン)PCBP-52307
- Dステ16th×TSミュージカルファンデーション「GARANTIDO」(2015年8月19日、ポニーキャニオン)PCBP-52333
- Dステ17th「夕陽伝」(2016年2月2日、ポニーキャニオン)PCBP-52386
- 宮本武蔵(完全版)(2016年11月16日、ポニーキャニオン)PCBP-52450
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads