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平和 (パチンコ)
日本の東京都台東区にあるパチンコメーカー ウィキペディアから
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株式会社平和(へいわ、英: Heiwa Corporation)は、東京都台東区に本社を置くパチンコ・パチスロメーカー。
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歴史
中島健吉(朝鮮清州生まれ。1937年16歳で来日し[1]、戦後日本国籍取得)は、拓殖大学を卒業後、1949年に群馬県桐生市で「平和商会」の名前でパチンコ機の製造販売を始めた。しかし、連発式パチンコの禁止令に端を発する業界の不況の影響を受け、1955年に約9000万円の負債を抱え倒産した[2]。
翌1956年に「平和物産」(販売部門)・「コミック商会」(製造部門)の2社を設立して復帰。1960年に両社を統合して「東和工業株式会社」[注 2] を設立。1988年8月8日にパチンコ・パチスロメーカー初の株式店頭公開、さらに1991年12月6日には東京証券取引所第二部に上場[3]。そして1997年6月2日には東京証券取引所第一部に上場。
機器のエレクトロニクス化など技術開発を早くから進め、パチンコ業界を20兆円規模の巨大産業に成長させると同時に、長年にわたり業界トップシェアを誇った。
1999年2月にはオリンピア製「スノーキー」を発表し、パチスロに参入。2003年10月、「CRゴルゴ13」からオリンピア製パチンコ(平和BROS)の販売も開始。2005年3月、平和製「雷蔵伝」を発表し、自社でのパチスロ製造を開始する。
2000年のオリンピアとの資本提携後は同社との関係を深め、2007年8月1日付で平和がオリンピアの株式を株式交換方式により取得し、同社を完全子会社化すると共に、従来オリンピアの筆頭株主だった株式会社石原ホールディングスが、平和の大株主である株式会社中島ホールディングス(創業家による資産管理会社)等から株式を取得し、平和の筆頭株主となった。形式的には平和によるオリンピアの買収であるが、事実上は逆にオリンピアによる平和の買収である。なお、2003年に名誉会長に退いていた創業者の中島健吉は、この際に得た株式売却額とほぼ同額の資産約500億円を投じて2008年に平和中島財団[4]を設立している。
2011年、経営の多角化を目的としてゴルフ場運営企業のPGMホールディングスをTOBにより買収し[5]、2015年8月に完全子会社化した[6]。2025年にはアコーディア・ゴルフの全株式を保有している投資会社[注 3]を買収する予定で、手続が完了すれば、国内ゴルフ場の運営数としては国内最大(計321か所)、ゴルフ場の保有数としては世界最多になるとしている[7]。
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特徴
- タイアップ機を多く発売しているのはどのパチンコメーカーにも見られるが、平和は「アントニオ猪木」「ルパン三世」「タイムボカンシリーズ」などのキラーコンテンツを複数抱えており、業績に貢献している。
- 業界古参の会社だけあり、いわゆる「業界初搭載」の機能が多数ある。詳しくは下記機種欄を参照。
- 大当たり中に流れる音楽をリーチ途中から流し、歌い出しと大当たりの開始を合わせたりするなど、演出面でも独自のこだわりを見せる。
バーチャルYouTuber
平和のぱちインフルエンサーとしてバーチャルYouTuberの霧島ハル・霧島ルナが活動している。
パチンコ機種
要約
視点
旧要件機(主要機種)
- 1973年 - 大三元
- 1977年 - 逆転パチンコ(従来の機種とは逆に途中の入賞口がハズレとなる)
- 1981年 - ブラボー(初のデジパチ)、ゼロタイガー(初の羽根モノ)
- 1986年 - ビッグシューター
- 1987年 - レーザースペーシー7
- 1989年 - ブラボーエクシード(業界初の液晶表示)、ザ・トキオ
- 1990年 - 舞羅望極II
- 1991年 - バレリーナ、麻雀物語(業界初のフルカラー液晶搭載)
- 1992年 - ブラボーキングダム
- 1993年 - ダービー物語、綱取物語
- 1994年 - CR黄門ちゃま2、CR名画
- 1995年 - CRミスパチプロ
- 1996年 - レモン牌
- 1997年 - ホー助くん
- 1998年 - CRルパン三世
- 1999年 - CRドルフィンリング(業界初の64ビットCPU搭載)
- 2000年 - CR不二子におまかせ
- 2001年 - CRヤッターマン、CRハッピーハッピー(業界初の3DCG演出)
- 2002年 - CRルパン・ザ・サード
- 2003年 - CRブラボーファイブ(業界初のスキップ機能搭載)、CR笑点、CRゴルゴ13(平和BROSの初参入機)
- 2004年 - CR木枯し紋次郎(業界初の突然確変搭載)
2004年改正規則準拠機
2016年内規準拠機
2018年改正規則準拠機
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パチスロ機種
要約
視点
オリンピアをグループに収めた後、2010年からパチスロの発売は途絶えていたが、2018年の「南国育ち〜蝶々ver〜」(アムテックスブランド)から発売を再開した。
4号機(主要機種)
- 1999年 - スノーキー(初参入機)、ガイキッズ
- 2000年 - ルパン三世、大江戸桜吹雪2
- 2001年 - ゴルゴ13
- 2002年 - 不二子2
- 2003年 - アントニオ猪木という名のパチスロ機、ドロンジョにおまかせ
- 2004年 - アントニオ猪木自身がパチスロ機、主役は銭形
- 2005年 - 雷蔵伝(初の自社生産機)、麻雀物語2
5号機
※ ○印付きの機種は、平和BROSブランドでの発売
6号機 - 6.5号機
スマスロ
製造:無印 - 平和、AM - アムテックス、OE - オリンピアエステート、OL - オリンピア
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株式会社アムテックス
要約
視点
1986年設立の関連会社。設立当初はパチンコ関連の基礎研究を目的とした「アムテックス研究所」だったが、後にパチンコ機の開発にも参入。主に羽根モノ・権利物系のパチンコ機を取り扱う。
- 機種一覧
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主な提供番組
- ロンドンハーツ(テレビ朝日系列、火曜21時枠、2009年10月 - ) ※前後半交代枠(各社扱い)の一社として提供
- 秘密のケンミンSHOW(読売テレビ制作・日本テレビ系列、木曜21時枠、2010年10月 - )
- ニッポン放送ショウアップナイター・NRNナイター(ニッポン放送)
- Rio RainbowGate!(TOKYO MX、テレビ愛知、毎日放送、BS11)※メイン提供は原作のRioシリーズの開発元であるコーエーテクモウェーブではなくなぜか平和になっている[注 4]。
- 戦国乙女〜桃色パラドックス〜(テレビ東京系列、深夜アニメ枠) ※放送キー局のテレビ東京のみ、地上波のネット局はAC差し替え
- 月曜ドラマ「鈴木先生」(テレビ東京系列、月曜22時枠)※なお、テレ東での同時ネット分での提供枠はシアターGOLD(※前述)に枠を移動している。
- シアターGOLD・海外ドラマ「24」シーズンIV(テレビ東京系列、水曜21時枠、2011年9月まで)
- 雑学王(テレビ朝日系列、ネオバラエティ月曜枠、2011年9月まで)
- シルシルミシル(テレビ朝日系列、ネオバラエティ水曜枠、2011年9月まで)
- やべっちFC(テレビ朝日系列、日曜深夜枠(23-0時台)、2011年9月まで)
- ルパン三世シリーズ(日本テレビ系列)
- ルパン三世 PART4(2015年10月 - 2016年3月)※初回放送時のみ一社提供。実質再放送分は除く。
- ルパン三世 PART6(2021年12月 - )
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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