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PlayStation Move
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが提供するビデオゲームのプレイフォーマットのひとつ ウィキペディアから
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PlayStation Move(プレイステーション ムーヴ)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(略: SIE、旧称: ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE))が提供する、モーションコントローラとカメラを使用するプレイフォーマット[1]。2010年10月21日発売[1]。PlayStation VRのコントローラーのひとつとしても機能する。

概説
PlayStation 3においては、モーションセンサーを搭載した片手用コントローラ「PlayStation Move モーションコントローラ」とカメラを組み合わせて使用し、新たに体感型ゲームの操作を可能としたものである[1]。DUALSHOCKに続く「第2の標準コントローラ」とされた[2]。
PlayStation 4やPlayStation 5においては、「PS Move モーションコントローラー対応」と表示されたPlayStation VRゲームで、PS Moveモーションコントローラーを手に持つことでVR世界内の武器や操縦桿などの役割を果たし、Moveをまるで剣のように振って敵と戦ったり、手にしたMoveでロボットを操縦したりと、より直感的にVRの世界とつながることができる[3]。
基礎技術はEyeToyであり、SCEAで行われていた画像認識の研究から来ている[2]。発売当初は"PlayStation 3 向け周辺機器"と説明されていたが、実は、Move開発の段階から、SCEの研究開発技術者のアントン・ミハイロフらのチームは「未来のヘッドマウント・テクノロジー」(将来SONYが開発するであろうVR装置。当時はまだこの世に存在していなかったSONYの未来のコンシューマ向けVR装置)のコントローラとして使えるように、Moveの仕様を決定したのだという[4]。そして実際、SONYはそのコンシューマ向けVR装置の開発にも成功し、PlayStation MoveはPlayStation VRのコントローラのひとつとしても機能することになった。
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機器構成
要約
視点
- PlayStation Move モーションコントローラ (CECH-ZCM1/CEJH-15018)
- 片手用のスティック型のモーションコントローラ。3軸ジャイロセンサー、3軸加速度センサー、3軸地磁気センサーといくつかのボタンを備える。Bluetoothによる無線で接続。先端に発光する球体「スフィア(光球)」があり、発光色が変えられる。カメラで発光部分を認識することにより、上記のセンサーと共にコントローラの動きを検知する。駆動は乾電池式ではなく繰り返し使用可能なリチウムイオン二次電池を採用。充電はUSBで行う。振動機能付き。ストラップ付属。最大4台まで同時接続できる。
- PlayStation Eye (CEJH-15001/CEJH-15007)
- モーションコントローラやユーザーの動きを検知する。撮影画像から顔面認識も可能なので、モーションコントローラの位置情報と相まって逆運動学によって上半身の位置を推測しゲームに応用できる[5]。ユーザー自身や周囲の環境を撮影することにより、拡張現実の表現を可能にする。torneの同時録画機能を使用すると安定を欠くことがある。
- PlayStation Move モーションコントローラ (CECH-ZCM2)
- PlayStation 4 (PS4) 専用。USB端子がminiBからmicroBに変更された。
- PlayStation Camera (CUH-ZEY1J/CUH-ZEY2J)
- PS4ではPlayStation Eyeの代わりにこちらを使用する。特にPlayStation VR (PS VR) と組み合わせてバーチャルリアリティに使われる[6]。
周辺機器オプションも販売される。
- PlayStation Move ナビゲーションコントローラ (CECH-ZCS1)
- 片手用の無線コントローラ。アナログスティックと方向ボタン等いくつかのボタンを備える。Bluetoothと充電池を備え、独立して動作する。モーションコントローラ1本でプレイ可能なゲームもあれば、ナビゲーションコントローラを活用するゲームもあるとされている。DUALSHOCK 3・SIXAXISでも代用可能。モーションセンサー・振動機能は搭載しない。最大7台まで同時接続できる。
- PlayStation Move 充電スタンド (CECH-ZCC1)
- モーションコントローラ、ナビゲーションコントローラを合わせて2本まで充電できるスタンド。
- PlayStation Move シューティング アタッチメント (CECH-ZGA1)
- モーションコントローラに取り付ける事で拳銃のように扱える装着部品。
- PlayStation Move シャープシューター (CECHYA-ZRA1)
- モーションコントローラとナビゲーションコントローラを取り付けることにより自動小銃のように扱うことが可能なFPS用の装着部品。日本未販売。
- PlayStation Move レーシングホイール (CEJH-15019)
- モーションコントローラに取り付ける事でハンドルのように扱える装着部品。
- PlayStation Move スターターパック
- PlayStation Eye、モーションコントローラ、Move専用ゲーム「Beat Sketch!」の3点セット。PlayStation Eyeを持っていないユーザーに向けての新規導入パッケージ。
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沿革
- 2000年 - EyeToyの技術的な発表が行われた。この時にはPlayStation Moveの原型となる物も公開されていた[7]。
- 2005年12月5日 - 「柱状入力装置およびゲームプログラムにおけるアクションを制御するために2次元カメラ画像から3次元空間にオブジェクトをマッピングする方法」の特許出願[8]。
- 2006年7月6日 - 出願した特許が公開[8]。
- 2009年6月 - Electronic Entertainment Expoにて「モーションコントローラ(仮称)」が発表される。
- 2010年
- 1月20日 - 当初の「2010年春」の発売予定から2010年秋に延期[9]。
- 3月11日 - Game Developers Conferenceにて正式名称とサブコントローラ、対応ソフトメーカーは国内ではカプコンやスクウェア・エニックス、海外ではアクティビジョンやユービーアイソフト等36社が参入を発表[1][10]。
- 6月16日 - 発売日と価格を発表[11]。プレスリリースと公式サイトオープン。
- 6月19日 - 次世代ワールドホビーフェア出展。
- 7月6日 - 「バイオハザード5 Alternative Edition スペシャルパック」の発売を発表[12]。
- 9月15日 - 欧州で発売。
- 9月16日 - 購入者プレゼントキャンペーンを実施[13]。
- 9月17日 - 北米で発売。
- 10月21日 - 日本で発売。
- 11月16日 - 「PlayStation®Move スポーツチャンピオン バリューパック」の発売を発表[14]。
- 11月30日 - 全世界累計売上台数410万台を達成[15]。
- 2011年7月27日 - ゲーム以外の分野のためにも使えるソフトウェアソリューション「Move.Me」を提供[16]。
- 2012年
- 11月11日 - 累計売上台数が1500万台を突破。
- 11月22日 - 型番がCECH-ZCM1JからCEJH-15018に変更された新パッケージ版が発売(型番以外の製品仕様は同一)。
- 2016年10月13日 - PlayStation VR (PS VR) の発売に伴い、充電用のUSBケーブル(Mini-B – Aタイプ)を同梱した新パッケージ版CECH-ZCM1JYが発売(ケーブルの追加以外は以前の製品と同一)[17]。
対応ソフトウェア
要約
視点
(発売順、†印のタイトルは、アップデートにより対応)
PlayStation 3
配信専用タイトル
PlayStation 4
配信専用タイトル
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関連項目
他社モーションコントローラ
脚注
外部リンク
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