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ZUNTATA
日本のサウンド開発部門の総称 ウィキペディアから
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ZUNTATA(ズンタタ)は、タイトーのサウンド開発部門の総称[1]。
名称は広報担当者が発案した「ZUNTATTA」から「T」を1文字取ったもの[2]。
変遷
要約
視点
タイトーのサウンド開発部門が1983年に発足し、『ダライアス―TAITO GAME MUSIC VOL.2』(アルファレコード・GMOレーベル、1987年)で初めてこの名称が使われた[1][3]。
1988年、サイトロンレーベル(サイトロン・アンド・アートとポニーキャニオンの共同による)に移籍。6月に同レーベル最初の作品でもある『ニンジャウォーリアーズ -G.S.M.TAITO 1-』を、引き続きZUNTATA名義でリリースする。
ゲーム業界で加熱したサウンド開発部門(サウンドチーム)によるライブ活動の際には、1990年にホーンセクションも加えた大所帯バンドを結成し、ゲームミュージックフェスティバルにて演奏を披露した。バンド活動を行ったのは、当時セガのS.S.T.BANDがアルバムをリリースしていたポニーキャニオンから「ZUNTATAもライブをやりませんか?」と誘われたのがきっかけだという[4]。ライブでは演劇仕立ての演出[5] を行なう等、先進的な創作表現を行なっている。
後にHAGGYやばび〜らによるZUNTATA-J.A.M.(Junky As Machine)なるユニットも組まれ、電車でGO!シリーズのイメージソング等を歌った。
1992年にタイトーが開発した、世界初の通信カラオケ機器「X2000」(およびその家庭用向け機器である「X-55」)では、カラオケ用のメドレー曲の作曲も行っていた(タイトーのカラオケ事業は現在はエクシングに事業譲渡された)。
1996年10月、サイトロンレーベルを離脱し、タイトーの社内レーベル「ZUNTATA RECORDS」を設立。以降は原盤権を所有するようになり、アルバムはCDの生産終了後もiTunes Store等で配信を継続している(2006年からはitunes Store専売アルバムも配信開始)。
他社作品への楽曲提供も行っており、1997年の『ガメラ2000』(デジタルフロンティア)を皮切りに、『ダークラビリンス』(エイチーム)などへの楽曲・効果音の提供が行われている。
1999年には第二の自社レーベル「TAITORUS RECORDS(たいとらす れこーど)」を発足。ゲーム関連以外の音楽を手がけ、アーティスト「PAOZ」(河本圭代によるユニット)が所属していた[6]。
2005年、タイトーがスクウェア・エニックス・ホールディングスの子会社となった後、全盛期スタッフの退社が相次ぎ規模は縮小しているが、従来のサウンド開発業務は遜色無く行われている。ゲームサウンド開発の他に、着信メロディ制作やモバイルサイト、イベントの企画など音に関連した多彩な業務を行っている。
ライブ活動はバンド形態を変えつつ継続しており、2011年3月には東京・渋谷においてダライアスバースト アナザークロニクル開発者トークショーと併わせ、12年ぶりにZUNTATA単独でライブを行った[7]。
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主なスタッフ
要約
視点
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50音順。コンポーザーの場合は代表作を併記。
現主要メンバー
- 石川勝久(ばび〜)
- 5代目リーダー。担当は効果音の製作やサウンドディレクションが中心で、作編曲は行わない。また、イベントやネット配信ではMCを務めるほか、ライブではショルダーキーボードを担当。ZUNTATA-J.A.M.の一人で、「電車で電車でGO!GO!GO!」等ではボーカルを務める。
- 代表作(すべて効果音):ダライアス外伝、メタルブラック、カイザーナックル、ファイターズインパクト、ジェットでGO!ポケット、ダライアスバーストシリーズなど
- 土屋昇平
- 2008年8月にメンバーとして加入。ライブではベースを担当。
- 代表作:ホーンテッドミュージアムシリーズ、ダライアスバーストシリーズ、グルーヴコースターシリーズ、アリス・ギア・アイギス
- 森正樹 (MASAKI)
- 2015年11月にメンバーとして加入[10]。ライブではドラムを担当。
- 代表作:グルーヴコースターシリーズ、アリス・ギア・アイギス
旧主要メンバー
- 相澤静夫(Splatter.A)
- 1993年、有限会社サウンドウェイブを設立。
- 代表作:ダライアスツイン、レインボーアイランド、オペレーションサンダーボルト
- 池田宜史(ike)
- 今村善雄(IMA、Y.I.)
- ZUNTATA初代リーダー。ライブではティンパニや管楽器を担当。
- 代表作:バルーンボンバー、ワイルドウエスタン、ちゃっくんぽっぷ、エレベーターアクション
- 内田哉(hyu)
- 4代目リーダー。プログラマーやプロデューサーとして活動。
- 2011年6月退社、株式会社ファラッドを設立。
- 上田砂代子(Sayoko)
- 代表作:ガラクタ名作劇場、ラクガキ王国、ゾイドインフィニティ
- 海野和子(Karu.)
- 代表作:ミズバク大冒険、プリルラ、逆鱗弾、パズルボブル、あっかんべぇだぁー、オペレーションタイガー、クレセントテール
- 瓜田幸治(URI)
- 代表作:バトルギア、電車でGO!3通勤編、パズルボブル3、Gダライアス(効果音)
- 大縫一行(POCHI、NUI)
- 代表作:ナイトストライカー(効果音)、チャンピオンレスラー
- 小倉久佳(OGR)
- ライブではキーボードを担当。
- 2007年退社[11] しフリー(「小倉久佳音画製作所」名義)に。
- 代表作:ダライアスシリーズ、ニンジャウォーリアーズ、影の伝説、奇々怪界、ギャラクティックストーム、ゾイドインフィニティ
- 鎌田良和(KAMATY)
- 河本圭代(TAMAYO)
- 代表作:レイフォースシリーズ、きらめきスターロード♪イントロ倶楽部♪
- 君島正(KIMI)
- 代表作:アルカノイド、バブルボブル
- 国京砂織(Sally)
- 小塩広和(COSIO)
- ライブではキーボード、DJを担当。
- 2015年11月退社しフリーに。
- 代表作:アルカノイドDS、スペースインベーダーエクストリームシリーズ、スペースインベーダー インフィニティジーン、電車で電車でGO!GO!GO! れぼりゅ〜しょん、ダライアスバーストシリーズ、グルーヴコースターシリーズ
- 櫻井浩司(CHERRY)
- 代表作:逆鱗弾、SuperFootball Champ
- 下田祐
- 2017年6月にメンバーとして加入[12]。ライブではギター、ベースを担当。
- 2021年8月退社[13]、SNKに移籍[14]。
- 代表作:グルーヴコースターシリーズ、アリス・ギア・アイギス
- 高木正彦(Mar.、Richard H.B.)
- 3代目リーダー。ライブではギターを担当。
- 代表作:ナイトストライカー、レイメイズ、ラスタンサーガ、ウォーリアーブレード、ガメラ2000、フルスロットル
- 高萩英樹(HAGGY、Dr.Haggy)
- 代表作:サイキックフォースシリーズ、武刃街、バトルギア2、ゾイドインフィニティ
- 高橋誠仁(コモエスタ高橋)
- 殿村裕誠(Tono)
- 2代目リーダー。
- 代表作:ダイノレックス、クイズH.Q.、(ディレクターとして)レイフォース、レイストーム
- 中澤秀一郎(SHU、シュウ・ナカザワ)
- 代表作:クレオパトラフォーチュン、ランディングギア、ジェットでGO!2
- 中西宗博(Mu-NAKANISHI)
- ライブではドラムを担当。
- 代表作:ガメラ2000
- 古川典裕(中山上等兵、なかやまらいでん)
- ライブではキーボードを担当。
- 2001年退社しフリーに。
- 代表作:ニンジャウォーリアーズ(PCエンジン版)、ダイナマイトリーグ、スペースガン、アラビアンマジック、グリッドシーカー、ライトブリンガー、パズルボブル2、電車でGO!、カオスヒート、タクトオブマジック
- 堀内理美子(Rim.、Rimmy)
- 代表作:パズルボブル4
- 三澤宏行(SAWAMMY、バナナンミサワ)
- 代表作:JETでGO!、サイドバイサイド
- 八木下直人(YAG)
- 代表作:ワイバーンF-0、ファイナルバブルボブル
- 山田靖子(Yasko)
- 代表作:ドンドコドン、バブルシンフォニー、バブルメモリーズ
- 弓谷賢二(KY)
- 代表作:ムーンキャッスル
- 渡部恭久(Yack.)
- 代表作:メタルブラック、サイバリオン、カイザーナックル、ルナーク、ファイターズインパクト
- えらんと
- ZUNTATA所属だが本職はコンポーザーではなくプログラマであり主に着メロ、カラオケアプリ、Flashゲームの開発をしていたとのこと。[15]
その他
- PINCH-PUNCH(ピンチパンチ)
- フリーランスのサウンドチーム。ZUNTATAメンバーおよびタイトー社員ではないが、1988年 - 1992年にタイトーのアーケードのゲームの音楽を担当した。
- 代表作:マスターオブウェポン、キャメルトライ、ダイノレックス
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ZUNTATA NIGHT
要約
視点
2010年より開始されたライブストリーミング番組。初回から第8回まではUstreamにて配信され、第9回以降はFRESH! by CyberAgentにて配信[16]。2019年2月28日放送のイベント「DARIUS COSMIC PARTY!」生配信より、YouTube Liveに移行した[17]。ネットワークエンジニアは第1回から内田哉が担当し、内田は退社後も継続して携わっていた(ZUNTATA NIGHT 12まで[18])。
コンセプトとして、合間にタイトーのゲームミュージックが必ず流され、中には発売前の作品などの貴重な音源が流されることもある。また、音楽がかけられている間も映像は途切れず、幕間のリラックスした出演者の様子もそのまま流される(マイクは切られている)。時には用意されたホワイトボードで、視聴者とコミュニケーションを取ることも。また“お祭り感”を重視するため、放送はタイトー社外(ゲームセンター店内など)から行われることが多い[19]。
第1回は同年10月23日に行われ、以降ナンバリング放送は2017年9月現在で12回配信された(放送間隔は不定期)。
Ustream時代は基本的にアーカイヴ化されなかったが、FRESH! by CyberAgent移行後はアーカイヴ化されていた(2019年2月12日をもって公開終了[20])。YouTube Live移行後は全番組がアーカイヴ化されている。
2017年12月より、毎月1回、1時間程度のレギュラー放送「月刊ZUNTATA NIGHT」を開始(アーケードゲームバーMEGARAGEにて公開生放送)。
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脚注
関連項目
外部リンク
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