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マルフク (貸金業)

かつて日本の大阪府岸和田市にあった金融業者 ウィキペディアから

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株式会社マルフクは、かつて存在した日本電話加入権売買・電話担保金融業者である。貸金業登録番号は 大阪府知事(1)第12529号[注釈 1]であったが、現在は廃業し登録業者ではない。2023年に株式会社ハルキに商号を変更している。

概要 種類, 本社所在地 ...
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会社概要

かつては、全国に拠点を有する数少ない電話担保金融業者として、中小企業や個人事業主、および消費者向けの融資レンタル電話事業を行い、貝塚市に事務センター[注釈 2]および全国に数百の店舗を構えていた。

しかし、電話加入権の担保価値が下落してきたため、電話担保金融の事業から撤退、「生活キャッシング・振込ローン」で再出発するも、2002年5月、全店舗を閉鎖し、資産の大部分をシティグループへ売却し、折からの上限金利規制強化や貸し倒れの増加により再建を断念した。 2005年12月の臨時株主総会で当時代表者が同一だった「マルフククレジット」へ貸金業部門の権利義務を承継させる吸収分割を実施して、「マルフククレジット」が「マルフク」、旧マルフクは「株式会社ヴァンテージ・キャピタル・マネジメント・ジャパン」(2006年2月1日付)→「株式会社ヴィラージュ・キャピタル」(同年4月17日付)へと商号を変更している[3]。 現在は貸金業登録もされておらず、会社の営業・実体は存在しないようであるが、2024年時点で法人格は存続している。

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シークエッジグループ

シークエッジグループは丸福電話店創業の1958年4月を創業日時としており、同社の登記上の本社住所はマルフクの本社住所と同じである(なお、東京の事務所は港区南青山に所在する[4])。中核となるシークエッジ・ジャパン・ホールディングスは投資業を手掛け、2022年時点でネクスグループフィスコCAICA DIGITALクシム、シーズメンといった上場企業の大株主である。

  • シークエッジ・ジャパン・ホールディングス (本社:大阪府岸和田市荒木町2−18−15、資本金:1,200万円、設立:1986年4月17日)[5]
  • ネクスグループ
  • ヴァンテージパートナーズ
  • 実業之日本社
    • 実業之日本総合研究所(旧ネクス・ソリューションズ)
  • スケブベンチャーズ(旧株式会社シークエッジファイナンス)
    • スケブ
  • イー・旅ネット・ドット・コム(77.71%)
    • ウェブトラベル
    • グロリアツアーズ
  • 社会福祉法人善光会

沿革

広告

かつては森崎めぐみ畑野ひろ子等を起用したテレビCMの放映、赤井英和を起用した新聞広告の掲載のほか、全国でブリキ製の看板ホーロー看板の設置を行っていた。広告については、マルフクの関連会社であったジャックが担当している。

各地に設置された看板は、廃業後の現在も、郊外の古い木造建築物やトタン張りの小屋を中心にまだ多く残されている(上からクレジットカード現金化業者の看板が貼られている場合もある)。こうした貼看板の宣伝効果に着目し、聖書配布協力会がマルフクのものと並べて看板を設置する例がある[9]

看板の例

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テレビ番組の提供

1990年代には以下の番組を提供。

関連書籍

  • 白井一成『企業進化ダイナミズム 私はいかにして巨額負債を解消し自律的再生を果たしたか』六法出版社、2004年6月1日。ISBN 9784897704845

脚注

注釈

  1. 旧マルフクは近畿財務局長(7)00067号であった。
  2. 既に閉鎖され、現在は住宅地(アルファヴール二色の浜)となっている。

出典

関連項目

外部リンク

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