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日本の女性歌手、タレント (1998-) ウィキペディアから
さくら まや(1998年7月26日 - )は、日本の演歌歌手、タレント。北海道帯広市出身、茨城県取手市在住[4][5]。日本大学法学部政治経済学科卒業[2][3]。所属事務所はシンエイVを経てさくらまやプロダクション、所属レコード会社は日本クラウン。血液型はO型[1]。本名は草野 真耶(くさの まや)[1]。
10歳で「史上最年少の演歌歌手」の触れ込みでデビュー[6][7]。ミゲルとともに歌手ユニットMarMee(ミゲル&まや)としても活動する。
北海道帯広市の老舗割烹料理店「割烹 草乃(そうの)[8]」に2人姉妹の次女として生まれる。ヴァイオリニストにしたいとの両親の意向から、2歳半からヴァイオリン、3歳からピアノ、ソルフェージュ、童謡、8歳からハープ、琴など幼少時より音楽に関する英才教育(他にもバレエ、日本舞踊(藤間流)など)を受けていた。2004年(平成16年)には全国童謡歌唱コンクールグランプリ大会で金賞を受賞。5歳のときにある立食パーティにてゲスト歌手が歌う演歌の伴奏を聴いた瞬間に「おぉ、カッコいい!」と感じて、演歌を習いたいと自ら両親に懇願し、6歳のときに安藤和憲歌謡学院にて演歌を習い始めると様々な大会に出場して賞を受賞するようになる[9]。
2008年(平成20年)12月3日、日本クラウンから「史上最年少の演歌歌手」という触れ込みで「大漁まつり」でデビュー。3日後の12月6日には浅草花やしきでデビューイベントを開催[10]、12月31日には格闘技興行「Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜」で国歌独唱を行った。
2009年に入ると帯広市立帯広東小学校から台東区立千束小学校へ転校し[11]、東京のマンションで母と二人暮らしをしながら[12]、歌手活動を本格化。デビュー曲「大漁まつり」のキャンペーンのため夏休みを返上して全国ツアーを行った。2010年にはさらに大規模な全国ツアーを行うことを宣言した。バラエティ番組のほか、時代劇テレビドラマ『水戸黄門』(TBS) にも出演するなど、子役としても活動する。
2009年(平成21年)12月2日、第51回日本レコード大賞新人賞を受賞。第42回日本有線大賞新人賞も受賞し、両賞とも、受賞時年齢が11歳の史上最年少での受賞となった。『第60回NHK紅白歌合戦』の企画コーナー「子供紅白歌合戦」に紅組歌手としてゲスト出演、デビュー曲「大漁まつり」を熱唱した。
2010年(平成22年)4月放送のフジテレビ開局50周年記念ドラマ『わが家の歴史』に出演し、10歳の美空ひばり役を演じた[13]。2010年(平成22年)8月、帯広観光大使に選ばれた。
2010年(平成22年)11月21日、第52回日本レコード大賞日本作曲家協会奨励賞を受賞した。受賞年齢12歳の最年少受賞となった。
テレビ朝日『関ジャニの仕分け∞』のカラオケ対決コーナーに出演すると抜群の歌唱力で一時は無敗記録を作るなど「無敗のカラオケクイーン」として脚光を浴び、2012年(平成24年)12月には番組内で披露した楽曲などを収録したカバーアルバム『まや☆カラ カラオケクイーンさくらまやと歌おう!!』をデビュー5周年記念第1弾としてリリースした[14]。
2013年(平成25年)7月、エステー「消臭力」のCMに出演すると、同じ1998年生まれで同CMでおなじみのミゲルとともに歌手ユニットMarMee(ミゲル&まや)を結成。8月7日にシングル「お気軽ウッキーラッキー」でユニバーサルミュージックよりCDデビュー[15]。12月18日にはデビューアルバム『MarMee』をリリース、収録曲「獏の夢」では初めて作詞も手がけた[16]。
2014年(平成26年)4月には東京都内の都立高校へ推薦で進学。中高一貫の進学校で、大学進学も目指して芸能活動と学業を両立[17]。高校進学後の2014年(平成26年)10月には、デビュー曲以来の本格演歌で初の恋歌となるシングル「浜の恋女房」を発売[18][19]。
2015年(平成27年)8月にはミュージカル『赤毛のアン』にアンの親友ダイアナ・バリー役で出演し、ミュージカルに初挑戦。同年春に開催されたオーディションにて同役の該当者が無く、主催者であるエステーの商品(「消臭力」「米唐番」)のCMに出演し歌声を披露していることで白羽の矢が立った[20]。高校3年生となった2016年(平成28年)夏も受験勉強のかたわらで[21] 2年連続で同作品の舞台に立ち[22][23]、大学進学後も2017年(平成29年)夏、2018年(平成30年)夏、2019年(令和元年)夏と5年連続で同作品に出演を続けている[24][25][26]。
芸能活動との両立により欠席が多かったことで必要な単位を取得できず、高校卒業を断念して、2016年(平成28年)11月に高等学校卒業程度認定試験を受験して合格。政治経済分野に関心があったことから、翌年の2017年春に一般入試で日本大学法学部政治経済学科に合格し、同大学へ進学。在学中は芸能活動と学業を両立し、国家試験の受験も目指している[2][3]。
デビュー10周年となる2018年(平成30年)には、デビュー10周年記念曲「かもめ橋から」を20歳の誕生日を翌日に控えた7月25日にリリースした[27]。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による社会情勢の変化に伴い、デビュー以来10年以上にわたって所属したシンエイVとの専属契約を2020年(令和2年)7月18日までに終了し、同社を退社した[28][29][30]。9月1日に、新たに個人事務所「さくらまやプロダクション」を設立して活動を開始することを発表した[29][30]。
その後、TBSのバラエティ『歌ネタゴングSHOW 爆笑!ターンテーブル』に出演した際、歌手活動や自宅のローン返済の苦境を歌詞に込めた「不安げ(LiSA「紅蓮華」の替え歌)」を圧倒的かつ見事な歌唱力で歌い上げ、SNSのトレンド入りを果たし、ニュースサイトに記事が掲載されるなど大反響をよんだ。さらには大反響をきっかけにTwitterを急遽開設し「自虐の甲斐がありました」と本人自ら喜びのコメントをしている。
2021年3月、日本大学を卒業[31]。2024年4月から日本大学大学院総合社会情報研究科(通信制)で学ぶ[31]。専攻は「博士課程前期 人間科学専攻 教育学コース」[32]。
小学校入学前にアマチュア演歌歌手のステージを生で見て、クラシック音楽とは違うノリと衣装に「ビビッと来て」から演歌の道を志すようになった[34]。歌に関するコンテストに関しては「全国童謡歌唱コンクール」「キングレコード歌謡選手権大会」「国際ホラフキ大会」「帯広市民芸術の集い」「美唄カラオケ選手権大会」「全道勝ち抜き戦苫小牧大会」「弘前りんご追分コンクール」などに出場、何度も上位入賞を果たしていた[35]。
憧れの歌手は美空ひばり、北島三郎。好きな歌は美空ひばりの「リンゴ追分」や北島三郎の「まつり」など[36]。夢は『紅白歌合戦』に出場し「ひいおばあちゃん見てますか?」と手を振ること[注 1]。デビューシングルの作曲を務めた岡千秋は「美空ひばりの再来」と評す[36]。
趣味は読書[34]。絵画も得意で、2004年には日本ユネスコ協会連盟主催の絵画賞の受賞歴もある。パチンコにも18歳から一時ハマって『海物語』などをやっていた[37][38]。
好きな食べ物は餃子、スッポン料理、落雁、干菓子である[35]。
ダンスが苦手であり、2013年より出演したエステー「消臭力」のCMではさくらの踊りのミスが原因で撮影が早朝から夜9時ころまで及んだという[9]。4年連続で出演を続けるTOURSミュージカル『赤毛のアン』でも、「本当にダンスが苦手で、毎年皆さんに何かしらの迷惑をかけてきていたので、今年こそは完璧に踊って恩返しをしようと思って、今頑張っています」と語っている[40]。
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