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千葉県鎌ケ谷市の地名 ウィキペディアから
新鎌ケ谷(しんかまがや)は、千葉県鎌ケ谷市の地名。現行行政地名は新鎌ケ谷一丁目から新鎌ケ谷四丁目。郵便番号は273-0107[2]。
鉄道3路線(北総線、新京成線、東武野田線)の乗換駅である新鎌ヶ谷駅を中心として造成された鎌ケ谷市の新市街地であり、駅名と共に「新鎌(しんかま)」の略称で呼ばれることが多い[注釈 1]。街区の中央を東経140度線が通り、新鎌ヶ谷駅前広場および市役所横には歩道上に東経140度線がマーキングされている[4]。現在も開発が進められて大きな変貌を遂げているエリアの一つで、新鎌ヶ谷駅周辺の約59.1ヘクタールの造成(新鎌ケ谷特定土地区画整理事業)がUR千葉ニュータウン事業本部によって進められており、最終的な計画人口は5,700人である。また新鎌ケ谷自体は千葉ニュータウンの範囲には含まれないが、交通面で不可分なため、新鎌ケ谷と千葉ニュータウン・成田地区を一体化して「東京⇔成田 SKYGATEシティ」の名称でPRが行われている。
江戸時代には、この地に小金牧の野馬の避暑・避寒と薪炭供給を目的に作られた植林地である「粟野御林(あわのおはやし)」が置かれていた。明治時代に入り小金牧が廃止され、跡地が開墾されて初富村が発足すると、ここに「林跡」の字名が付けられた。御林跡地の大部分は千葉県の県有地となり、1883年に有栖川宮家に貸与されて一部を有栖川宮家の家令・藤井希璞が購入したが[5]、 1889年に買い上げられて「初富御料地」となり、鉄道連隊演習線(現在の新京成線の前身)が引かれた。御料地が1929年に廃止されると[6]、跡地は1934年12月に地元民へ払い下げられ[7]、以後は主に梨畑として用いられた。
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
丁目 | 区域 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
新鎌ケ谷一丁目 | 14 - 23番 | 鎌ケ谷市立西部小学校 | 鎌ケ谷市立第三中学校 |
1〜13番 | 鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校 | 鎌ケ谷市立鎌ケ谷中学校 | |
新鎌ケ谷二丁目 | 1 - 6番 | ||
7 - 9番 | 鎌ケ谷市立五本松小学校 | ||
10 - 11番 13 - 21番 | 鎌ケ谷市立第三中学校 | ||
12番(一部) | |||
12番(一部) | 鎌ケ谷市立鎌ケ谷中学校 | ||
新鎌ケ谷三丁目 | 15 - 22番 | 鎌ケ谷市立第五中学校 | |
3 - 14番 | 鎌ケ谷市立鎌ケ谷中学校 | ||
1・2番 | 鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校 | ||
新鎌ケ谷四丁目 | 1番 3番 6番(一部) | 鎌ケ谷市立五本松小学校 | |
4・5番 6番(一部) 7 - 15番 | 鎌ケ谷市立第三中学校 |
鉄道および道路が交差する地点にあり、千葉県北西部における交通の要衝となっている。鉄道については都心や羽田空港・横浜をはじめ、千葉県の主要エリアである松戸・柏・船橋・津田沼・幕張・千葉へ乗換えなしでアクセスできるほか、2010年からは成田空港へも乗換えなしでアクセスできるようになった。
道路に関しても県道8号(船取線)を通じて京葉道路(花輪IC)や国道16号(大島田交差点)、取手など茨城県南部へ、 国道464号を通じて千葉ニュータウンや成田方面へアクセスが可能であり、車両の通行量も多い。しかしこの一帯は以前から慢性的な渋滞に悩まされており、特に県道8号と国道464号の分岐点である鎌ヶ谷消防署前交差点から、県道8号と県道57号(松戸・八千代方面)の分岐点である初富交差点までの区間は渋滞が酷い。これは国道464号のバイパスとして決定された北千葉道路(市川市の北千葉ジャンクション・東京外環自動車道接続点-鎌ヶ谷消防署前)の未着工によるところが大きい。また周辺の道路も狭隘な箇所が多く抜け道に適したルートも無いため、区画整理事業と一体で進められた東武野田線や新京成線の連続立体交差事業完了後も、依然として深刻な渋滞の解消には至っていない。
1970年代には千葉県営鉄道として新鎌ヶ谷駅-本八幡駅間に鉄道路線を建設し、本八幡駅から都営地下鉄新宿線に乗り入れる計画が持ち上がったが、用地買収の失敗により頓挫した。その後も計画はたびたび再浮上したが実現せず、2013年9月には採算性が見込めないことなどを理由に検討委員会が解散され、計画は廃止された[10]。なお新鎌ケ谷特定土地区画整理事業の計画においては、同路線用の鉄道用地も県有地として確保されていた。
いずれも新鎌ケ谷地区内ではないが、新鎌ヶ谷駅を最寄り駅とする。
毎年9月に新鎌通りおよび市役所前にて「YOSAKOIかまがや」(主催:鎌ケ谷市商工会、共催:鎌ケ谷市)が開催されている。
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