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立川競輪場(たちかわけいりんじょう)は東京都立川市曙町にある競輪場。施設所有および主催は立川市。競技実施はJKA東日本地区本部関東支部。レース実況はVOICE TRUSTの加奈山翔が担当している。2018年3月まではフリーアナウンサーの筒井大輔が担当していた。
立川競輪場 | |
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基本情報 | |
所在地 | 東京都立川市曙町3-32-5 |
座標 | 北緯35度42分7.7秒 東経139度25分22.8秒 |
電話投票 | 28# |
開設 | 1951年(昭和26年)10月17日 |
所有者 | 立川市 |
施行者 | 立川市 |
走路 | 400m |
重勝式投票 |
Kドリームス Dokanto!(他場開催も実施) |
マスコット | マスコットキャラクター参照 |
公式サイト | ~駆け抜ける感動~たちかわ競輪 |
実況 | |
担当 |
筒井大輔(2018年3月まで) 加奈山翔(同年4月から) 池田孝宏(2017年12月F2開催のみ) 堂前英男(2021年2月モーニング競輪のみ) |
記念競輪 | |
名称 | 鳳凰賞典レース |
開催月 | 1月(次回は2025年) |
2024年6月25日 更新 |
1951年10月17日に立川市営の競輪場として開設された。後楽園競輪場休止以降は東京の人口ボリュームから最も集客力のある競輪場として知られ、東京を代表する競輪場である。またKEIRINグランプリ発祥の地としても知られ、実際にKEIRINグランプリはこの競輪場での開催が圧倒的多数である。
ビッグレースは、過去に1979年・1985年・1988年・1993年・2002年・2006年・2013年には日本選手権競輪が、1981年にはオールスター競輪が、それぞれ行われた。また、1985年からはKEIRINグランプリが開催され続けており、直近の2023年まで初回から通算22回開催されている。
記念競輪 (GIII)は毎年1月[注 1]に「鳳凰賞典レース」を開催しており、その開催が年明け早々に行われることから、初日の初日特選競走は「初夢賞」の名称が付けられてる(2018年までは2日目[1])。また恒例として「ギャンブルの王様」と評したほど競輪を愛した作家・色川武大(阿佐田哲也)の功績を称えた「阿佐田哲也杯」が毎年(KEIRINグランプリが立川で開催される時はアンダーカードとして同時に)2004年まで行われていた。2009年からは『江戸鷹』と呼ばれ、当地で開催された第32回日本選手権競輪で地元制覇を成し遂げるなど数々の戦績を残した山口健治を讃え「山口健治杯」が開催されている。
発走時刻の遅いKEIRINグランプリへの対策[2]として照明設備が整っており、仮設設備の増強でナイター競走開催も可能となっているが、現状ではミッドナイト競輪を含む平常時のナイター開催は行われていない(但し、ミッドナイト競輪は2016年度[注 2]以降前橋競輪場を借り上げて実施している)。
たちかわ競輪の場名ロゴの上部には 駆けぬける感動のキャッチフレーズが併記されている。
トータリゼータシステムは日本トーターを採用している。
2016年8月までは多摩川電気がCS中継の制作を行っていたが、同年10月より株式会社JPFがCS中継を制作している。現在のメインMCは村上由美が主に担当しているが、村上が担当出来ない場合はアシスタントの明珍裕子が担当している。解説は、山口健治が担当する事が多い。CS放送は、YouTube Live[注 3]でサイマル配信を行っている。
立川競輪のイメージソングは「WINNING RUN」である。以前はテレビ・ラジオCMで流れてたほか、別記のテレビ中継にもインストバージョンが使用されていた。
立川競輪としてのマスコットキャラクターはいないが、シンボルマークなどで伝統的にイーグル(白頭鷲)を使用しており、KEIRINグランプリ開催告知のポスターでは必ず白頭鷲が描かれている。また2019年10月に開設した公式Twitterのアイコンで自転車に乗った立川市のキャラクターくるりんが使用されている。
車番連勝式勝者投票券を1995年9月15日から(年末のKEIRINグランプリ'95でも)、新賭式(7賭式)を前橋と共に2001年9月30日からと[3]、他場にさきがけて発売してきた立川競輪場。
他の公営競技同様、売上が減少傾向にあり、打開のため平塚競輪場の「チャリロト」に続き、キャリーオーバー発生時に最大12億円の配当金が得られる可能性がある重勝式投票方式「Kドリームス」を2008年4月25日より発売開始した。
2012年4月5日からは別の重勝式としてDokanto!(ドカント)を発売している。これは立川市が施行者として全競輪場のGIII以上および特定の開催において重勝式を発売するもの [4]で、キャリーオーバー制および最大12億円の配当は共通となっている。なおDokanto!の実施に伴い、Kドリームスの「BIG DREAM」における立川競輪場分のキャリーオーバーを「Dokanto!4two」へ移動することになり、3月30日の開催をもって立川のBIG DREAMは発売終了となった。なおK5とK3の販売は継続される。
2013年1月16日よりKドリームスの取り扱い会社でもある日本トーターが『ギャンブーベットターミナル』を設置したことにより、場内で「GambooBET」を介してKドリームスおよびDokanto!の現金投票が行えるようになった。
走路は1周400mだが、直線距離は全国でも有数の長さである。これは普通の競輪場と緩和曲線の構造が異なるレムニスケート曲線(一心円[5])を採用しているためだが、このためコーナーのカーブが急であるため、まっすぐ走っていても直線へ入る直前に外側へ膨れてしまうケースが時々見受けられる。
これらの事から後方を走る選手が前へ突っ込むコース取りを決めやすく、また直線の長さを生かして前の選手を捕らえやすいため、追込選手に優位となっている。
場内に大画面映像装置を初めて設置した競輪場であり、1988年に1センター側へ設置した。
(全て小田急グループの立川バスに委託)
ただ、稀にワンステップバス、ツーステップバスが来ることがあるのでもしそのバスが来た場合は段差に注意が必要。
立川競輪場では近年の車券売上額低下から特定規模電気事業者のサミットエナジーから電力を購入するなど経費削減に取り組んでいる[7]が、その一方で設備投資のための基金は確保していたことから、場内の大規模な施設改修に取り組むことになった[8]。
計画では、北東側の道路拡張計画に伴い売店施設などを撤去するため、ホーム側特別観覧席裏側の投票本館を全面改築して対応し、第4コーナースタンドは完全撤去して公園スペースに替え、その他の特別観覧席やバンクなどは全面的に耐震補強やリフォームを行なうとしている[9]。
工事は2012年9月より開始され、まずバンクの改修を行ない、2013年からは開催と並行して施設の改修を行なっている。
2016年12月8日に、メインスタンドをリニューアルオープン。第4コーナー側のスタンドを取り壊して丘を新設。場内の分煙化も導入した[10]。
1985年11月2日、プロ野球日本シリーズを制した阪神タイガースの日本一祝勝会が、この立川競輪場3階の特設会場で行われた[11]。
2020年代に入り、ドラマなどの映像作品のロケ地として度々、活用もされている[12]。
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