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日本の俳優 (1962-) ウィキペディアから
蜂須賀 祐一(はちすか ゆういち、1962年8月27日[1][2][3][4][5][6][7] - )は、日本の俳優、スーツアクター。ジャパンアクションエンタープライズ(JAE)所属[7]。同じくJAE所属の蜂須賀昭二は双子の弟[3]。
はちすか ゆういち 蜂須賀 祐一 | |
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生年月日 | 1962年8月27日(62歳) |
出生地 | 日本・栃木県 |
身長 | 168cm[1] |
職業 | アクション俳優 |
活動期間 | 1982年 - |
活動内容 | スーツアクター(主に女形) |
配偶者 | あり |
著名な家族 | 蜂須賀昭二(弟・双生児) |
事務所 | ジャパンアクションエンタープライズ |
主な作品 | |
1988年『超獣戦隊ライブマン』ブルードルフィン 役 2001年『百獣戦隊ガオレンジャー』ガオホワイト 役 2006年『轟轟戦隊ボウケンジャー』ボウケンイエロー 役 2010年『天装戦隊ゴセイジャー』ゴセイピンク 役 2011年『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイイエロー 役 2016年『動物戦隊ジュウオウジャー』ナリア 役 2018年『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』ゴーシュ・ル・メドゥ 役 2023年『王様戦隊キングオージャー』パピヨンオージャー 役など |
主にスーパー戦隊シリーズのスーツアクターとして活躍している。特に小柄で非常にスマートな体格を生かし、女性の変身したヒロインを演じる「女形スーツアクター」として知られる[3][6]。双子の弟の昭二もヒロインを多く担当している。
映画『忍者武芸帖 百地三太夫』を観てアクションに興味を抱き、1982年にJAC(現・JAE)に入団する[3][9]。入団して2ヶ月ほどで、『宇宙刑事ギャバン』の戦闘員役でデビューを果たす[3][9]。『ギャバン』と『宇宙刑事シャリバン』では、弟の昭二とともに双子役で出演した[3][9]。1984年の『宇宙刑事シャイダー』および後楽園ゆうえんちの『超電子バイオマン』ショーでスーツアクターとして本格的に活動を開始する[3]。
戦隊シリーズへは1985年の『電撃戦隊チェンジマン』にて初参加[2][3][9]。その後、同作品のチェンジフェニックスから『鳥人戦隊ジェットマン』のホワイトスワンまで、7作連続でヒロインを担当[3][6][9]。ホワイトスワンを怪我で降板した後[2][3][9]は一時期出演が途切れたが[注釈 1]、その後『超力戦隊オーレンジャー』でシリーズに復帰し、『電磁戦隊メガレンジャー』以降、再びヒーロー側のスーツアクターを担当するようになった[3][9]。1998年の『星獣戦隊ギンガマン』で初めて男性レギュラーを担当し、『未来戦隊タイムレンジャー』まで3作連続で男性キャラクターを演じた[3][9]。2000年代後半からはスーツアクトレスが増加したこともあり、女性敵幹部のスーツアクターを担当することが多くなっている[4][5][6]。
女性キャラクターは、後楽園ゆうえんちの『超電子バイオマン』ショーで初担当[3]。蜂須賀は、女性役に選ばれた理由についてテレビシリーズでイエローとピンクを担当する竹田道弘や辻井啓伺らに似て、小柄で細身だったからとしている[3]。
初めてレギュラーを務めた『電撃戦隊チェンジマン』では、チェンジマーメイド役の赤田昌人が後輩ながらスタントやアクションに秀でていたため、蜂須賀はアクションに全力を尽くしながら芝居では負けないように意識していた[9]。そのため、街中や映画などで色々なタイプの女性の仕草を観察し、演技に取り入れていた[9]。
デビュー初期はワイヤーアクションが取り入れられ始めていた時期だったが、当時は切れやすいピアノ線を使用していたためやり直しも多く苦労したと述べている[9]。
『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン役は、初めて単独ヒロインになったことからプレッシャーが大きく、やるしかないと覚悟を決めて挑んだ結果、竹田のコピーから抜け出して自信を持って出来るようになったと実感したという[9]。
『鳥人戦隊ジェットマン』は変身前とのシンクロが濃くなったことから、シリーズとしての転機だったと述べている[2]。
休養時期には、アクション監督の山岡淳二から『ブルースワット』へ代役での出演を依頼されたこともあったが、自信がなかったため断っている[9]。
『星獣戦隊ギンガマン』のギンガイエローのように、少年戦士役を演じることもある[1][10]。蜂須賀は、希望通りの役になることは少ないため嬉しかったと述べている[2]。しかし、意識しないと女性の動きが出てしまい、『未来戦隊タイムレンジャー』までの3年間男性キャラクターを演じた結果、男性役は向かないと感じたという[3]。『救急戦隊ゴーゴーファイブ』からは体を大きくするため筋トレを行っていたが、『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオホワイトで再び女性役に戻ったため、体を戻すのに苦労したと述べている[3]。
『轟轟戦隊ボウケンジャー』では全員がプロフェッショナルという設定だったが、蜂須賀の演じるボウケンイエローは戦いの素人であると撮影初日に告げられ、土壇場で役作りを変更することになった[2][3]。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』では当初ピンクを担当する予定だったが、蜂須賀は長年同じような役を演じていたことからクールな役を演じたいという意向と、さらに豪快チェンジ用の歴代戦隊の衣裳でも過去に担当したイエローがそのまま着られるものが多かったため、イエローを担当する予定だった野川瑞穂と交換してゴーカイイエローを担当することになったというエピソードがある[2]。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で演じた十六夜九衛門は久々のレギュラーでの男性役だったが、当初は正体が確定していなかったため性別がわからないよう演じてくれと指示されていた[5]。
2004年に妻に腎臓を提供して腎移植しながら、激しい動きのスタントをこなしている。
JAEではスーツアクターからアクション監督へ転身する者もいるが、蜂須賀は自身には向いていないとし、アクション監督を務める意志はないことを語っている[4]。一方で、若手に対し女形としてのアクションテクニックを指導し、後進の育成に取り組んでいる[4]。
スーツアクターの他、顔出しでゲストキャラクターを演じることもある。
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