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アイーダ (ミュージカル)

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アイーダ』 (: Aida) は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラアイーダ』を元にしたミュージカル

概要 Aida, 作曲 ...

ディズニー製作のミュージカル第3弾として2000年ブロードウェイで初演された。作曲:エルトン・ジョン、作詞:ティム・ライス。同年のトニー賞や翌年のグラミー賞で多くの部門を受賞している。

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あらすじ

古代エジプト、ヌビアとエジプトは戦争中であった。そんな中ヌビアの王女アイーダは、攻め入ったエジプトの将軍ラダメスに捕らえられてしまった。誰もアイーダが王女であるとは気づかない。 ラダメスは、勇気に溢れたアイーダに惹かれ、エジプトの王女アムネリスの貢物にすることにした。アムネリスもまたアイーダが即行気に入り、奴隷ではなく友人として扱った。

ラダメスとアムネリスは、許婚だった。ラダメスの父ゾーザーは表向きはファラオに従っているが、内心ではファラオを毒殺し、いち早く実権を握ろうと画策していた。 ラダメスは、いつしかアイーダを愛するようになり、アイーダに今までの行いを詫び、すべてのものをヌビアの奴隷たちに与えたことがきっかけでアイーダとラダメスの関係は良好になっていき、愛し合う間柄になる。しかしそれは、ラダメスと本来の婚約者のアムネリスとの間に溝を生じさせるきっかけにもなった。

そんな中アイーダの父であり、ヌビア国王であるアモナスロが、捕らえられてしまう。アイーダと父アモナスロが逃げ出すチャンスは城内の警備が薄くなるラダメスとアムネリスの結婚式しかなかった。 アイーダは、ラダメスに愛しているが、彼とは結婚できないこと、ラダメスはアムネリスと結婚するべきであることを告げるが、アムネリスに会話を聞かれてしまう。

ラダメスとアムネリスの結婚式が終わると同時に、アモナスロ脱走のニュースが飛び込んだ。ラダメスが桟橋に駆けつけたとき、アイーダだけが再び捕らえられてしまった。父が静止するのも聞かずに、ラダメスはアムネリスではなくアイーダを選んだ。

ゾーザーの国王への裏切りが発覚し逮捕。ラダメスとアイーダも、国とアムネリスへの裏切りで逮捕され、生き埋めによる死刑を課されてしまう。しかし、2人を不憫に思ったアムネリスは、せめて二人が共に眠れるように懇願した。死に際、ラダメスは何度生まれ変わってもアイーダを見つけ出すと誓う。

戦争から4000年後、古代エジプトの遺跡を展示する博物館の中で、アイーダとラダメスの生まれ変わりと思しき男女が出会った。

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登場人物

アイーダ(Aida)
本作の主人公でヌビアの王女。戦争で敵国エジプトの囚われの身となる。情に熱く真っ直ぐな性格。
ラダメスとは当初対立していたがともに行動するうちに両思いになる。
ラダメス(Radames)
エジプトの将軍。当初は父・ゾーザーの影響から粗暴で好戦的なところが目立っていたがアイーダと出会い優しい心を取り戻す。
アムネリスとは婚約中だがアイーダを愛してしまったため2人の間で心が揺れる。
アムネリス(Amneris)
エジプトの王女。わがままでおしゃれが大好き。
ラダメスと婚約している。アイーダとは友人関係だが、次第にラダメスをめぐる恋のライバルになっていく。
ゾーザー(Zoser)
ラダメスの父親。本作のディズニー・ヴィランズ。エジプトの宰相だが、実権を握ることに執念を燃やす。
息子のラダメスに対して愛情を持ち合わせておらず、自分の野望の道具としか見ていない。
メレブ(Mereb)
アイーダに仕えていたヌビアの奴隷。ひたむきで献身的な性格の青年。
アイーダを非常に慕っている。最終的にはアイーダを庇い命を落とす。
ネヘブカ(Nehebka)
アイーダに仕えていたヌビアの奴隷の女性。
メレブ同様、アイーダを非常に慕っている。最終的にはアイーダの身代わりとなり命を落とす。
ファラオ(Pharaoh)
エジプト王でアムネリスの父親。
ラダメスと娘を結婚させることに躍起になっている。
アモナスロ(Amonasro)
ヌビアの王でアイーダの父親。娘を愛する優しい人物。
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日本における上演

要約
視点

日本では劇団四季2003年大阪MBS劇場にてブロードウェイ版を初演した。以降、京都・福岡・名古屋とレパートリー演目として上演している。2009年10月3日から2010年9月6日まで電通四季劇場[海]で初の東京公演を行い、2011年3月21日から大阪で再演、2012年4月14日からJR東日本アートセンター四季劇場[秋]で東京アンコール公演が行われ、同年9月より名古屋にて再演した。

歴代主要キャスト(劇団四季)
  • 2009年、安蘭けい主演で『The Musical AIDA』が上演。副題に「-宝塚歌劇「王家に捧ぐ歌」より-」とあるように、宝塚版の作品をアイーダが主役となるようにリメイクした。脚本・演出は「王家に捧ぐ歌」と同じく木村信司が担当。安蘭自身はこの作品が宝塚歌劇団退団後の初舞台となった。
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