アポロティアラ

アポロティアラ（欧字名:Apollo Tiara、2004年4月14日 - 2020年秋）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2006年のフェアリーステークス。

アポロティアラ
欧字表記	Apollo Tiara[1]
品種	サラブレッド[1]
性別	牝[1]
毛色	鹿毛[1]
生誕	2004年4月14日[1]
死没	2020年秋（同年10月用途変更）[2]
父	パラダイスクリーク[1]
母	タイキフレグランス[1]
母の父	Topsider[1]
生国	日本（北海道三石町）[1]
生産者	山際牧場[1]
馬主	アポロサラブレッドクラブ[1]
調教師	柴崎勇（美浦）[1]
競走成績
生涯成績	17戦2勝[1]
獲得賞金	4114万5000円[1]
勝ち鞍 GIII フェアリーステークス 2006年

馬名の由来は、冠名＋髪飾り。

経歴

2005年10月、北海道オータムセールにてアポロサラブレッドクラブに210万円で落札された^[1]。

競走馬時代

2006年8月26日、新潟競馬場6レースの2歳新馬戦でデビューし2着。3戦目となった10月の2歳未勝利で初勝利を収めた。その後自己条件で1戦し、年末に格上挑戦でフェアリーステークスに出走。16頭中13番人気と全く期待されていなかったが、上り最速の脚で前方集団をまとめて交わし重賞初挑戦での初優勝を飾った。

翌2007年は2月のクイーンカップより始動したが、見せ場なくブービーの15着。4月の桜花賞は16着惨敗に終わった。その後も二桁順位の惨敗が続き、結局未勝利のままシーズンを終えた。

2008年6月からは条件戦に降級するも状況は変わらず、11月の1000万下・みちのく特別で10着に敗れたのを最後に競走馬を引退した。

繁殖牝馬時代

競走馬引退後、生まれ故郷の山際牧場で繁殖入りした。

2017年2月12日、初仔のウインエスターテ（父：サマーバード）が地方競馬にて産駒初勝利を挙げた。

2019年8月17日、3番仔のマイティウェイ（父：ジャスタウェイ）が3歳未勝利戦を勝ち、産駒JRA初勝利を挙げた。

2020年10月付で用途変更^[2]。なお、競走馬のふるさと案内所によると没年月日が2020年秋という記述があり、用途変更の前後のタイミングで死亡したとみられる。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ^[1]およびnetkeiba.com^[3]に基づく。

競走日	競馬場	競走名	格	距離（馬場）	頭 数	枠 番	馬 番	オッズ （人気）	着順	タイム （上り3F）	着差	騎手	斤量 [kg]	1着馬（2着馬）	馬体重 [kg]
2006.08.26	新潟	2歳新馬		芝1200m（良）	18	6	11	005.90（3人）	02着	01:10.6（36.0）	-0.2	0吉田隼人	53	トウカイシグナル	450
0000.09.10	中山	2歳未勝利		芝1200m（良）	16	1	1	003.20（2人）	04着	R1:09.4（35.7）	-0.5	0石橋脩	54	ノボスイーツ	454
0000.10.07	東京	2歳未勝利		芝1400m（重）	12	2	2	002.50（1人）	01着	R1:23.4（35.5）	-0.3	0吉田隼人	53	（コスモエターナル）	470
0000.10.14	東京	サフラン賞	500万下	芝1400m（良）	16	7	13	039.4（12人）	12着	01:24.1（35.5）	-0.8	0吉田隼人	54	ホットファッション	462
0000.12.17	中山	フェアリーS	GIII	芝1200m（良）	16	3	6	102.0（13人）	01着	01:09.4（35.4）	-0.2	0勝浦正樹	54	（サンタフェソレイユ）	468
2007.02.17	東京	クイーンC	GIII	芝1600m（良）	16	5	9	031.50（9人）	15着	R1:36.3（35.7）	-1.8	0吉田隼人	55	イクスキューズ	468
0000.04.08	阪神	桜花賞	GI	芝1600m（良）	18	1	2	307.1（18人）	16着	01:36.1（35.4）	-2.4	0勝浦正樹	55	ダイワスカーレット	456
0000.11.11	東京	オーロC	OP	芝1400m（稍）	17	6	11	044.40（9人）	12着	R1:23.3（35.5）	-1.6	0石神深一	50	ブルーメンブラット	480
0000.11.23	京都	京阪杯	GIII	芝1200m（良）	18	1	1	292.0（17人）	18着	R1:09.4（34.8）	-1.5	0小牧太	53	サンアディユ	470
2008.01.06	京都	門松S	OP	ダ1400m（良）	16	5	9	134.3（13人）	16着	01:26.2（39.0）	-2.3	0鮫島良太	52	トラストジュゲム	476
0000.06.29	函館	函館日刊スポーツ杯	1000万下	芝1200m（良）	13	3	3	012.30（5人）	12着	R1:09.8（35.3）	-1.0	0津村明秀	54	スーパーマルトク	488
0000.07.13	福島	尾瀬特別	1000万下	芝1200m（良）	14	8	13	031.40（9人）	07着	R1:09.9（35.8）	-0.9	0田中勝春	55	メイショウキトリ	474
0000.08.09	新潟	長岡特別	1000万下	芝1200m（良）	15	4	6	059.0（11人）	08着	01:09.0（34.6）	-0.5	0柴田善臣	55	タケデンノキボー	472
0000.09.14	中山	初風特別	1000万下	芝1200m（良）	15	7	12	047.0（13人）	14着	R1:09.1（35.4）	-1.5	0柴田善臣	53	ナンゴクプラネット	484
0000.09.28	中山	勝浦特別	1000万下	芝1200m（良）	14	2	2	045.8（11人）	07着	R1:08.6（34.7）	-0.2	0勝浦正樹	55	ハッピービーチ	478
0000.11.01	東京	鷹巣山特別	1000万下	芝1400m（良）	16	5	9	064.2（11人）	16着	01:23.0（35.5）	-1.4	0赤木高太郎	55	リビアーモ	482
0000.11.24	福島	みちのく特別	1000万下	芝1200m（良）	16	1	2	017.30（7人）	10着	01:10.3（34.9）	-1.0	0吉田隼人	55	ブライティアミラ	474

繁殖成績

	生年	馬名	性	毛色	父	馬主	厩舎	戦績	出典
初仔	2014年	ウインエスターテ	牡	栗毛	サマーバード	（株）ウイン →藤木敏則 →廣松金次 →酒井孝敏	美浦・清水英克 →佐賀・東真市 →大井・宮浦正行 →川崎・武井和実 →大井・香取和孝	30戦8勝（抹消）	[4]
2番仔	2015年	トモジャオール	牝	黒鹿毛	エンパイアメーカー	吉冨学	美浦・鈴木伸尋 →佐賀・土井道隆	17戦4勝（抹消、繁殖）	[5]
3番仔	2016年	マイティウェイ	牡	黒鹿毛	ジャスタウェイ	（株）ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン	美浦・高木登 →美浦・粕谷昌央	28戦2勝（抹消）	[6]
4番仔	2017年	アイガーテソーロ	牡	鹿毛	ロードカナロア	了徳寺健二ホールディングス（株）	美浦・加藤士津八 →北海道・安田武広 →美浦・田中剛 →佐賀・大垣敏夫	33戦5勝（抹消）	[7]
5番仔	2018年	ラガーイチバン	牝	黒鹿毛	ドゥラメンテ	奥村啓二	栗東・清水久詞 →園田・尾林幸二	8戦0勝（抹消）	[8]

血統表

アポロティアラの血統			（血統表の出典）[§ 1]
父系	リヴァーマン系			[§ 2]
父 *パラダイスクリーク 鹿毛 1989	父の父 Irish River 栗毛 1976	Riverman	Never Bend
			River Lady
		Irish Star	Klairon
			Botany Bay
	父の母 North of Eden 鹿毛 1983	Northfields	Northern Dancer
			Little Hut
		*ツリーオブノレッジ	Sassafras
			Sensibility
母 *タイキフレグランス 鹿毛 1993	母の父 Topsider 鹿毛 1974	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Drumtop	Round Table
			Zonah
	母の母 Sudden Flash 栗毛 1986	Known Fact	In Reality
			Tamerett
		Spark of Fire	Run the Gantlet
			Sparkalark
母系(F-No.)	タイキフレグランス(USA)系(FN:9-f)			[§ 3]
5代内の近親交配	Northern Dancer 4×3、Nasrullah 5×5			[§ 4]
出典	[9], [10] [10] [9] [9], [10]

• 半妹ジョーアラマートの産駒にジョーストリクトリ（ニュージーランドトロフィー）。