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オル・チキ文字 (Unicodeのブロック)
Unicodeのブロック ウィキペディアから
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オル・チキ文字(オル・チキもじ、英語: Ol Chiki)は、Unicodeの63個目のブロック。
解説
インドのビハール州、オリッサ州、西ベンガル州などの東インド地域やバングラデシュなどに居住するサンタル人が話すオーストロアジア語族のサンタル語を表記するためのオル・チキ文字を収録している。1925年にラグナート・ムルムにより発明された比較的新たな文字体系である。
オル・チキ文字はインドの文字体系としては珍しく、音素文字のうち母音と子音にそれぞれ独立した文字が割り当てられたアルファベットに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右へと横書き(左横書き)し、下に行を送る。単語毎に分かち書きをする。
なお、子音字のうち有声子音を表す文字は語末及び別の子音字の前では喉頭化した無声子音として読まれる。例えばU+1C5C ᱜ OL CHIKI LETTER AG
は母音の前では音素[ɡ]を表すが、語末・子音の前では[kˀ]を表す。なお、語頭については原則喉頭化子音として読み、有声子音として読む場合にはU+1C7D ᱽ OL CHIKI AHAD
という記号を付加する。
加えて、アラビア文字やタイ文字などと同様に独自の数字体系(オル・チキ数字)を有している。
符号位置の順序はおおむね伝統的なオル・チキ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン5.1において初めて追加された。
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収録文字
要約
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小分類
このブロックの小分類は「数字」(Digits)、「字母」(Letters)、「修飾文字」(Modifier letters)、「約物」(Punctuation)の4つとなっている[2]。
数字(Digits)
この小分類にはオル・チキ文字で用いられる固有の数字が収録されている。
字母(Letters)
修飾文字(Modifier letters)
この小分類にはオル・チキ文字のうち、発音の変化などを表すための文字幅を持った修飾文字が収録されている。基本的に修飾する文字の右側に書かれる。
約物(Punctuation)
文字コード
オル・チキ文字(Ol Chiki)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1C5x | ᱐ | ᱑ | ᱒ | ᱓ | ᱔ | ᱕ | ᱖ | ᱗ | ᱘ | ᱙ | ᱚ | ᱛ | ᱜ | ᱝ | ᱞ | ᱟ |
U+1C6x | ᱠ | ᱡ | ᱢ | ᱣ | ᱤ | ᱥ | ᱦ | ᱧ | ᱨ | ᱩ | ᱪ | ᱫ | ᱬ | ᱭ | ᱮ | ᱯ |
U+1C7x | ᱰ | ᱱ | ᱲ | ᱳ | ᱴ | ᱵ | ᱶ | ᱷ | ᱸ | ᱹ | ᱺ | ᱻ | ᱼ | ᱽ | ᱾ | ᱿ |
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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