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ゲームボーイカラーのゲームタイトル一覧

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ゲームボーイカラーのゲームタイトル一覧
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ゲームボーイカラーのゲームタイトル一覧(ゲームボーイカラーのゲームタイトルいちらん)では、ゲームボーイスーパーゲームボーイゲームボーイカラーで使用できる、ゲームボーイカラー対応ソフトおよびゲームボーイカラーで使用できるゲームボーイカラー専用ソフトを発売順に列記する。また発売されなかったタイトルおよび非ライセンスタイトルも列記する。

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ゲームボーイカラー本体


発売されたソフトの変遷

要約
視点

1998年10月21日にカラー画面を採用したゲームボーイカラーが発売された[1]。これに先駆けてゲームボーイ&カラー共通ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』が発売されており、ローンチタイトルとしては『テトリスDX』などがある[1]。『テリーのワンダーランド』は当時よく見られたポケットモンスターと似たシステムを導入していた一方、一人で遊べる部分が大きかったことや、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(1995年発売)以降ドラゴンクエストシリーズの新作が出ていなかったこともあって、成功を収めた[2]

ゲームボーイカラー専用ソフトだけでも『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ・城之内デッキ・海馬デッキ』や『ポケットモンスター クリスタルバージョン』のように100万本を超えるソフトが登場した[3]。他方、『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』(2000年9月8日発売)は漫画『とっとこハム太郎』のキャラクターゲームであると同時に、プロフィールを登録した友人たちと性格や相性を占う機能があり、のちにニンテンドーDS用ソフト『トモダチコレクション』のルーツとなった[4]。また、他機種からの移植作品においては機能が追加された例もあり、たとえば『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(2000年12月8日発売)の場合、スーパーファミコン版を基にしつつも、倒したモンスターから「モンスターメダル」を獲得できるといった要素が追加された[4]

ゲームボーイカラーは画面の単なるカラー化だけでなく、赤外線による通信機能も付け加えられた[1]。赤外線通信は、ゲームボーイカラー間の通信(対戦・データ交換)に加え、ほかの家電製品のリモコンから発せられる赤外線も受け付けることができた[5]ことで新しい遊び方につながった。[注 1]

カートリッジ自体に仕掛けを施して新たな遊びにつなげた例もあり、例えば『コロコロカービィ』の場合、カートリッジに内蔵されたセンサーによって、ゲームボーイカラー本体とゲーム内のカービィの動きを連動させられた[7]。また、『トレード&バトル カードヒーロー』ではカートリッジに時計機能を付与することで、プレイヤーの誕生日に特別なイベントが起こる仕掛けを施すことができた[8]。このほかにも、NINTENDO64用ソフトとの連動機能を持たせた作品(例:『マリオゴルフGB』[9])もあった。

2000年3月1日には任天堂の書き換えサービス・ニンテンドウパワーの対象にゲームボーイが加わり、『スーパーマリオブラザーズ』の内容強化版である『スーパーマリオブラザーズデラックス』が目玉に据えられえたほか、7月31日にはプリライト版の新作『バルーンファイトGB』が発売された[10]。その後、書き換え用ソフトの供給終了によりサービスを縮小し、2007年2月28日にサービス終了を迎えた[10]

2001年1月27日には、携帯電話とゲームボーイカラー本体を接続する周辺機器・モバイルGBアダプタが発売された[11]。これにより、全国のプレイヤーとの対戦(例:『モバイルゴルフ[12])や、追加コンテンツの配布(例:『ポケモンクリスタル』)といったことが実現できた[11]。とはいえ、当時携帯電話があまり普及していなかったことに加え、通信料金が発生することや、それとは別に参加料も発生する場合もあるため、サービスを利用できる者は限られていた[11][12]。発売から1年ほど後の2002年12月14日に「モバイルアダプタGB」のサービスは終了した[11][13]

一方、他機種からの移植の場合、何らかの工夫が施された作品もあった。たとえば前述の『スーパーマリオブラザーズデラックス』の場合、ゲームボーイカラーの画面サイズの都合仕様上視点を動かす動作が追加された分、画面に映らない敵などを確認する必要が出てきたものの、コース単位でのセーブ機能や数々の新要素により、「デラックス」の名にふさわしい内容に仕上がったと評価する者もいる[14]。他方で、うまくいかなかった作品もあった。たとえば『BIOHAZARD GAIDEN』の場合、ゲームボーイでバイオハザードシリーズを表現するという意欲作であり、本編のスタッフも開発にかかわっていたが、物語の結末で主人公が怪物と入れ替わっていることが示唆されるなど、ナンバリングタイトルとの設定の矛盾からあまり評価されなかった[15]

日本国外において、『シャンティ』はゲームデザイナーのマット・ボゾンがファミコン世代の人間であると同時にディズニーにルーツを持つアニメーションの制作訓練を受けていたこともあって、当時としては珍しい日本製ゲームの文法やテイストを踏襲した作品となり、史上初のサードパーティ製メトロイドヴァニア[注 2]と称する批評家もいる[16]。なお、同作はゲームボーイアドバンス発売後にあたる2002年に発売されたこともあって売上本数は2万本台と今一つだったが、熱心なファンの獲得に成功し、のちにシリーズ化を果たし、日本でも発売されるようになった[16]

なおゲームボーイカラーでは、従来のゲームボーイ用ソフトも遊ぶことができ、その際の配色パターンは12種類であり、起動時に設定できる[17]。一方ゲームボーイカラー専用ソフトを従来のゲームボーイで遊ぶことはできず、ゲームボーイカラー専用ソフトのカートリッジは従来のゲームボーイに誤って入れた際に電源ボタンが引っ掛かる形状となっている[5]

2001年に次世代機のゲームボーイアドバンスが発売された[18]ことで、新規タイトル供給はゲームボーイカラー対応ソフトで2002年、カラー専用ソフトで2003年に終了した。

2003年までに発売された一部のタイトルは、後にバーチャルコンソールなどのダウンロード配信によって後世の機種でも遊ぶことができる[注 3]

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ゲームボーイカラー対応のタイトル一覧

要約
視点

本節の「発売されたタイトル一覧表」には合計で「319」のゲームタイトルを発売日・発売元とともに列記している。また「地域ごとの発売年一覧表」には1998年から2002年に発売されたゲームタイトル数を地域および年に分けて列記している。なおゲームボーイとゲームボーイカラー専用を含めた合計タイトル数に関してはゲームボーイのゲームタイトル一覧#発売されたタイトルを参照。

さらに見る 地域, 1998年 ...

ゲームは以下の機体で動作可能である。

  • ゲームボーイ
  • ゲームボーイポケット
  • ゲームボーイライト
  • スーパーゲームボーイ
  • スーパーゲームボーイ2
  • ゲームボーイカラー
  • ゲームボーイアドバンス
  • ゲームボーイアドバンスSP
  • ゲームボーイプレーヤー

以下の表の「SGB」列に○のあるタイトルはスーパーゲームボーイ対応ソフトであることを示す。

さらに見る 発売日, タイトル ...
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ゲームボーイカラー専用のタイトル一覧

要約
視点

本節の「発売されたタイトル一覧表」には合計で「606」のゲームタイトルを発売日・発売元とともに列記している。また「地域ごとの発売年一覧表」には1999年から2003年に発売されたゲームタイトル数を地域および年に分けて列記している。なおゲームボーイとゲームボーイカラー対応を含めた合計タイトル数に関してはゲームボーイのゲームタイトル一覧#発売されたタイトルを参照。

さらに見る 1999年, 2000年 ...

ゲームは以下の機体で動作可能である。

  • ゲームボーイカラー
  • ゲームボーイアドバンス
  • ゲームボーイアドバンスSP
  • ゲームボーイプレーヤー
さらに見る 発売日, タイトル ...
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その他

さらに見る 発売年, 作品名 ...

発売されなかったタイトル

さらに見る タイトル, 発売元 ...
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非ライセンス品

  • "Painter"
    • 2001年にRocket Gamesから欧米向けに発売された作品で、『アミダー』との類似性が指摘されている[95]
  • "Pocket Smash Out"
  • Tobu Tobu Girl Deluxe
    • 2019年発売。2017年12月3日に発売した『Tobu Tobu Girl』カラー対応版でFirst Press Gamesが展開する「DOT MATRIX SERIES」の第1弾タイトルとして発売され[167]、2021年2月には日本語ローカライズ版『とぶとぶがーるでらっくす 日本式』が発売された[168]
  • 『ポワッ!』(SPACEBOT INTERACTIVE)
    • 2020年11月発売。サイドビュー式アクションゲーム[169]
  • Dragonborne DX
    • 2021年2月12日に発売した『Dragonborne』のカラー対応版[170]
  • 『燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争GB』(ハビットソフト)
    • 2022年8月13日発売。「同名のアーケードゲームがもしも当時ゲームボーイカラーに移植されていたら」をコンセプトに制作された[171]
  • 『メロンジャーニー1』(Beep)
    • 2023年3月9日発売のゲーム『Melon Journey: Bittersweet Memories』のNintendo Switch向けのパッケージ版の限定版に「レトロカートリッジ」として付属[172]。Nintendo Switch用ソフト自体は任天堂のライセンス品である。
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脚注

参考文献

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