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ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男
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『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』(ジオファー ゴッドファーザーにかけたおとこ、The Offer)は、ニューヨーク市を舞台にしたフランシス・フォード・コッポラ監督のギャング映画『ゴッドファーザー』(1972年)のパラマウント映画での製作舞台裏を描いた、マイケル・トルキンによるアメリカ合衆国の伝記ドラマのミニシリーズ。
出演はマイルズ・テラー、マシュー・グッド、ジョヴァンニ・リビシ、コリン・ハンクス、ダン・フォグラー、ジュノ・テンプル、バーン・ゴーマンなど。2022年4月28日にParamount+で初公開され、10エピソードが放送された。日本ではU-NEXTが2022年7月15日より独占配信している。
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あらすじ
1970年代初頭の大ヒットとなった映画『ゴッドファーザー』の製作の舞台裏を描く。イタリアン・マフィアを描いた小説『ゴッドファーザー』がベストセラーとなり、パラマウント映画が映像化に乗り出す。イタリア系アメリカ人社会は差別的だとして敵意を示し妨害するも、製作部門責任者のロバート・エヴァンスに起用された新顔のプロデューサーであるアルバート・S・ラディは、五大ファミリーの一つコロンボ・ファミリーの長ジョゼフ・コロンボと友好関係を築いて製作を進める。ラディは落ち目と噂されるフランシス・コッポラを監督に雇うも、パラマウント映画や親会社ガルフ&ウエスタンの重役バリー・ラピダスは、高額予算で芸術性を追及しようとする姿勢に否定的となり妨害する。コッポラはやはり落ち目とされる俳優マーロン・ブランドや無名のアル・パチーノを起用する。ラディは親会社のCEOチャールズ・ブルードーン、パラマウント映画、製作陣、そしてマフィアの間を奔走して配役や予算をまとめ、撮影にこぎつける。だがコロンボは対立するギャングに撃たれて意識不明となる。アリ・マッグローとの結婚の破綻によりエヴァンスは生活が荒れて出社もしなくなり、一時後任となったラピダスが編集やポスターに口出しするが、エヴァンスが復帰して元に戻す。『ゴッドファーザー』は異例の長尺となり公開は遅れるも、大ヒットしてアカデミー賞作品賞を受賞する。エヴァンスは続編を企画するも、ラディは次作『ロンゲスト・ヤード』に集中するために参加を断る。
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キャスト
要約
視点
※括弧内は日本語吹替[1]。
主要人物
- アルバート・S・ラディ: マイルズ・テラー(中村章吾) - 『ゴッド・ファーザー』のプロデューサー
- ロバート・エヴァンス: マシュー・グッド(てらそままさき) - パラマウント映画の製作担当副社長
- フランシス・フォード・コッポラ: ダン・フォグラー(田中美央) - 『ゴッド・ファーザー』の監督、イタリア系
- チャールズ・ブルードーン: バーン・ゴーマン(牛山茂) - パラマウントの親会社ガルフ&ウェスタンのオーナー
- バリー・ラピダス: コリン・ハンクス(前堂友昭) - ガルフ&ウェスタンの幹部、ラディを妨害する
- ジョゼフ・コロンボ: ジョヴァンニ・リビシ(斎藤寛仁) - ニューヨークのアメリカンマフィア5大ファミリーの一つであるコロンボ・ファミリーのボス
- ベティ・マッカート: ジュノー・テンプル(加藤美佐) - ラディの秘書
リカーリング
- フランソワーズ・グレイザー: ノラ・アルネゼデール(大原さやか) - シャトーのオーナー、ラディの恋人
- アリ・マッグロー: メレディス・ギャレットソン - 『ある愛の詩』の主演女優でロバート・エヴァンスの妻
- マリオ・プーゾ: パトリック・ギャロ(岩崎ひろし) - 『ゴッド・ファーザー』の原作者であり脚本家、イタリア系
- アンドレア・イーストマン: ステファニー・ケーニッヒ(小林さとみ) - パラマウント映画のキャスティング・ディレクター
- ピーター・バート: ジョシュ・ザッカーマン(野沢聡) - パラマウント映画の重役
- ジャック・バラード: ポール・マクレーン(魚建): パラマウント映画の重役、ラディを妨害する
- フランク・シナトラ: フランク・ジョン・ヒューズ - イタリア系の著名歌手
- マリオ・ビアッジ: ダニー・ヌッチ - ニューヨーク市選出のイタリア系の下院議員
- トーマス・ルッケーゼ: マイケル・リスポリ - ニューヨークの5大ファミリーの一つルッケーゼ・ファミリーのボス
- カルロ・ガンビーノ: アンソニー・スコルディ(岩崎ひろし) - ニューヨークの5大ファミリーの一つガンビーノファミリーのボス
- ニッキー・バーンズ: デリック・バスキン - ハーレムの黒人犯罪組織「カウンシル」のボス
- レニー・モンタナ: ルー・フェリグノ - コロンボ・ファミリーの一員。『ゴッド・ファーザー』でルカ役を演じる。
- カーマイン: ジェームズ・マディオ - コロンボ・ファミリーの一員
- シーザー: ジェイク・カンナヴェイル - 映画製作現場で働くコロンボ・ファミリーの一員
- ジョーイ・ギャロ: ジョセフ・ルッソ(江頭宏哉[2]) - コロンボ・ファミリーの前身であるプロファチ・ファミリーのメンバーで刑務所入りしていた殺し屋
- マーロン・ブランド: ジャスティン・チェンバース(多田野曜平) - ヴィトー役の俳優
- アル・パチーノ: アンソニー・イッポリート(野沢聡[3]) - マイケル役の無名俳優
- ジャンニ・ルッソ: ブランデン・ウィリアムズ(魚建) - カルロ役の俳優
- ダイアン・キートン: マヤ・バトラー - ケイト役の女優
- ジェームズ・カーン: ダミアン・コンラッド=デイビス - ソニー役の俳優
- ロバート・デュバル: デレク・マジャール - トム・ヘイゲン役の俳優
- ジョン・カザール: ニック・プポ - フレド役の俳優
- タリア・シャイア: シンシア・アイリーン・ストラハン - コニー役の女優
- ソニー・グロッソ: カーマイン・ジョヴィナッツォ - 『ゴッドファーザー』の技術顧問で元警官
- アラム・アヴァキアン: ジェフリー・エアンド - 『ゴッドファーザー』の編集者、ラディを妨害する
- ディーン・タヴォウラリス: エリック・バルフォー - 『ゴッドファーザー』の美術監督
- ゴードン・ウィリス: T・J・サイン(江藤博樹) - 『ゴッドファーザー』の撮影監督
- フレッド・ギャロ: ザック・ショアー - 『ゴッドファーザー』の助監督
ゲスト
- キャンディダ・ドナディオ: ローラ・グラウディーニ - プーゾのエージェント
- バーナード・ファイン: カイル・S・モア - ラディと協力するテレビ番組プロデューサー
- ジェームズ・T・オーブリー: チャーリー・ハイト - カーク・カーコリアンが買収(1回目)したMGMの社長。仇名は笑うコブラ。
- アンナ・ヒル・ジョンストン: ドーン・ジョイヤル - 『ゴッド・ファーザー』の衣装デザイナー
- ロバート・タウン: イアン・マイケルズ - 『チャイナタウン』担当の脚本家
- アルヴィン・サージェント: アレン・マーシュ - 『ペーパー・ムーン』担当の脚本家
- バート・レイノルズ: ブランドン・スクレナー - 『ロンゲスト・ヤード』の主演俳優
- ロバート・レッドフォード: ビリー・マグヌッセン - 『華麗なるギャツビー』の主演俳優
- モルガナ・キング: リサ・ドビン - カルメラ・コルレオーネ役の俳優
- ヴィック・ダモーン: マイケル・ランデス - ジョニー・フォンテーン役を降板する歌手
- ニューヨークのダンサー: アンドリュー・チャイルド
- ロージー・モリーナ: アイミー・カレロ(木下紗華) - ラディがニューヨークで知り合う女性
- ミッキー・コーエン: ルイス・マンディロア - ロサンゼルスのマフィア指導者
- マドリーナ・コロンボ: リン・アドリアナ・フリードマン - ジョー・コロンボの妻
- ヘンリー・キッシンジャー: デビッド・シャランスキー - 大統領補佐官
- モラン: ロス・マッコール - FBI特別捜査官
- ヘイル: カーク・アセヴェド - FBI特別捜査官
- アンディ・カルフーン: マイケル・ガンドルフィーニ - パラマウント映画を買おうとするテキサスの富豪
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エピソード
要約
視点
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製作
このプロジェクトは、2020 年 9 月にParamount+で放映されることが発表され、プロデューサーのAlbert S. Ruddyの視点で描かれることとなった[4]。アーミー・ハマーは2020年12月に彼を演じるためにキャスティングされたが[5] [6]、翌月脱落した。代わりに2021年5月にマイルズ・テラーが選ばれた[7]。2021年4月、デクスター フレッチャーが契約し、いくつかのエピソードを監督することとなった[8] [9]。マシュー・グード、ジョバンニ・リビシ、コリン・ハンクス、ダン・フォグラー、ジュノ・テンプルが6月に製作に参加し[10] [11] [12]、7月にはバーン・ゴーマンがチャールズ・ブラッドホーンとして参画した。ジャスティン・チェンバースは、マーロン・ブランド役に抜擢された[13] [14]。10月、エリック・バルフォア、マイケル・ガンドルフィーニ、ザック・ショアがキャストに加わり、バルフォアはプロダクション・デザイナーのディーン・タヴォラリスを演じた[15] [16]。
シリーズの撮影は2021年7月に開始されたが、 新型コロナウィルスの検査結果陽性が出たため、7月29日に一時停止された[17]。2021年8月23日、ロサンゼルスのホテル「シャトー・マーモント」で8月25日から27日にかけて撮影する予定が、現地で労働争議が続いていることがわかり、中止となったことが報じられた[18]。
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作品の評価
レビューアグリゲーターサイトRotten Tomatoesでは、50人の批評家のレビューのうち54%が肯定的で、平均評価は6.1/10。同サイトでは、「不必要な小ネタや芸能界の歴史への不愉快なツッコミが満載で、これは断れる『オファー』だ」と評価されている[19]。 加重平均を採用しているMetacriticでは、26人の批評家の評価に基づいて100点満点中48点を割り当て、「賛否まちまち、または平均的」を示している[20]。
脚注
外部リンク
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