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テラ
国際単位系における接頭辞のひとつ ウィキペディアから
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テラ(tera, 記号: T)は国際単位系 (SI) におけるSI接頭語の1つで、基礎となる単位の1012(=一兆)倍の量であることを示す。
概要
国際単位系 (SI) の制定時(1960年)にSI接頭語として定められたもので、ギリシア語で「怪物」を意味する τέρας (teras) に由来する。
また、これはギリシア語で「4」を意味する接頭語 τετρα- (tetra-) に似ており、1012 = 10004 でもあるため、ペタ以上の接頭語を制定する際に参考にされた。
一般的な用法
SI接頭語
情報工学の分野における使用法
情報工学の分野において、SI接頭語「テラ」は、国際単位系 (SI) の定めに従い1,000,000,000,000(= 1012)倍(= 1000(103)ギガ)を示す場合と、国際規格などで定められていない俗習[3]として1,099,511,627,776(= 240)倍(= 1024(210)ギビ)を表す場合[1]がある。
この曖昧さを回避するため、1,099,511,627,776(= 240)倍を示す接頭語として、国際規格(IEC 80000-13)にてSI接頭語と区別できる2進接頭辞「テビ」(tebi,記号:Ti)が定められているが、「テビバイト」(tebibyte,記号:TiB)や「テビビット」(tebibit,記号:Tibit,Tib)などの単位は、あまり用いられていない[1]。
また、国際単位系 (SI) 第8版(2006年)にて、ギガやその他のSI接頭語を決して2のべき乗を表すために用いてはならないと定めている[4]が、大手IT企業であるマイクロソフトなどが、未だ国際単位系 (SI) の定めに完全には従っておらず[1]、2のべき乗を表す用法も混在する状況は解決されていない[2]。なお、macOSでは、Mac OS X Leopard以前は2のべき乗(1024倍)が用いられていたが、2009年公開のMac OS X Snow Leopard以降は10の整数乗(1000倍)を用いたストレージ容量やファイルサイズ表示に変更された。[5]
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脚注
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