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ピノキオ (1940年の映画)

1940年のアメリカのアニメーション映画 ウィキペディアから

ピノキオ (1940年の映画)
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ピノキオ』(原題:Pinocchio)は、1940年2月7日に公開されたウォルト・ディズニー・プロダクションによる長編アニメーション映画。原作はカルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』である。

概要 ピノキオ, 監督 ...

スティーヴン・ジェイ・シュナイダーの『死ぬまでに観たい映画1001本』にも掲載されており、Rotten Tomatoesの支持率100%の映画のうちの1つでもある。

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概要

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マジック・キングダムでのピノキオ

前作『白雪姫』が大ヒットをした後、「再び同じような映画を」という依頼がウォルトに多数寄せられたが彼はそれを拒否し、前作とは異なる冒険物語である「ピノキオ」を選んだ。

しかし、原作は社会風刺の小説であり、ピノキオは悪戯っ子で、子供っぽい性格がみられ、白雪姫のような華がなかったため、夢のある物語にするのは容易ではなかった。ウォルトはストーリーの制作に数か月も悩み、すでにアーティストたちは作業に入っていたのにもかかわらず制作を一時中断する。その間にピノキオは無邪気な性格に変更され、さらに原作ではピノキオにハンマーをぶつけられすぐに死んでしまうコオロギをピノキオの良心、そしてストーリーテラーとしての役割も持つ重要なキャラクター、ジミニー・クリケットとして登場させる事になった。制作が再開された後にも熟考を重ね、2年の歳月を経てついにテンポのよい夢と希望にあふれた冒険物語が完成した。

前作『白雪姫』のように莫大な制作費を掛けたが、公開された当時は(第二次世界大戦中という世相もあり)『ファンタジア』同様にヒットには至らず、会社は大赤字になり、更にディズニー社の労働条件の劣悪さからくる大規模な労働争議も相まって、会社の株式が1株25ドルから4ドルへと大暴落して経営危機にさらされウォルトは大ピンチに陥った。しかし劇中でジミニー・クリケットが歌った『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』は第13回アカデミー賞歌曲賞を受賞し、アメリカン・フィルム・インスティチュートによる、「映画史における偉大な歌100選」でも第7位に入るなど、古典アニメーションの傑作として今日でも愛され続けている。日本でのセルビデオ出荷本数は100万本[1]

本作品には原作小説とは異なる場面が多い。ゼペットとピノキオを呑みこむのが巨大なサメ(フカ)ではなく鯨であることや、ものをいうコオロギが洒落ていない、ブルー・フェアリー(仙女)の性格だけでなく、原作はかなり残酷でするどい皮肉に満ちていること、などがあげられる[2]

(世界各国の公開年については、シンプル英文版「Pinocchio (1940 movie)」も参照)

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ストーリー

要約
視点

ピノキオはおもちゃ職人のゼペットが作ったあやつり人形である。子供のいないゼペットは、ピノキオが「自分の子供になりますように」とに願う。皆が寝静まった頃、ブルー・フェアリーが現れてピノキオに生命を授けた。そして一部始終を見ていたコオロギのジミニー・クリケットを良心役に任命し、「勇気を持って正直で優しい性格になれば人間になれる」と言い残し、消えて行った。

騒音で目覚めたゼペットは、生命を授かったピノキオを見て大喜びし、翌日ピノキオを学校へ送り出す。しかし、世間知らずのピノキオは詐欺師のJ・ワシントン・ファウルフェローと、その子分でのギデオンの「スターの暮らし」の甘言に乗せられ、きちんと断るようにというジミニーの忠告も聞かず、ストロンボリ一座に売り飛ばされてしまう。

糸の無い人形ということで一座のスターになったピノキオだったが、何も知らず家に帰ろうとした途端、怒ったストロンボリによって鳥籠に閉じ込められてしまう。そこへ最後の別れを告げに来たジミニーと再会し、自分が騙されていたことに気づいて脱出を試みても、錠前が錆び付いていてまったく開かず困り果てる。そこへブルー・フェアリーが現れてピノキオを問いただすが、ジミニーに本当のことを言うように忠告されるも、嘘をついたピノキオの鼻は伸びはじめてしまう。嘘をついたことを反省したピノキオと、彼にチャンスを与えて欲しいとジミニーの説得もあり、ブルー・フェアリーの手助けでピノキオはストロンボリ一座を逃げ出して家に帰ろうとする。

しかし、家に帰る途中で再びファウルフェローとギデオンに呼び止められ、今度は、遊びの島「プレジャー・アイランド」へ行こうと誘われ[注釈 2]拉致同然に連れて行かれたピノキオは馬車に乗り、島へ向かう。そこではどんな悪いことでも許される島で、ピノキオはそこで過ごすうちに悪いことは楽しいと認識してしまい、二度にわたって言いつけを忘れてしまう。さらには散々心配したにもかかわらず、自分を侮辱した悪童ランプウィックを庇った挙げ句に彼を「親友」と呼ぶピノキオにとうとう愛想が尽きたジミニーは怒って帰ろうとした矢先、プレジャー・アイランドにいる子供達がロバになっていき、最後には町に売り飛ばされることを知ると、大慌てでピノキオの救出に向かった。その頃ランプウィックが目の前でロバになってしまい、自身にもロバの耳としっぽが生えて来たため混乱しパニックになったピノキオは、戻ってきたジミニーと一緒に危機一髪でプレジャー・アイランドを脱出し、家へと帰っていった。

ところが、家に帰ると明かりがついておらず、ゼペットはおろかフィガロ金魚のクレオもいなくなっていた。二人が途方にくれていると、空から一枚の手紙が落ちてくる[注釈 3]。ジミニーが読み上げると、そこには驚くべき事が書かれていた。いつまで経っても帰って来ないピノキオを心配して探しに行ったゼペットが、船で海へ出かけた矢先クジラの王様・モンストロに飲み込まれてしまっていたのだ。
ピノキオとジミニーは海に行き、ゼペットを救出しようと尻尾に石を縛り付けて飛び込むも自身もモンストロに飲み込まれ、腹の中でゼペットとの再会を果たす。ピノキオにロバの耳や尻尾が生えていたことに驚くゼペットだが、何も言わずに優しく抱いた。船にあったイカダを見たピノキオは知恵と勇気で腹の中で焚き火を起こし、ゼペットといっしょにモンストロの腹の中から脱出することに成功するが、怒ったモンストロに追いかけられることになる。イカダが壊れてもピノキオは力尽きかけたゼペットを庇い必死に岩場まで泳ぐも、モンストロは執拗に追いかけて来る。そこでたまたま目に止まった岩場の隙間に逃げ込み、続けてモンストロもまた勢いよく突っ込んだが、それを最後に生死不明となる。
水飛沫によって運良く浜辺に打ち上げられたゼペット達と、傘をクッションにしたジミニーはかろうじて生還するが、ピノキオは砕けた岩に巻き込まれ、波打ち際にうつ伏せで倒れているところをジミニーに発見されるも、既に息絶えてしまっていた。ゼペットさんを助けるために、自分の命まで投げ出したピノキオになり、勇敢な息子を死なせてしまったのだ。

死んでしまったピノキオを前に、ゼペットとジミニー達は悲しみに暮れていた。そこへブルー・フェアリーが現れ、ピノキオは勇気ある行動を讃えられる。そして彼女の力で生き返るとともに本当の人間の子供に姿を変えた。目を覚ましたピノキオは、ゼペットと喜びを分かち合った。ジミニーが外へ出て空の星に向かい礼を言うと、胸元に良心の証である金色バッジが現れ、ジミニーは感激に浸った。

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キャラクター

ピノキオ(Pinocchio)
本作の主人公。ゼペットが作ったあやつり人形の男の子。ブルー・フェアリーによって命を与えられて様々な冒険をする。純粋で無邪気だが、好奇心旺盛かつ世間知らずで人を疑うことを知らないため、ファウルフェローたちに騙されることもあるなど悪影響を受けることもある。ジミニーやブルー・フェアリーの教えを受けながらあらゆる経験を積み、善悪の判断や常識を身につけ成長していく。自分を作ったゼペットを「お父さん」と呼び慕っている。モンストロからゼペットをかばって死亡するが、本当の正しく優しい子になったため、ブルーフェアリーの力で人間となって生き返る。一人称は「ぼく」。
実写版ではファウルフェローの誘いにすぐ乗らず、学校に行ったり[注釈 4]プレジャーアイランドに連れて行かれた際、悪い子達の姿を見て、「お父さんにこんな所にいること知られたら悲しむだろうな」と落ち込むなど原作に比べ、善悪の区別がつく賢明さを持ち、モンストロから脱出した後も死ぬことなく、いつの間にか人間になっていた。
ジミニー・クリケット(Jiminy Cricket)
本作のもう一人の主人公。ゼペットの家にもぐりこんだ貧乏コオロギ。本作のストーリーテラーも務める。当初はつぎはぎだらけの貧乏臭い格好だったが、ブルー・フェアリーからタキシード風の上着シルクハットネクタイ、革靴を与えられて以降はその格好を通している。文字や遠くを見る時は黒縁の鼻メガネをかける。
その真面目な性格を買われてブルー・フェアリーにピノキオの良心を任される。たびたび忠告や約束をすぐに忘れるピノキオに苛立ちながらも、彼の身に何かあるとすぐ助けに来たり励ますなどピノキオを正しく導き信頼関係を築く。一方でピノキオが学校に行く日に遅刻してしまったり、ファウルフェローの歌をパレードだと思い踊り出したり、人形のダンスに見とれるなどいい加減な一面もある。ピノキオが人間になって生き返った後、功績を認められて『公式の良心』と示された証のバッジをもらった。歌と口笛が上手で、主題歌の『星に願いを』はジミニーと同じ声優が歌っている。他のディズニー映画にもよく脇役で登場する。
ゼペットじいさん(Mister Geppetto)
ピノキオの生みの親で人形職人でもある心優しいおもちゃ屋の主人。おもちゃの他にもからくり時計オルゴールなども作っている。猫のフィガロと金魚のクレオを飼っている。眼鏡をかけて口ひげをはやしている。ピノキオを人間の子供と同じように学校へ通わせる。登校初日に綺麗な服を着せて、リンゴを渡して教師にあげるようアドバイスしたが、登校途中でピノキオはファウルフェローに騙されて帰って来なくなり、雨の夜でもピノキオを捜し廻った。ついには遠くへ旅に出てピノキオを捜すがクジラのモンストロに飲み込まれてしまう。それからはモンストロの胃の中で生活しており、彼が捕食した魚を採って何とか飢えを凌いでいた。モンストロの胃の中でピノキオに再会するも脱出の時、イカダをモンストロに壊され、溺れそうになっている自分を助けたピノキオが事故で死亡し、ショックを受けるもブルー・フェアリーにより人間として生き返ったこと知って喜んだ。なお、本人がジミニーの存在を最後まで知ることはなく会話するシーンはない[注釈 5]が『ハウス・オブ・マウス』ではピノキオと同じ席で彼と顔合わせしており、『キングダムハーツ』シリーズでは顔見知りのようで彼と会話するシーンがあり、実写版のラストでもモンストロから脱出する際、初めてジミニーの姿を見ている。
女神/ブルー・フェアリー(The Blue Fairy)
ゼペットの願いでピノキオに命を吹き込んだ金髪の妖精。 普段は優しいが、ピノキオのウソやジミニーの怠慢を決して見逃さない厳しさで自ら過ちを自覚するように導くこともある。エピローグではピノキオとジミニーの努力を認め、ピノキオを人間に変え、ジミニーには最も名誉ある金バッジを授けた。
J・ワシントン・ファウルフェロー("Honest" John Worthington Foulfellow)
キツネの詐欺師で、ピノキオを騙してストロンボリやコーチマンの元に届ける。ボロボロだがスーツやマント、ハットを着用しており、葉巻を吸う。作中では正直ジョン(オネスト・ジョン、旧吹き替え版では正直者のジョン)と自称するが、前述の詐欺師の通り大嘘つきである。
ギデオン(Gideon)
ファウルフェローの相棒のネコ。かなりのドジ。ファウルフェローより体格が小さく子供のようだが、同じく葉巻を吸ったりビールを飲んでいる。しかしアルコールには弱いせいか、酒を飲むとしゃっくりが止まらなくなる。台詞はない。
ランプウィック(Lampwick)/ランピー[注釈 6]
怠け者の悪童。一人称は「おれ」。プレジャーアイランドでピノキオと仲良くなり、悪いことは楽しいと彼に教えるが、自分がロバに変わっていくのに気づいて狂乱状態になりながらピノキオに縋るも、なすすべもなく完全なロバになってしまった。彼がロバに変化するの目の当たりにした事でピノキオは自らの過ちに気づくことになる。
ストロンボリ(Stromboli)
人形一座の親方。肥満体で、ラテン系。頭は禿げており、もみあげと長く黒い髪が特徴的。よく歌を歌ったり踊ったりと陽気だが、その振る舞いとは裏腹に性格は強欲かつ冷酷。糸なしで動く人形のピノキオを使って世界中を回り儲けようとしたが、ピノキオがゼペットの家に帰ろうとすることに怒って、ピノキオを鳥かごに閉じ込める。用済みになったら薪にしようとするなど人形に愛情がなく、をこき使う。その後、いつものようにを歌うのに夢中で、ピノキオたちが脱走したことに気づかなかった。実写版では悪事がバレて捕まった。
コーチマン(The Coachman)
馬車屋。身なりは良いがいつも怖い顔をしている。怠け者の子供たちを甘い言葉で巧みに騙してプレジャーアイランド[注釈 7]という遊園地に行かせ、好きなことをやっていいという場所なので依然として悪事をさせロバにして売り飛ばす悪徳業者[注釈 8]である。作中では馬車屋と呼ばれる。なぜロバにされるかは不明だが、ロバは英語でDonkeyといい、そのもう一つの意味が怠けや間抜けのことを意味することから来ている。
フィガロ(Figaro)
ゼペットの飼い猫。黒猫だが手と足は靴下を履いたように白く、顔とお腹と尻尾の先も白い。まだ完全に大人ではなく、体が小さくイタズラ好きで小生意気な部分がある。飼い主のゼペットのことは大好きで、ゼペットの愛情がピノキオばかりに注がれるため、しばしば焼きもちを焼いて意地悪をしているが、ピノキオが死んでしまった時は深く悲しむなど実際には家族として見なしている。クレオのアプローチにも嫌々な態度を取るが彼女を食べようとはせず、ガラス越しで軽く舐めて彼女を喜ばしたり、ピノキオが人間として生き返った時は金魚鉢に飛び込んで彼女にキスするなど嫌っている様子はない。実はミニーマウスの飼い猫でもあり、前から登場していた。
クレオ(Cleo)
ゼペットの飼っている金魚。フィガロに好意的で彼にキスして貰うと喜びを現す。体は小さいが年はクレオの方が上らしく、ゼペットが出かけた隙に夕食をつまみ食いしようとしたフィガロをたしなめている。
モンストロ(Monstro)
クジラの王様。非常に攻撃的な性格で、目の前に見える物を全て獲物だと見なす程。作品中のキャラクターでは最大で、ピノキオを探すゼペットの船をいとも簡単に呑み込む程の大きさである。ピノキオを呑み込んだ後に腹中で焚き火をされ、煙に耐え切れず彼らを吐き出す。それからも怒って彼らを追い回すが、その末に岩壁の洞窟に逃げ込まれ、当然自分は入れずに激突し、生死不明のまま海に沈んでいった。
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声の出演

さらに見る 役名, 原語版声優 ...
  • 1959年版による公開:1959年(大映)、1972年(ブエナ・ビスタ)
    • この日本語版は「白雪姫」(1958年)と同時に録音されている[3]
  • 1983年版による公開:1983年(東宝)
    • 1993年にWOWOWで公開当時の吹き替えで放送されている。
  • ポニーバンダイ版: 1984年に発売されたVHSレーザーディスクに収録。

1995年以降、ディズニーから発売されているソフト(VHS・DVD・BD等)には、1983年公開版に一部追加録音[注釈 9]を行ったものが収録。

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スタッフ

要約
視点

映像制作

製作ウォルト・ディズニー
原作カルロ・コッローディ
脚本テッド・シアーズオットー・イングランダーウェッブ・スミスウィリアム・コトレルジョゼフ・サボアードマン・ペナーオーレリアス・バタグリア
音楽ネッド・ワシントンリー・ハーラインポール・J・スミス
キャラクター・デザインジョー・グラントアルバート・ハータージョン・P・ミラーキャンベル・グラントマーティン・プロヴェンセンジョン・ウォルブリッジ
イメージボードドン・クリステンセン
作画監督フランク・トーマスミルト・カールアート・バビットウォード・キンボールエリック・ラーソンフレッド・ムーアビル・ティトラウォルフガング・ライザーマン
レイアウトチャックチャールズ・フィリッピヒュー・ヘネシーケンドール・オコーナーテレル・スタップソー・パットナムマクラーレン・スチュワートアル・ジンネンブルース・ブッシュマンアーサー・ハイネマンチャールズ・ペイザント
原画レス・クラークチャールズ・オーガスト・ニコルズジャック・キャンベルバーニー・ウルフドン・ダグラディドン・ラスクノーマン・テイトジョン・ブラッドベリーリン・カープアート・パーマー
ジョシュア・メダードン・トービンロバート・マーシュジョージ・ローリージョン・マクマナスドン・パターソンプレストン・ブレアマーヴィン・ウッドワードヒュー・フレイザー、ジョン・エリオット
ウォルト・ケリーケン・オブライエン
オリー・ジョンストンジョン・ラウンズベリー
美術監督ケン・アンダーソンディック・ケルシージョン・ハブリー
背景クロード・コーツマール・コックスエド・スターレイ・ハッファイン
仕上マーセリット・ガーナー
撮影ボブ・ブロートン
録音ウィリアム・E・ギャリティ
音響効果ジム・マクドナルド
編集ロイド・L・リチャードソン
助監督フォード・ビービルー・デブニージム・ハンドレグラハム・ヘイドマイク・ホロボッフラリー・ランズバーグ
キャラクター彫刻制作ワウ・チャン
コンセプトデザイングスタフ・テングレン
J・ワシントン・ファウルフェロー、ギデオン担当演出ノーム・ファーガソンT・ヒー
演出ビル・ロバーツジャック・キニーウィルフレッド・ジャクソン
監督ベン・シャープスティーンハミルトン・ラスク
彩色プロセステクニカラー
録音プロセスRCA
制作ウォルト・ディズニー・プロダクション
配給RKO

日本語版制作

≪1959年版≫

総指揮ジャック・カッティング
台本田村幸彦
訳詞・音楽監督三木鶏郎
編集上田忠雄
録音国際ラジオセンター
コーラスダークダックス
服部リズム・シスターズ

≪1983年版≫

総指揮ブレイク・トッド
翻訳・演出金田文夫
訳詞島村葉二
音楽演出多田則彦
歌唱指導川田正子
協力テアトル・エコー
音楽協力コロムビアレコード
録音東亜映像録音株式会社
コーラスミュージック・クリエイション

≪ポニー・バンダイ版≫

声の出演・協力劇団昴
翻訳トランスグローバル
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キャラクターとしてのピノキオ

原作におけるピノキオ(ピノッキオ)に関しては『ピノッキオの冒険』参照。

テレビでの放送

出演作品

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挿入歌

  • 星に願いを(When You Wish Upon a Star)歌:田村しげる
  • リトル・ウッドゥン・ヘッド(Little Wooden Head)歌:熊倉一雄
  • 困った時には口笛を(Give a Little Whistle)歌:田村しげる、辻治樹
  • ハイ・ディドゥル・ディー・ディー(Hi-Diddle-Dee-Dee)歌:山田康雄
  • もう糸はいらない(I've Got No Strings)歌:辻治樹

2003年6月6日発売の『ピノキオ -スペシャル・エディション-』DVDのPRソングとして『星に願いを』を矢沢永吉がカバーしたものが使用された。

小説

  • 著:ジーナ・インゴリア/訳:橘高弓枝『ピノキオ』偕成社、1998年12月1日。ISBN 4037912007

絵本

  • 訳:手島悠介/シュン斎藤、山口俊和、片山径子『ピノキオ』講談社〈ディズニー名作童話館⑤〉、1987年12月10日。ISBN 4061942557
  • 訳:森はるな『ピノキオ』講談社〈ディズニーおはなし絵本館③〉、2002年3月20日。ISBN 4062714639

メディアソフト

MovieNEX

日本で2017年6月21日にウォルト・ディズニー・ジャパンからBlu-ray DiscDVD、デジタルコピー(スマートフォンタブレット端末で、本編映像を見ることができるサービス)、MovieNEXワールドがセットになったMovieNEXが発売された[4]

ボーナス・コンテンツ

  • ミュージック・プロジェクト:星に願いを
    • 制作過程
    • 完成版ミュージック・クリップ
  • 製作の舞台裏:おもしろ島のシーン
  • ウォルトが語るピノキオ
  • しあわせウサギのオズワルド/かわいそうなパパ
  • ソング・セレクション(英語版)
    • ♪星に願いを
    • ♪リトル・ウッドゥン・ヘッド
    • ♪困った時には口笛を
    • ♪ハイ・ディドゥル・ディー・ディー
    • ♪もう糸はいらない
  • 『星に願いを』歌:矢沢永吉
  • 音声解説  レナード・マルティン、エリック・ゴールドバーグ、J.B.カウフマン
  • クラシック・ボーナス・フィーチャー
    • 『ピノキオ』の誕生秘話
    • 未公開シーン
      • イントロダクション
      • おじいさんの木の話
      • クジラのお腹の中で
      • もうひとつのエンディング
    • スウェットボックス
    • おもちゃ職員の昔と今
    • 動きの研究
    • パブリシティ
      • オリジナル版劇場予告編(1940年)
      • 劇場予告編(1984年)
      • 劇場予告編(1992年)
    • ミュージック・クリップ
    • アニメーターたちの挑戦
    • ストーリーボードと完成版の比較
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リメイク

2021年にロバート・ゼメキス監督[5]トム・ハンクス主演で実写映画化された[6]。2022年9月公開。

脚注

関連項目

外部リンク

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