トップQs
タイムライン
チャット
視点
マッシミリアーノ・パピス
ウィキペディアから
Remove ads
マッシミリアーノ・パピス(伊: Massimiliano Papis、 1969年10月3日 - )は、イタリア出身のレーシングドライバー。1995年のF1世界選手権に出走した。1997年よりインディカー・ワールド・シリーズで活躍し、マックス・パピス (Max Papis) とも呼ばれる。
![]() |
Remove ads
経歴
要約
視点
カート
衣料用の綿と絹の生地製造で小さな成功を収めていた父チェーザレ・パピスはレース愛好家で、その父からのアドバイスと参戦資金のサポートを受けながら1987年のイタリアン・カートで活躍する。アレッサンドロ・ザナルディはカート時代に知り合った親友で、ザナルディがF3に参戦開始する資金をサポートしたのはその才能を見込んだ父チェーザレ・パピスであり、パピス家はザナルディのキャリアに重要な役割を果たした[1]。
F3 / F3000
パピスも1989年よりイタリアF3選手権に参戦開始。1991年にヴェンチュリーニ・レーシングへ移籍すると結果が出始め、2勝を挙げランキング7位を獲得。同年12月に富士スピードウェイで行われたインターナショナルF3リーグにも出場している。1992年にもイタリアF3で1勝を挙げランキング6位を記録。
1993年にヴォルテックスチームのシートを得て国際F3000選手権にステップアップ、レイナード・93D・コスワースでランキング10位(最高位4位)となった。翌1994年には1勝・1ポール・ポジション(以下:PP)を記録、年間ランキングで6位になるとリジェなどF1チームからコンタクトもあり、同年8月にはチーム・ロータスのテストに参加しF1マシンを初ドライブする機会を得た[2]。この時のロータスには親友のザナルディが先に在籍しており、幼馴染の二人が同じF1マシンを共有しテストする光景が見られた。
フォーミュラ1
1995年第8戦イギリスGPより、アロウズのレギュラーシートを獲得。資金難によりスポンサーを必要としていたアロウズにパピスがスポンサー資金を持ち込めたため、ジャンニ・モルビデリに代わっての参戦だった。
初完走は自身5戦目となった第12戦イタリアGPで7位完走、チームメイトの井上隆智穂より好結果を残していた。その後も2戦に出走し、第14戦ヨーロッパGPでも12位で完走したが、チームが新スポンサー「HYPE」の資金を得たことで、ポイント獲得が期待できるベテランのモルビデリを再出走させることを優先したため、パピスは自分が参戦するつもりでパシフィックGP開催地であるTI英田サーキット入りしていたものの、レースシートを失うことになった。この際には事前にチームから説明がされておらず、ピットに行ってみるとそこにモルビデリの姿があったため、パピスは驚きのあまり「なぜジャンニが日本にいるの・・・?」としばらく誰とも話せなくなっていたという[3]。
チャンプカー
1996年からアメリカに渡り、IMSA GT選手権に参戦。また、1996年のインディカー・ワールドシリーズ(CART)において、第11戦トロントのレース中事故死したジェフ・クロスノフの後任としてアルシエロ・ウェルズ・トヨタと契約。同チームで1998年シーズンまで参戦する。
1999年よりチーム・レイホールに移籍、飛躍のきっかけとなる。パピスはこの年最高位2位を記録し、予選では1PPも獲得、シリーズ5位となった。第12戦ミシガンでは、最終ラップまでトップを走行しながらガス欠によりストップ、初優勝をトニー・カナーンに譲る形となった。
パピスは、翌2000年の開幕戦マイアミにて優勝、前年幻となった初優勝を現実のものとした。翌2002年にも2勝・1PPを記録する。同年はデイトナ24時間レースでも優勝し、このレースでの猛烈な追い上げが強烈な印象を残した事から、それ以来「マッド・マックス」のニックネームを賜るようになった。自身では「極めて慎重なドライビングを心掛けていた」とコメントしたが、その追い上げが余りにも激しかったため実況アナウンサーが「あいつは狂っている!」と評されたためである。
A1GP
2006年、アメリカ・ラグナセカで開催された2005-2006A1グランプリにイタリアチーム代表として出場し、スプリントレース19位・フィチャーレース7位入賞を果たす。
NASCAR
2007年にNASCARへ転向し、以後自らの活動の場としている。
Remove ads
レース戦績
要約
視点
フォーミュラ
国際F3000選手権
F1世界選手権
(key)
A1グランプリ
(key)
アメリカン・オープンホイール
(太字はポールポジション / 斜体はファステストラップ)
CART
インディカー・シリーズ
- 1 Run on same day.
- 2 Non-points-paying, エキシビジョンレース。
インディ500
スポーツカー
ル・マン24時間レース
デイトナ24時間レース
Remove ads
関連項目
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads