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ルミ数字記号
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ルミ数字記号(ルミすうじきごう、英語: Rumi Numeral Symbols)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
10世紀から17世紀ごろにかけて、北アフリカ、特にモロッコのフェズ市の行政や、12世紀以降はスペインのアル=アンダルシア地方でアラビア文字で書かれたアラビア語の文書に用いられてきた[1]伝統的な数字の表記法であるルミ数字記号を収録している。
このシステムはズマム数字(Hrwf al-zmAm / rasm al-zmam)、ルミ数字(al-rumi / Qalam al-rumi)、フェズ数字(Hrwf fAs / Qalam al-fAsy)としても知られている[1]。
数字の形式は、現在使用されている位取り記数法を取るような、インドからアラブ地域に伝来して作られた算用数字やアラビア・インド数字とは大きく異なり、各桁の単位数字を組み合わせることで数値を表していた[1]。右から左への横書き(右横書き)で表現される。
1の位から100の位までの単位数字があり、1000以上の数については100の位までの数字に1000倍を表す下線を引くことで表現していた。1,000,000倍する場合は二重下線を引くことで表現される[1]。
また、分数はいくつかのよく用いられる分数は単位分数を表す記号で表され、それ以外は分子と分母を区切る横線で表現されていた。分子を先(右)に下線の上に書き、下線と接し、その後(左)に分母を下線の下に接するように書く[1]。
Unicodeのバージョン5.2において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「数字」(Digits)、「数値」(Numbers)、「分数」(Fractions)の3つとなっている[2]。
数字(Digits)
数値(Numbers)
この小分類には位取り記数法を用いず、単位数字を並べて表現する数値記号(Unicode上では10進法の位取り記数法を用いる"digit"とは区別される)が収録されている。
分数(Fractions)
この小分類には分数を表す記号が収録されている。
文字コード
ルミ数字記号(Rumi Numeral Symbols)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+10E6x | 𐹠 | 𐹡 | 𐹢 | 𐹣 | 𐹤 | 𐹥 | 𐹦 | 𐹧 | 𐹨 | 𐹩 | 𐹪 | 𐹫 | 𐹬 | 𐹭 | 𐹮 | 𐹯 |
U+10E7x | 𐹰 | 𐹱 | 𐹲 | 𐹳 | 𐹴 | 𐹵 | 𐹶 | 𐹷 | 𐹸 | 𐹹 | 𐹺 | 𐹻 | 𐹼 | 𐹽 | 𐹾 | |
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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