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Syrup 16g
日本のスリーピースロックバンド ウィキペディアから
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syrup16g(シロップじゅうろくグラム)は、日本のスリーピースロックバンド。1996年結成、2008年解散。2014年6月27日に再結成を発表。
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概要
ポリス、ザ・スミス、BARBEE BOYSなど広義のニュー・ウェイヴ時代におけるバンドの影響を受ける[1]。
五十嵐の作曲ペースが非常に速い。そのためストックされた作品が豊富にあり、バンド初期の楽曲がのちに収録されることも多い[2]。くわえて未発表曲も多数存在する。特にメジャーデビューからの1年間は、フルアルバムを3枚リリースするハイペースぶりだった。解散ライブのアンコールでも音源化未定の未発表曲が披露された。かつては、熊谷昭率いるKEYCREWに所属していた。
バンド名の由来
syrupは、「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろうっていう、そういう意味を込めて…」と五十嵐が命名。16gは、バンド名を検討していたミスタードーナツにおけるコーヒーシロップの量が16gだったことから[2]。
メンバー
- 静岡県出身。本名・北田万紀(きただ まき)。日本大学三島高校卒業。[3]愛称は「マキリン」。
- フェンダー・ジャズベースを使用し、主に指弾きでプレイする。ライブ中のMCやTV収録などでは一切話さないが、Syrup16g主催イベント「UP TO THE WORLD #2 動脈」では、中畑に誕生日をたずねていた。堀江博久らとともに4人組ロックバンド「STUDIO APES」で活動[4]。また、カヒミ・カリィ、Cornelius、EL-MALO、ピチカート・ファイヴ、ホフディラン、Salyu、宇宙まお、宮本浩次などのレコーディングやライブにおけるサポートベーシストを務めている。
- 青森県出身。血液型B型。日本工学院出身。愛称はナカハタ、大樹ちゃん、なかはたいこ等。ライヴではメインMCを担当。
- 一部の楽曲においてはエンジニア、またCD・DVD作品やツアーTシャツのデザインなどを務める。メジャーデビュー以前は黒髪だったが、以降は金髪がトレードマークとなった。使用機材はTAMAのStarclassic'Set。VOLA & THE ORIENTAL MACHINE結成時からドラムとして”期限無しレンタル移籍加入”という形で参加したが、Syrup16gの解散に伴い正式メンバーとなる。その後もPERIDOTS、plenty、宇宙まお、ハルカトミユキ、清春、tacica、杉本恭一などのサポートドラマーとして活動。
- 人物
- ドラムを始めたきっかけは、ある日帰宅すると酔っ払った父がなぜか持ち帰っていたドラムセットがあったから[5]。姉たちの聴いていた松田聖子の楽曲でドラムの練習をしたという。アニメ好き(特にジブリ作品)で、実家にドラムがなければ代々木アニメーション学院に通ったかもしれないとラジオで語っている。ライブ中には頻繁に上半身裸となり、大声で叫ぶ。ちなみに、シングル「My song」収録の「テイレベル」におけるイントロ、「HELL-SEE」収録の「Everseen」の間奏などで叫び声が聴ける。
旧メンバー
- 神奈川県出身。血液型 B型。日本工学院出身。スキンヘッドが特徴。
- 初代ベーシスト。一度就職するも、友人である五十嵐・中畑の音楽活動に憧れて加入。バンド結成以前は楽器に触れておらず、加入後にベースを覚えた[5]。2002年6月をもって脱退。当時、脱退理由についての公表がなく波紋を呼んだ。そんな中、2004年のインタビューにて「腰が悪いため、腰でリズムを取るリズム隊としては致命的なものがあり、心を鬼にして。自分は佐藤くんという人間を心から好きで、このメンバーでしかやって行きたくないと思っていたが、それによって自分の音楽が妥協されてしまう事にも耐えられなかった」と五十嵐が理由を明かしている。一方、キタダはベースとして参加した経緯について、「音源を作り込んだ結果、佐藤が手を傷めてライブでの再現が困難になったとの事で声がかかった。その後、ライブサポートや演奏のアドバイスをこなす過程で佐藤の脱退が決まった」と述べた。2019年6月1日、かつてDAIZAWA RECORDS/UK.PROJECTから発表した作品を、各配信サイトおよびサブスクリプションサービスにて配信。それに伴って公開された特設サイトにて、佐藤によるレビューが公開された[6][7]。
- 人物
- 絵が得意なようで、アルバム『COPY』のジャケットイラストを手がけている。かつて発行していたSyrup16gの会報『デラ!ロッキン』では、よく下ネタ等の記事を執筆していた。
サポートメンバー
- 青木裕(あおき ゆたか):ギター
- downy、unkieのメンバーであり、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの元ギター。
- かつて同バンドとSyrup 16gが対バンツアーをした際、五十嵐が青木のギターに惹かれたため、一緒にできないかと話をして盛り上がり[8]、UP TO THE WORLD#2動脈、静脈にてサポートメンバーとなる。なお自身のサポートについて「リスナーからは好意的に迎えられていなかっただろうと思う」といった旨をtwitterでコメントしている。
- 藤田顕(ふじた あきら):ギター
- バンド「PLECTRUM」のギター、ボーカル。2004年のライブに参加。通称「アッキー」。左利き。
- 岡村美央(おかむら みお):ヴァイオリン
- 2004年1月30日、SHIBUYA-AXでのライヴに参加。
- 吉村秀樹(よしむら ひでき):ギター
- bloodthirsty butchersのボーカル、ギター。2004年1月30日、SHIBUYA-AXでのライヴにてフィードバック・ギタリストとして参加。
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来歴
要約
視点
2002年6月19日、日本コロムビアからアルバム『coup d'Etat』でメジャーデビュー。同年9月25日『delayed』、2003年3月19日『HELL-SEE』、2004年4月21日『Mouth to Mouse』、同年9月22日『delayedead』と、2年強の間にフルアルバムを4枚というハイペースで作品を発表する。
2004年10月10日、日比谷野外大音楽堂でのライブ『遅死10.10』は、「第一期Syrup16g完結」を謳い開催された[注釈 1]。同ライブ以降の音源リリースは途絶え、ライブをメインにして活動していく。
第二期とする2004年以降のライブは新曲を1曲以上演奏することが主体となった[9]。当時の五十嵐自身は「ストックが多くある」「曲だけなら一ヶ月でアルバムが一枚できる」という旨を雑誌や音楽番組等で語っている。だが一向に新作はリリースされず、発表されたものはライブ映像と2006年8月の未発表音源を含むベスト盤『動脈』『静脈』のみだった(いずれも既発楽曲で構成)。公式ページにおけるセットリストも仮タイトルすら付けられず「新曲」と表記されていた。
2008年1月30日、3年4ヶ月ぶりの新作『Syrup16g』を発表後、3月1日の日本武道館ライブをもって解散。同ライブにて披露された数々の新曲は未発表のままだった。
2010年10月27日、廃盤となっていたアルバム、ミニアルバムが紙ジャケット仕様によりUKプロジェクトより再発。
2013年3月1日、五十嵐隆のソロ名義による「生還」と銘打ったライブの開催を発表[10]。5月8日、Syrup16gのメンバーであるキタダ、中畑と共にライブを行う。メンバーの口からSyrup16gの名は出なかったが、実質5年ぶりの同バンドメンバーによるライブとなった。
2014年6月27日17時00分[11]、syrup16gの再結成を発表[12]。8月27日、8年ぶりとなるオリジナルアルバム『Hurt』を発売。リリース記念ツアー『再発』を開催[13]。
2017年10月5日より、2001年リリースの1stアルバム『COPY』発売16周年を記念した全国ツアー「十六夜<IZAYOI>」を開催[14]。同年11月8日、未音源化楽曲を収録したアルバム『delaidback』を発表[15]。
2018年3月20日開催の「十六夜<IZAYOI>」最終公演をもって今後の活動を「『一休み』」とした[16]。
2019年6月1日より、各配信サイトおよびサブスクリプションサービスにて、DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECTから発表した作品を配信[17]。
2019年10月4日より、全国5都市を巡るライブツアー「syrup16g Tour 2019【SCAM:SPAM】」を開催[18]。
2020年2月28・29日、東京・新木場STUDIO COASTで開催予定だった「【SCAM:SPAM】」の追加公演「【SCAM:SPAM:SCUM】」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期となる。当該日である2月28・29日に、新木場STUDIO COASTにて2日間無観客ライブを実施、その模様をニコニコ生放送にて生配信した[19]。
エピソード
- アルバム『Free Throw』リリース後、東芝EMIと契約しスタジオでデモなどを録音していた。その後、メジャーデビュー合否を判断すべくレコード会社上層部の人間が視察に訪れたライブにおいて、プレッシャーに耐えかねた五十嵐がステージでギターを投げつけるなどしたため契約破棄となった[20]。
- 一時期、バンドのプライベートスタジオ(ごく普通のマンションのユニットバス)を所有し、中畑がエンジニアとなって『根ぐされ』などの楽曲をレコーディングしていた。深夜から明け方にかけてディストーションギターまで演奏したため、騒音苦情が寄せられないか気になったという[21]。また『遁生』(エレファントカシマシのトリビュートアルバム「花男」に収録)は、五十嵐の自宅の風呂場でレコーディングしている。
- アルバム『delaydead』のジャケットに使用された飛行機のプラモデルは、中畑が自室にこもって製作したもの。その様子をとらえた写真をカリカの家城に見せたところ「(真っ暗な部屋に机を置いて作業していたため)これじゃ刑務所ですよ」と言われてしまった。
- 2005年9月、大阪での新曲をメインとしたライブ中、五十嵐のギターの弦が切れたため、急遽サブギターで『生活』の演奏を始めるも、中畑が途中で演奏を止めてしまった。突然の出来事に会場がどよめく中、中畑は「気が乗らない」と発言。同ツアーは「新曲で勝負したかったので、過去の曲を一切廃したかった」という思いから口にしたという。五十嵐は動揺する客に対し、「(中畑は)最近反抗期なんだよ」と言ってその場を和ませた。
- お笑い芸人ダイノジのラジオに五十嵐が出演した際、「スタジオ内を葬式みたいな空気にした」と揶揄されている。
- アルバム『delaidback』のジャケットに写る蝶の死骸は、五十嵐が偶然見つけて撮影したものである[22]。
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作品
要約
視点
シングル
ミニアルバム
アルバム
ベストアルバム
デモテープ
- 翌日e.p. (1998年8月)
- 翌日/キミのかほり/たわいないくもり/うつくしいもの/ラクダ/Are you hollow?
- Syrup16g01 (1999年12月15日)
- 明日を落としても/anything for today
- Syrup16g02 (1999年12月15日)
- 水色の風/向日葵
- Syrup16g03 (2000年11月26日)
- サイケデリック後遺症/愛と理非道
DVD
参加作品
未発表曲
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- 1994
- AIR LIGHT
- Honey's Dead
- MURDER SEA PARADISE(仮タイトル)
- ONE(仮タイトル)
- Shout to the sky
- Take me in
- Tell me once again
- ダーリー
- タバスコ
- チャイム
- バニラ
- バランス
- 犬の星
- 親父の歌 (「夢からさめてしまわぬように」の別歌詞バージョン)
- 黒いオーロラ
- 皿宇宙人
- 春夏秋冬 (泉谷しげるのカバー曲)
- 多分
- 真夏のターンテーブル
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タイアップ一覧
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
ミュージックビデオ
監督 | 曲名 |
上田真紀子 | 「イエロウ (LIVE Ver.) from “LIVE HELL-SEE”@SHIBUYA-AX 03.3.28」「不眠症 (LIVE Ver.) from “LIVE HELL-SEE”@SHIBUYA-AX 03.3.28」 |
大沢昌史 | 「落堕」 |
北山大介 | 「正常」 |
北山大介・清水寛子 | 「ex.人間」 |
熊谷昭 | 「My Song」「パープルムカデ from DVD「the last day of syrup 16g」」「翌日」 |
黒田知之 | 「真空」「負け犬」 |
宅野祐介 | 「天才」 |
フカツマサカズ | 「冷たい掌」 |
星健太 | 「遊体離脱」 |
山岸文彦 | 「生きているよりマシさ」 |
Emiko Watanabe & Akira Kumagai | 「天才 (LIVE 07.06.03)」 |
不明 | 「Reborn」「ニセモノ」「パープルムカデ」「リアル」「Deathparade」 |
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主なライブ
ワンマンライブ・主催イベント
- 2004年 - tour delayedead
- 2005年 - tour2005
- 2006年04月25日 - Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #1"
- 2006年08月02日 - Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #2 動脈"
- 2006年08月03日 - Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #2 静脈"
- 2006年12月10日 - Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #3"
- w/PaperBagLunchBox
- 2007年06月03日 - highline records 10th anniversary syrup16g one man concert at HIBIYA YAGAIONGAKUDO "DEAD CAN DANCE"
- 2007年12月03日〜12月09日 - syrup16g Tour 2007 "END ROLL"
- 2008年03月31日 - Syrup16g LIVE FOREVER -The last waltz of Syrup16g-
- 2014年09月19日〜09月25日(3公演) - Hurt リリース記念ツアー『再発』
- 2015年06月23日~07月09日(6公演) - syrup16g tour 2015「Kranke」
- 2016年11月01日 -「HAIKAI」前夜 ニューアルバム『darc』収録曲世界最速披露会 at 下北沢 CLUB Que
- 2016年11月22日~12月15日(9公演) - syrup16g tour 2016「HAIKAI」
- 2017年10月05日~2018年3月20日(16公演)- syrup16g COPY発売16周年記念ツアー「十六夜 <IZAYOI>」
- 2019年10月04日~11月09日(10公演)- syrup16g Tour 2019 【SCAM : SPAM】
- 2021年11月04日 - syrup16g LIVE Les Misé blue naked「20210(extendead)」
- 2023年06月01日~07月05日(10公演)- syrup16g Tour 20th Anniversary "Live Hell-See
- 2024年11月02日 - 遅死11.02
- 2025年06月18日〜07月09日(6公演)-syrup16g Tour 2025 〜孤毒の百年〜
出演イベント
- 2002年05月10日 - スペースシャワー列伝 第14巻 ~疾風の宴~
- 2002年08月07日・21日・23日 - B.O.C Presents BAUXiTE page1
- 2002年10月20日 - MINAMI WHEEL 2002
- 2003年01月12日 - JAPAN CIRCUIT vol.8
- 2003年02月07日 - エレファントカシマシ "BATTLE ON FRIDAY"
- 2003年08月02日 - SUMMER SONIC 2003
- 2003年08月03日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2003
- 2003年08月20日 - ロックロックこんにちは! in 仙台
- 2003年09月07日 - ロックロックこんにちは! ~version Party 七 seven~
- 2003年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 03/04
- 2004年08月08日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004
- 2004年08月14日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO
- 2004年08月18日 - VINTAGE 2004
- 2004年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 04/05
- 2005年08月04日・05日 - Billy Corgan japan tour
- 2005年08月27日 - ロックロックこんにちは! Ver.Episode-Q
- 2005年09月03日 - syrup16g vs VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
- 2005年09月24日 - daimasの日記スペシャル
- 2005年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 05/06
- 2006年09月24日 - 924
- 2015年11月03日 - the telephones Presents “Last Party ~We are DISCO!!!~”
- 2016年07月20日 - Spitz × VINTAGE ROCK std. presents 新木場サンセット2016
- 2017年01月30日 - 55 daimas "Another year of experience"
- 2017年05月26日 - UNISON SQUARE GARDEN「fun time HOLIDAY 6」
- 2017年06月01日・8日 -TK from 凛として時雨 presents「error for 0 vol.3」
- 2024年04月07日 - SYNCHRONICITY'24 Wonder Vision supported by ライブナタリー
- 2024年07月27日 - FUJI ROCK FESTIVAL'24
- 2024年08月16日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO
- 2024年09月11日 - LAD MUSICIAN 30th Anniversary Runway Show
- 2025年07月29日 - UNISON SQUARE GARDEN presents「fun time HOLIDAY 9」
- 2025年08月09日 - UKFC on the Road 2025‐15th ANNIVERSARY‐
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脚注
外部リンク
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