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全日本選手権競走

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全日本選手権競走(ぜんにほんせんしゅけんきょうそう)は、ボートレースSG競走の1つ。通称「ボートレースダービー(BOAT RACE DERBY)」。2014年度より現在の通称名称になる[1]。「ダービー」や「BD」とも称される。

概要 全日本選手権 (ボートレースダービー), 格付け ...
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概要

本競走は、ボートレースで最も古い伝統と格式を持ち、グレード制やSGが制定される前から続く大会である[2]。ダービーと称される公営競技では、中央競馬の「日本ダービー(東京優駿)」に次いで古い。

正式名称は「全日本選手権競走」で、2001年より下付賞は国土交通大臣旗である[2]。優勝選手には優勝旗(国土交通大臣賞)とダービージャケットが贈られる。優勝賞金は2024年より4200万円[3]。正賞は他に主催者市長賞、日本財団会長賞、全国モーターボート競走施行者協議会会長賞、日本モーターボート競走会会長賞が授与される。なお優勝戦出走者にはBOAT RACE振興会よりメダルが授与される。

2014年からは5大SG競走GRANDE5の第4戦に位置付けられている。

出場資格

出典[4]

選考期間は開催前年の8月1日から、開催年の7月31日まで。

  • 優先出場
前年度優勝者
前年のグランプリの優勝戦出場者(6名)
直前のSG競走であるボートレースメモリアルの優勝者
  • 選考期間内での勝率上位選手
勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出
※優先出場選手以外は、開催年の後期A1級(審査期間は前年11月から当年4月で90走以上が必要)であることと、160走以上の出走回数が必要である。
  • 選出除外・出場取消
    • 前々回(前々年)のボートレースダービーから開催年のボートレースメモリアルのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
    • 前回(前年)のボートレースダービーから開催年のボートレースメモリアルのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
    • 前年のグランプリ(トライアル1st・2nd・順位決定戦)で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
    • 負傷・病気による出場辞退があった場合。
    • 選考期間から前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手。
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歴史

第1回大会は1953年11月7日 - 10日若松競艇場で開催された(優勝選手 登録番号52 友永慶近)[5]

第2回大会まで優勝戦は、8艇立て競走だった[6]

正式名称と下付賞は、第1回大会より「運輸大臣旗争奪 全日本モーターボート選手権競走」であったが、1998年福岡競艇場で開催された第45回大会より正式名称が「全日本選手権競走」となり、さらに2001年常滑競艇場で開催された第48回大会より下付賞が「国土交通大臣旗」となった。

2001年の第48回大会から2006年の第53回大会までは10月の最終週または10月から11月の月跨ぎで開催されたが、2007年の第54回大会からは2011年の第58回大会までは優勝戦当日が体育の日となるように10月上旬の開催となった。なお、体育の日はハッピーマンデーとなっているので水曜日から始まって月曜日で終わる変則開催となっていた。しかし、2012年の第59回大会より再度開催期間を元に戻している。

2014年の第61回大会から優勝戦で上位3位までに入るとメダル授与が行われるようになり、2015年の第62回大会から優勝戦出場選手に対してメダル授与が行われるようになった(ただしスタート事故があった場合を除く)。

2016年の第63回大会では平山智加が63年の歴史で初めての女子ボートレーサーによるSG大会のドリーム戦・1号艇を手にした。

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エピソード

  • 1953年の第1回大会で早速女子ボートレーサーが出場。出場者は初の女子ボートレーサーであった則次千恵子渕崎栄子中村弘子
  • 1961年の第8回大会は現在SG競走の開催回数が最も多い住之江競艇場で開催された初めてのSGであった。
  • 1958年の第5回大会は江戸川競艇場で開催された唯一のSG競走である。
  • 1967年(昭和42年)、尼崎競艇場で開催された第14回大会では10月5日の大会初日にフライング8件、出遅れ2件、レース中の事故で負傷したボートレーサー1名と事故が多発。また10月10日の優勝戦において5艇のフライングにより競走不成立となった[7]
  • 2009年(平成21年)に尼崎競艇場で開催された第56回大会の第2日目は台風18号の影響で中止・順延となった。これにより優勝戦日は異例の平日ファイナルとなった。SG競走の台風等による荒天順延は2005年桐生競艇場での開催となった第10回オーシャンカップ競走以来4年ぶり。
  • 2010年、第57回大会では本競走初のナイター開催になった[8]
  • 2013年(平成25年)、平和島競艇場で開催された第60回大会の第2日目も台風26号により中止・順延となり、優勝戦は平日である10月21日に開催された。SGの中止順延は前述の2009年の第56回大会以来4年ぶり[9]
  • 2014年(平成26年)、常滑競艇場で開催された第61回大会は初日が台風19号に伴い中止・順延となり優勝戦は10月20日に行われた。
  • 2020年(令和2年)、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止の為、開催地・大村競艇場が立地する長崎県内及び佐賀県内の在住者を対象とした事前抽選による入場制限付きで開催[10]
  • 2021年(令和3年)、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止の為、開催地・平和島競艇場が立地する東京都内の在住者を対象とした事前抽選による入場制限付きで開催[11]

歴代優勝者

要約
視点

出典はボートレースオフィシャルWEBにあるボートレースダービーの各回ページより。

さらに見る 回数, 開催年 ...
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開催予定

脚注

外部リンク

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