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安城市 (京畿道)

韓国・京畿道の市 ウィキペディアから

安城市 (京畿道)
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安城市(アンソンし)は、大韓民国京畿道の南部にある市である。

概要 位置, 各種表記 ...

近世(朝鮮王朝時代)には鍮器の製造をはじめとする商工業で栄えた。朝鮮語で「おあつらえ向き」を意味する慣用句「안성맞춤(アンソンマッチュム)」は、この町の鍮器生産に由来すると説明される(#アンソンマッチュム)。

地理

東部は車嶺山脈に連なる山地となっており、忠清北道との境界に位置する南部の瑞雲山(547m)が最高峰である。朝鮮半島中央部に位置し、安城川が市内に源を発して西に流れている。自然災害が少ないため、朝鮮時代から住みやすいところと呼ばれ始め、安城という地名になった。 朝鮮半島の中央に位置している。 三道をつなぐ役割とソウルに行く途中に必ず安城を通らなければならなかったため、朝鮮時代から商業の都市であり、全国3大市場の中の1つが安城市場とされた。。

西に平沢市、北に龍仁市、東に利川市、東南に忠清北道鎮川郡、西南に忠清南道天安市に隣接する。

歴史

要約
視点

古代には奈兮忽(ネヘホル)と呼ばれ、百済高句麗新羅がせめぎあう土地であった。6世紀半ば、百済の威徳王と高句麗の陽原王が争った熊川城を安城付近に比定する説もある。新羅時代には白城郡が置かれて漢州に属した。高麗時代の940年に安城郡が置かれ、1018年には水州の属県となった。

朝鮮王朝時代のはじめに安城郡が置かれて忠清道に属したが、1413年には京畿道に編入された。また、現在市域に含まれている西北部の陽城は陽城県、東部の竹山は竹山都護府であった。安城は近世には商工業の中心として栄え、鍮器の生産でその名を知られた。また、男寺党などの民衆芸能の拠点のひとつとなった。

近代の地方制度改革により都護府・郡・県などの呼称が郡に統一されて安城郡・陽城郡・竹山郡の3郡が編成され、1914年には陽城・竹山の両郡が安城郡に併合された。京釜線などの主要な鉄道交通網から外れたこともあり、伝統的な安城の真鍮産業は近代になって衰えている。1937年に中心部の安城面がに昇格した。

1998年4月1日、安城郡が安城市に昇格した。

年表

  • 757年 - 白城郡が置かれる。
  • 940年 - 安城郡が置かれる。
  • 1895年旧暦閏5月1日 - 公州府安城郡となる(二十三府制[2]
  • 1896年8月4日 - 京畿道安城郡となる。(十三道制[3]
  • 1914年4月1日 - 郡面併合により、安城郡・陽城郡竹山郡の一部が合併し、安城郡が発足。安城郡に12面が成立。[4]
    • 邑内面・宝蓋面・金光面・瑞雲面・薇陽面・大徳面・陽城面・孔道面・元谷面・竹一面・竹二面・竹三面
朝鮮総督府令第111号
さらに見る 旧行政区域, 新行政区域 ...
  • 1915年6月1日(12面)[5]
    • 竹一面が一竹面に改称。
    • 竹二面が二竹面に改称。
    • 竹三面が三竹面に改称。
  • 1915年(日付不明) - 龍仁郡古三面の一部が陽城面に編入。(12面)
  • 1931年4月1日 - 邑内面が安城面に改称。(12面)
  • 1937年7月1日 - 安城面が安城邑に昇格。[6](1邑11面)
  • 1963年1月1日 - 龍仁郡古三面を編入。[7](1邑12面)
  • 1983年2月15日 - 元谷面の龍耳里・竹栢里・青龍里・月谷里、孔道面の素沙里が安城の住民の同意や意見収集なしに平沢郡平沢邑に編入。[8](1邑12面)
  • 1987年1月1日(1邑12面)[9]
    • 宝蓋面陽福里の一部(福巨・新基・東新谷)が金光面に編入。
    • 三竹面南楓里・東平里・加峴里が宝蓋面に編入。加峴里が北加峴里に改称。
  • 1990年1月1日 - 安城駅と安城線を閉鎖。
  • 1992年9月30日 - 二竹面が竹山面に改称。[10](1邑12面)
  • 1997年6月6日 - 宝蓋面加士里・加峴里の全域および大徳面乾芝里・茅山里・蘇峴里の各一部が安城邑に編入。[11](1邑12面)
  • 1998年4月1日 - 安城郡が安城市に昇格。[12](12面3行政洞)
    • 安城邑が3つの洞に分割。
    • 金光面農村里・玄水里が安城1洞に編入。
    • 瑞雲面中里が安城2洞に編入。
  • 1999年8月30日 - 金光面内隅里の一部が玄水洞に編入。
  • 2003年7月31日 - 金光面内隅里・開山里の一部を宝蓋面・発化洞に編入。[13]
  • 2000年9月25日 - 安城男寺党パウトギ祭り幕開き。
  • 2001年6月1日 - 孔道面が孔道邑に昇格。[14](1邑11面3行政洞)
  • 2006年10月12日 - 瑞雲面陽村里西陽村が西陽村と南陽村に分割。[15]
  • 2007年9月 - 世界ソフトテニス選手権を開催。
  • 2012年4月11日 - 第19代国会議員選挙で韓国憲政史上最年少国会議員出馬 (京畿道安城市選挙区)。
  • 2012年10月1日 - 世界民俗祭り開催。
  • 2020年10月5日 - スターフィールド安城オープン。
  • 2024年1月 - 大韓民国ファーストブランド18年連続大賞受賞 (アンソンマチュムのブランド)。
  • 2024年2月 - 2025年 東アジア文化都市 選定。
  • 2024年9月3日 - 世界ソフトテニス選手権を開催。
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行政

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行政区域図

都農複合形態市であり、が置かれた安城1洞、安城2洞、安城3洞と孔道の都市部、が置かれた農村部が並存する。3行政洞(33法定洞)1邑11面からなる。

下位行政区画

さらに見る 行政洞・邑・面, 法定洞・法定里 ...

警察

消防

教育

大学校
専門大学
高校

安法高校(京畿道でトップ5に入る名門高校)

小学校

安城小学校,一竹小学校竹山小学校孔道小学校陽城小学校、(教育の都市らしく、100年以上の小学校が5校ある。)

国際学校

米国の名門ベイラー国際学校がある。 毎年多くの学生がアイビーリーグに進学する。

交通

高速道路

郡域の西端に京釜高速道路、東端に統営-大田・中部高速道路がそれぞれ南北に走っている。京釜高速道路は韓国で1号線の高速道路でソウルから釜山まで行く中庸な高速道路 そして安城は韓国の全ての中庸な高速道路がつながってる。 韓国でインターチェンジが一番多いで9つのインターチェンジがある。 2025年1月1日に開通したソウル~世宗高速道路の中心地も安城だ。

バス

首都圏急行広域バスは六つの地域だけあるけど 安城市にも2022年から広域バスを誘致し、現在7つの路線広域バスがある。

国道

鉄道

市内を経由する鉄道路線はない。かつては市内を安城線が走っていたが、1989年までに全線が廃止された。 2030年安城市は40年ぶりに鉄道復活を控えている。(首都地区電鉄1号線と京江線、そしてソウルの江南から繋がる高速鉄道と東海まで行く高速鉄道の計4路線が建設される予定だ。)

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文化・観光

  • 七長寺
  • 石南寺
  • 青龍寺
  • 安城奉業寺
  • ミリネ聖地(1991年完成。韓国で最初の司祭金大建が安置されており、韓国カトリックの聖地とされている。)
  • 安城マッチュム博物館(鍮器専門の博物館)
  • 安城マッチュムランド(市が運営する文化施設。安城男寺党常設公演が行われる他、工芸文化センターなどがある)
  • 安城ファームランド(韓国最大級の畜産体験型牧場。ドラマ『馬医』のロケ地でもある)
  • 安城男寺党バウドギ祭
  • 聴流斎樹木文学館 - 宝蓋面東新里682-5

なお、韓国で発売されているインスタントラーメンに「安城湯麺」という商品があるが、発売元(農心)の工場が安城市にあることと「アンソンマッチュム」のイメージを重ねたためであり、安城市自体が特に麺類を名物としているということはない。

• スターフィールド 安城 (全国に4店舗しかないスターフィールドは安城市の孔道にある)

• ドルビーシネマ 安城 (日本の全国に は10店舗あり、韓国の全国は8店舗があるけど安城市にもドルビーシネマがある。)

• 安城郷校

• 竹州山城

• ミリネ聖地

• 安城聖堂

• 安城マッチュムランド

• 湖 (約70湖があるんで首都圏最大)

• カフェ(全国で美しい大型カフェが最も多い)

• 飛鳳山

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アンソンマッチュム

アンソンマッチュム안성맞춤)は直訳すると「安城合わせ」「安城あつらえ」となるが、これは朝鮮語慣用句のひとつで「おあつらえ向き」「打ってつけ」と訳される。

かつて安城で精度の高い真鍮製品(安城鍮器)が生産されており、安城の職人に注文すると注文どおりの器がつくられたことから[16][17]、あるいは器と蓋を合わせると隙間なく合わさったことから、「安城鍮器のようにぴったり合う」としてこのような表現ができたと、一般的な辞書では説明されている[18]

安城市は「アンソンマッチュムの都市・安城」をスローガンとしており、「アンソンマッチュム」を冠した文化施設や農産物によって産業振興を図っている。

姉妹都市

韓国国内

  • ソウル特別市鍾路区
    • 都農複合都市と政治都市との相互発展のため安城市より提起
    • 2005年4月29日 - 姉妹結縁締結

韓国国外

  • 中華人民共和国の旗 遼中区中華人民共和国遼寧省瀋陽市
    • 交流先を模索中、京畿道の姉妹都市である遼寧省から推薦を受ける
    • 1996年10月23日 - 友好交流協力合意書締結
    • 1997年10月22日 - 姉妹結縁締結

出身者

  • 洪思翊 - 日本の軍人、1889年安城出身。

脚注

外部リンク

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