トップQs
タイムライン
チャット
視点

天安市

韓国・忠清南道の市 ウィキペディアから

天安市
Remove ads

天安市(チョナンし)は、大韓民国忠清南道の最大都市で、大韓民国で17番目に大きい都市である。韓国の独立運動家・柳寛順の故郷で、郊外には独立記念館がある。古くから朝鮮半島の重要な町並みであることから"天安三叉路"と呼ばれる民謡もあるが、その役割が現在でも維持され、交通の都市とも呼ばれる。2000年代にソウル地下鉄1号線が延伸開通し、サムスン電子のような大企業が入って急激な発展を遂げた。忠清南道で唯一の大都市

概要 位置, 各種表記 ...
Thumb
天安市庁
Remove ads

行政

Thumb
行政区域図

警察

消防

  • 天安東南消防署
  • 天安西北消防署(稷山邑にある)

地理

要約
視点

天安は忠清南道の東北部に位置する都市で、道の全人口の30%以上を占める最大都市である。天安の東は忠清北道清州市鎮川郡、西は牙山市、南は公州市世宗特別自治市に接し、北は京畿道平沢市安城市と境界をなす。ソウルから83.6キロの地点にある。日本の政令指定都市に準ずる特例市として、ソウルから釜山・光州につながる通りである。 首都圏ではないが、ソウル地下鉄の通勤電車が乗り入れており、近郊地域として韓国政府の首都圏規制政策のおかげで急速に成長する都市である。

気候

  • 最高気温極値37.7℃(1994年7月23日)
  • 最低気温極値-23.9℃(2001年1月15日)
さらに見る 天安市の気候, 月 ...
Remove ads

歴史

要約
視点

市域は三国史記によれば、百済の大木岳・林川と高句麗の蛇山であった。757年に大木岳を大麓郡、林川は馴雉と改名された。天安の名称は高麗時代からあり、930年天安部、995年歓州、1018年天安郡となった。三国史記には、編纂時の地名として木州・豊歳・稷山の名前がみられる。朝鮮王朝時代は寧山を経て天安郡と呼ばれ、1896年に忠清南道に属している。

1914年に天安・木川・稷山の3郡を合併して天安郡となり、1963年1月1日に天安郡の天安邑(町)と歓城面(村)が統合し、天安市に昇格した。1995年5月10日に天安市(旧)・天安郡を合併し、都市・農村複合型の統合天安市がスタートした。2008年6月23日に、東南区と西北区が設置された。

天安市

天安郡(天原郡)

  • 1914年3月1日 - 郡面併合により、天安郡・稷山郡木川郡天安郡として編成。天安郡に以下の面が成立。[14](14面)
    • 寧城面・歓城面・豊歳面・広徳面・城山面・成歓面・笠場面・聖居面・木川面・東面・城南面・修身面・北面・葛田面
朝鮮総督府令第8号
さらに見る 統廃合前, 統廃合後 ...
  • 1917年
    • 10月1日(14面)[15]
      • 寧城面が天安面に改称。
      • 城山面が稷山面に改称。
    • 日程不明 - 木川面龍院里が城南面に編入。
  • 1919年4月1日(旧暦3月1日) - 並川アウネ市場で万歳運動が発生。
  • 1920年 - 天安面に日本式地名を付与。
    • 邑内里 → 本町・黄金町・栄町・大和町・南山町・寧城町・旭町
    • 歓城面清堂里、天安面邑内里の各一部 → 清水町
    • 鳳鳴里 → 鳳鳴町・山平町
  • 1931年4月1日 - 天安面が天安邑に昇格。[16](1邑13面)
  • 1938年10月1日 - 天安邑・歓城面の間で境界を調整。[17][18](1邑13面)
    • 歓城面九星里および清堂里・龍谷里の各一部が天安邑に編入。
    • 天安邑留糧里・安棲里・新堂里・富垈里・業成里・聖城里・斗井里が歓城面に編入。
  • 1942年 - 葛田面が並川面に改称。(1邑13面)
  • 1946年 - 天安邑の日本式地名を廃止。
    • 本町 → 大興洞
    • 黄金町 → 瓦村洞
    • 栄町 → 城皇洞
    • 大和町 → 文化洞
    • 南山町 → 社稷洞
    • 寧城町 → 寧城洞
    • 旭町 → 五龍洞
    • 清水町 → 清水洞
    • 鳳鳴町 → 鳳鳴洞
    • 山平町 → 多可洞
  • 1963年1月1日
    • 天安邑・歓城面が合併して天安市に昇格。[4]
    • 天安郡は天原郡に改称。[4](12面)
  • 1973年7月1日 - 行政区画の見直しを実施。(1邑11面)
    • 修身面卜多会里・東面龍頭里が並川面に編入。[19]
    • 成歓面が成歓邑に昇格。[20]
  • 1983年2月15日 - 豊歳面九龍里を天安市に編入。[5]
  • 1985年10月1日 - 聖居面が聖居邑に昇格。[21](2邑10面)
  • 1989年1月1日 - 笠場面都下里が成歓邑に編入。[22](2邑10面)
  • 1991年1月1日 - 天原郡が天安郡に改称。[23](2邑10面)
  • 1995年5月10日 - 天安市・天安郡が合併し、改めて天安市が発足。天安郡消滅。[6]
Remove ads

経済

ソウル首都圏近郊の地の利を活かし、市内各所に産業団地が建設されている。サムスンLGなどの大企業グループによる電子機器、半導体、化学工業等に加え、近年はアニメーション、映像制作の分野でも誘致を図っている。外国人労働者専用の住宅団地を建設するなど外国企業、外国人労働者の誘致に力を入れている。

交通

なお、KTXSRTの停車する天安牙山駅牙山市にあるが、市境からの距離は400メートルほどしかない。

教育

スポーツ

サッカーKリーグ天安シティFCバレーボールVリーグ天安現代キャピタル・スカイウォーカーズが本拠地としている。

出身人物

観光

  • 独立記念館 - 大韓民国の独立運動を記念するためとして1987年に開館。広大な敷地に大小13の展示施設がある。
  • 望郷の丘 - 海外で死亡した韓国人のための国立墓地として1976年に開設。1983年の大韓航空機撃墜事件犠牲者の慰霊塔もある。
  • 覚願寺 - 市街地を一望出来る太祖山の中腹にある寺。高さ15mの大仏がある。
  • 天安周辺はぶどう(巨峰(ゴボン, 거봉)など)の産地としても知られる。

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads