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宝殿駅

兵庫県高砂市神爪にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

宝殿駅
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宝殿駅(ほうでんえき)は、兵庫県高砂市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線である。駅番号はJR-A80。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。駅舎は高砂市神爪一丁目にあるが、ホームの一部は加古川市に跨っている。

概要 宝殿駅, 所在地 ...
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歴史

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駅構造

要約
視点
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北口
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ホーム
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改札

12両編成対応の単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ橋上駅である[1]

下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばであり、2番のりばは上下線共用の待避線(中線)である[1]。さらに上り線の北側にはホームのない待避線1線(4番線)があり、主に貨物列車回送列車が使用している。また、ホーム東側の2番線と3番線の間には2番線姫路側から進入する、保線車両用の短い留置線が1線ある。

のりば

さらに見る のりば, 路線 ...

上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

駅ホームの案内板やJR西日本おでかけネットの駅案内ページでは「2番のりば : JR神戸線(上り)三ノ宮・大阪方面」と案内されているが、2015年3月14日改正では2番のりばに停車する定期旅客列車はなく、定期的に貨物列車が入線するほか[19]、ダイヤ乱れなどの緊急時の運転打ち切りによる折返し列車[注釈 1]、団体列車などの臨時列車等が使用しており、2016年3月26日以降は昼間の加古川駅で折り返す普通(西明石以東は快速)の回送列車も使用している[注釈 2]

2003年5月12日から5月25日までの間、手前の加古川止まりの下り列車(「各駅停車」も含む)は加古川駅構内での折り返しができないため(当時はまだ下り線のみが高架化され、上り線は地上に残っていた)、当駅の2番のりばまで回送して折り返していた。通常は新快速より先に加古川駅を発車していたが、その期間中、加古川駅を新快速の後続で発車し、東加古川駅での新快速通過待ちは行っていなかった。

2006年3月26日から2008年12月21日までの間、姫路駅の高架化工事により山陽本線のみが高架化された関係で、当時の姫路駅構内では播但線ホームから網干総合車両所へ向かう山陽本線(岡山方面)に直接乗り入れできなかった(網干総合車両所から播但線ホームへの場合も同様)ため、播但線103系電車を当駅の2番のりばまで回送して折り返していた。

駅舎・設備

開業当初は改札が南口のみの地上駅だったが、1981年4月8日橋上駅舎に改築された際に北口が開設された[11]。改札口の北側にセブン-イレブン キヨスクが隣接している[注釈 3][20]。セブン-イレブン キヨスクへは改札の外側にのみつながっている。

長い間、駅のバリアフリー化工事は高砂市加古川市の懸案となっていた[21]。駅構内については都市・幹線鉄道整備事業(鉄道駅総合改善事業(鉄道駅移動円滑化施設整備事業))の一環としてJR西日本および交通エコロジー・モビリティ財団が事業主体となり[22]、上下ホームの東側への階段を閉鎖、撤去した後に新たに貫通式エレベーターと階段を設置しなおした。同時に1番のりばへのエレベーター横に車椅子対応のトイレも設置された。総事業費は2.4億円である[22]2008年11月8日からエレベーターの使用が開始された[14]。自由通路部分に関しては加古川市からの負担も受け、高砂市が事業主体として南北の駅前広場と自由通路(改札口)間にエレベーターを設置し、さらに従来のトイレに加えて多目的トイレとスロープが増設され[23]2009年4月1日から使用開始となった。ただしエスカレーターは設置されていない[14]

駅の南北を結ぶ自由通路は、高砂市・加古川市及び国の補助金を用いて耐震工事が2018年から2019年にかけて行われている[24]

2006年10月1日に「JR京都・神戸線運行管理システム」が導入されるまで、当駅の改札口に設置された発車標フラップ式が使用されていた。

アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用できる。直営駅加古川駅の被管理駅)である。

ダイヤ

昼間時間帯となる11 - 15時台は東隣の加古川駅で普通電車の半数が大阪方面へ折り返すため、1時間に2本(約30分間隔)となっている。朝夕時間帯は本数が多くなる。

三ノ宮・大阪方面への上りは、一部を除いて次の加古川駅で新快速に乗り換えできる。種別はほとんどが西明石駅から快速で、22・23時台に西明石行きの普通列車が設定されている。当駅には、狭義の「普通電車」は乗り入れていない。姫路方面の下りは、大半が姫路行きもしくは網干行きであるが、毎日夜間には上郡行き、平日朝及び毎日夜間には赤穂線直通の播州赤穂行きが少ないながら設定されている。

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貨物取扱

現在[いつ?]、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取り扱い駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。

駅の東側にはニッケ印南工場・加古川工場(加古川工場へは専用の鉄橋で渡っていた)までの専用線[6]があったが、1960年ごろに廃止になった。西側には、セメント輸送のために住友セメント宝殿梱包所までの専用線があり、西浜 - 当駅間でセメント輸送を行う貨物列車が1往復設定されていた[25]が、1997年に廃止となった。また、駅構内南側に有蓋車用車扱貨物ホームが設けられていたが、現在[いつ?]駐車場に転用されている。

  • 日本毛織専用線[26][27]
    • 開業 - 廃止時期 1923年ごろ(1921年1月13日免許)[28] - 1960年ごろ
    • 契約相手方 日本毛織株式会社
    • 作業キロ 3.2km(2マイル)(1923年)/1.8km(1930年)
    • 種別 鉄道線(1923年)/側線(1930年)
    • 作業方法 社機関車(ガソリン機関車)[28]
  • 住友セメント専用線[29]
    • 開業 - 廃止時期 1966年[7] - 1997年
    • 専用者 住友セメント株式会社
    • 作業キロ 0.3km(貨物注入)、0.4km(貨物引出)
    • 総延長キロ 0.8km
    • 作業方法 国鉄(JR)機(1970年頃ディーゼル機関車(1966年日立製作所製 形式HC-10B)所有[30]

利用状況

「兵庫県統計書[31]」によると、2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員8,117人である[注釈 4]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

さらに見る 年度, 1日平均 乗車人員 ...
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駅周辺

加古川市西部、志方町の玄関口である。

バス路線

駅前には以下のバスが発着している。

宝殿駅北口
宝殿駅(南口側)

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
A JR神戸線(山陽本線)
新快速
通過 ※ダイヤが乱れた場合、当駅止まりになる場合がある。
普通(西明石から快速
加古川駅 (JR-A79) - 宝殿駅 (JR-A80) - 曽根駅 (JR-A81)

脚注

関連項目

外部リンク

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