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宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線
宮崎県と鹿児島県の道路 ウィキペディアから
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宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線(みやざきけんどう・かごしまけんどう1ごう こばやしえびのこうげんまきぞのせん)は、宮崎県小林市から鹿児島県霧島市に至る県道(主要地方道)である。
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概要
九州南部の霧島錦江湾国立公園にある霧島火山群を通り抜ける宮崎県道および、鹿児島県道の路線で主要地方道にも指定されている。かつてはえびの高原を境として、鹿児島県側を霧島道路あるいは霧島スカイライン、宮崎県側はえびのスカイラインとよばれる有料道路であったが[1]、1985年(昭和60年)に無料開放した。沿道にえびの高原、韓国岳(からくにだけ)、不動池、大浪池、霧島温泉郷などがあり、山間部では10月下旬から11月下旬にかけて紅葉が見頃となる。鹿児島県側の硫黄谷付近は急カーブの多い峠道が続く。また、この付近には道路近傍から熱水や熱気が噴出する箇所があり、噴気による視界悪化や火山性ガスについて注意喚起が行われている。えびの高原付近では硫黄山の火口から1 km以内を通過するため、硫黄山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)以上になると通行止めになる。冬期は凍結によるチェーン規制が行われる場合がある。
路線データ
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歴史
宮崎県内の区間は県道小林韓国岳線あるいは北霧島道路と呼ばれ、1954年(昭和29年)1月15日に工事が始まった。建設にあたって当時の国会議員瀬戸山三男の尽力があったといわれている。志多組、九鉄工業、坂下組が工事にあたり1958年(昭和33年)7月25日に竣工した。総延長は13.694 kmあり当初は砕石道であった。この区間の開通を契機としてえびの高原の観光地としての整備が進展することになった[注釈 1][3]。
年表
- 1957年(昭和32年)11月21日 - 現在の本路線と鹿児島県道・宮崎県道104号霧島公園小林線の一部(牧園町高千穂から霧島村田口)が南霧島道路として供用開始[4]。
- 1958年(昭和33年)8月20日 - 一部区間(小林市大字南西方から飯野町大字末永)が北霧島道路として供用開始[5]。
- 1961年(昭和36年)10月28日 - 残区間が供用開始。名称を霧島道路に改める[6]。
- 1965年(昭和40年)
- 1972年(昭和47年)
- 1985年(昭和60年)12月1日 - 日本道路公団が小林市大字南西方字環野から鹿児島県姶良郡霧島町間の30.1 kmを無料開放した。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、県道小林えびの高原牧園線が小林えびの高原牧園線として主要地方道に指定される[9]。
- 2016年(平成28年)12月 - 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火口周辺警報がレベル1から2に引上げられたことに伴い、約1か月間一部区間が通行止めとなる[10][11][12]。
- 2022年(令和4年)11月26日 - 硫黄山の噴火活動の影響で2018年(平成30年)2月以降一部区間が通行止めとなっていたが、条件付きで通行止めが解除された[13]。
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路線状況
通称
カッコ内は重複区間
重複区間
- 宮崎県道53号京町小林線(宮崎県小林市細野・南町交差点 - 小林市南西方・生駒高原入口交差点)
道路施設
橋梁
- 宮崎県
- 孝の子橋(辻の堂川、小林市)
- 出の山橋(宮崎自動車道、小林市)
- 生駒橋(巣の浦川、小林市)
- 鹿児島県
- 硫黄橋(中津川、霧島市)
- 夕霧橋(中津川、霧島市)
- 明礬橋(中津川、霧島市)
- 栄之尾橋(霧島市)
地理


宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山最高峰の韓国岳(標高1,700 m)を望む道路沿線は、木々に囲まれた森林地帯や、草原が広がるえびの高原の風景が見られる[1]。えびの高原から宮崎県側の不動池方面へ進んだところに、賽の河原とよばれる他の沿線風景とは異なる荒涼とした独特の風景が現れる[1]。霧島は、坂本龍馬が新婚旅行で訪れた地としても知られた観光地である[1]。
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
沿線
路線付近の標高

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ギャラリー
脚注
参考文献
関連項目
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