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小樽駅

北海道小樽市にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

小樽駅map
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小樽駅(おたるえき)は、北海道小樽市稲穂2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S15電報略号オタ事務管理コードは▲130115[2][3]

概要 小樽駅, 所在地 ...
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概要

小樽市の交通結節点になっており、バスターミナルが隣接している。当駅を境に倶知安長万部方面は単線非電化区間、手稲札幌岩見沢新千歳空港方面は複線電化区間となる[注釈 1]。かつては函館駅を起点に道内各地を結ぶ特急急行列車(「北海」・「ニセコ」・「らいでん」など)が停車していた。倶知安・長万部方面は通称「山線」と呼ばれ[4]、かつては本州と北海道を結ぶ大動脈であった。現在は比較的勾配が緩く、高速運行が可能な通称「海線」(室蘭本線千歳線)経由へ変更されているため、臨時特急列車を除き快速ニセコライナー」を含む全ての列車が各駅停車でローカル輸送に特化した区間になっている。運行本数のほぼ半数は倶知安・然別までの区間運行となる。 一方、札幌方面は都市間・通勤輸送の需要が大きく、当駅を始発として新千歳空港駅まで直通する快速「エアポート」や岩見沢(一部は江別止まり)行の普通列車・倶知安方面から札幌まで直通する快速「ニセコライナー」などを運行している。

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歴史

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1976年の小樽駅と周囲約1km範囲。上側が長万部方面で、ここから単線となるが、写真外の最初の踏切まで山側を2本の引上線が並行して走る。かつては中線を挟む単式と島式の複合ホーム2面3線であったが、駅舎側の単式ホーム札幌寄りが切り欠きホームとなっている。ここは貨物扱いを小樽築港駅に集約するまでは貨物ホームの一部であったが、その後に旅客用ホームとして使用されている。このため、写真当時は0番ホームであった。この線を含め駅舎横に3本が引きこまれている。駅裏側に客車の留置線が6本、その外に保線車用の1本と車庫が見える。駅裏には昭和初期まで機関庫があったが、こちらも小樽築港駅に集約されたため空き地となって草生している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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駅構造

要約
視点

1934年(昭和9年)建築の北海道内初となる鉄骨鉄筋コンクリート造(RC造)の駅舎[24]。昭和初期のRC造による現役駅舎として希少であり、岡山駅(1926年)、横浜駅(1928年)、両国駅(1929年)、上野駅(1932年)と続く一連の同形式の近代的駅舎に位置づけられている[25]。エントランスホールやホームに飾られているランプは、当時の駅長が「小樽駅の特色を出したい」と北一硝子に要望し、1987年(昭和62年)に北一硝子がランプ108灯を駅へ寄贈したことに始まり、1999年(平成11年)には改札口上の窓とホームに設置するランプを寄贈して合計が333灯になった[26]。レトロな雰囲気が残る駅長室は2011年(平成23年)に使用停止となった[新聞 5]

島式ホーム2面4線を有する築堤上の地上駅。ホームは駅舎の2階相当の高さにあり、改札口から連絡通路を経由して階段を上ってホームへ向かう。ホームの付番は駅舎側から5、4、2、1番線で、5番線は行き止まり式のホームであり[注釈 2]、3番線はホームに面さない中線になっている。札幌・新千歳空港方面の快速「エアポート」は主に5番線(一部は4番線)に発着し、余市・倶知安方面の列車は主に4番線に発着する。かつてのホーム番号は駅舎側から0、1、2、3番線となっていたが[27]、1998年(平成10年)の函館本線・宗谷本線(小樽 - 永山間)列車運行管理システム導入に伴って番号が振り直しされ[注釈 3]、現在の番号に変更された。2003年(平成15年)に駅開業100周年を記念し、小樽にゆかりのある石原裕次郎に因んで4番ホームに「裕次郎ホーム」の愛称がつけられた[17]。これは、かつてNHKの番組ロケーション撮影で訪れた際、このホームに降り立ったのが由来である。ホームには等身大パネルが設置され、番号表示灯の数字「4」をヨットに見立ててデザインしているほか、裕次郎の曲も流されている。

終日社員配置駅みどりの窓口・ジェイアール北海道レンタリース(駅レンタカー)小樽営業所・自動券売機話せる券売機[1]自動改札機を設置している。Kitacaは札幌方面のみ利用可能。店舗エリアは2012年(平成24年)にリニューアルし、「ノスタルジック・モダン」をコンセプトに5店舗が展開している[報道 4]

管理駅として蘭島駅朝里駅の各駅を管理している。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

(出典:JR北海道:駅の情報検索

利用状況

要約
視点

JR北海道によると2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員8,381人であり、JR北海道で9番目に利用者数が多い[28]

乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

さらに見る 年度, 乗車人員(人) ...
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駅弁

主な駅弁は下記の通り[43]

駅周辺

要約
視点
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駅前から見た中央通(2010年4月)
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サンビルスクエア
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駅前ロータリー北側から見た駅舎(右側)、駅前第1ビル(正面)、駅前第2ビル(左側)(2019年10月)

小樽駅前は国道5号が横切り、正面は第3ふ頭まで続く中央通がある。2004年(平成16年)に中央通の拡幅工事が完了し、以前の倍の広さの道路になった(愛称:セピア通り)[44]三角市場へ向かう階段脇には小樽にゆかりのある石川啄木の歌碑がある[45]小樽運河まで徒歩約8分[46]小樽運河ターミナル(旧三菱銀行小樽支店)まで徒歩約11分[47]小樽市役所まで徒歩約13分[48]小樽商科大学まで徒歩20 - 30分となっている[49]

駅前は1976年(昭和51年)の「小樽駅前地区市街地再開発事業」により3棟のビルを建設したが[50]、旧小樽駅前第3ビルのホテルが営業停止したことにより、全国初の再々開発事業として「小樽駅前第3ビル周辺地区第一種市街地再開発事業」を行い、2009年(平成21年)にホテルと商業施設、マンションからなる「サンビルスクエア」がオープンした[51][52]。再々開発事業に伴って駅前の歩道橋と広告塔が撤去され、小樽港が一望できるようになった[53]。将来的な小樽駅前第1ビル・第2ビル建て替えや駅前広場再整備に向けて、道や小樽市、小樽商工会議所などの関係企業で構成する「小樽駅前再々開発街づくり検討協議会」が発足している[新聞 6]

2020年(令和2年)8月[新聞 7]より、小樽駅前再整備に向けて、「JR小樽駅前広場再整備基本計画検討委員会」が協議を開始している。ロータリー構造は一体型と分離型の2種類、交差点構造は丁字路、十字路、食い違い交差点、五差路の4種類を組み合わせた5案(「分離型の丁字路」「分離型の五差路」「分離型の十字路と食い違い交差点」「一体型の十字路」「分離型の五差路」)が計画された[新聞 8]。2020年(令和2年)12月21日に開かれた会合では、「JR小樽駅前広場再整備基本計画検討委員会」が、「一体型の十字路」「分離型の五差路」を除いた3案のロータリー分離型を軸に協議を継続すると表明した[新聞 8]

翌2021年(令和3年)2月19日の「JR小樽駅前広場再整備基本計画検討委員会」の会合では、新たに車両(バス、タクシー、一般車)専用のロータリーを複数整備し、安全性を高める4案[注釈 5]を軸に検討を協議することを発表した[新聞 7]

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バス路線

駅前に北海道中央バスニセコバスのバスターミナルがある。ジェイ・アール北海道バス札樽線の発着場についても同記事を参照。また、駅前の道路沿いにもバス停があり、国道5号沿いは「小樽駅前」、中央通沿いは「小樽駅前通」となっている。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
塩谷駅 (S16) - 小樽駅 (S15) - 南小樽駅 (S14)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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