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倶知安駅
北海道虻田郡倶知安町にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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倶知安駅(くっちゃんえき)は、北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS23。電報略号はクチ。事務管理コードは▲130107[5][6]。
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概要
1904年(明治37年)10月15日、北海道鉄道(初代、現在の函館本線)の駅として開設された。1919年(大正8年)11月15日に京極軽便線(後の胆振線)が開通すると、両路線の分岐駅となった。
かつては倶知安機関区が設置されていたが、1974年(昭和49年)12月に廃止となり、1986年(昭和61年)11月1日には函館本線の長万部駅 - 小樽駅間から特急「北海」、急行「ニセコ」・「らいでん」など優等列車の設定がなくなり、胆振線も廃止となった。
建設中の北海道新幹線新函館北斗駅 - 札幌駅間延伸開業時には、当駅は新幹線停車駅となる予定であるが、並行在来線となる函館本線の長万部 - 小樽間は廃止の予定である。
歴史

- 1904年(明治37年)10月15日:北海道鉄道歌棄駅(現在の熱郛駅) - 小沢駅間の延伸開業に伴い、同線の駅として開業[1]。一般駅[1]。機関庫設置。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1913年(大正2年)6月2日:倶知安機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1919年(大正8年)11月15日:京極軽便線の当駅 - 京極駅間が開通[3]。
- 1922年(大正11年)9月2日:京極軽便線が京極線と改称。
- 1930年(昭和5年)5月16日:倶知安機関庫を小樽築港機関庫倶知安分庫とする。
- 1936年(昭和11年)9月:小樽築港機関庫倶知安分庫から小樽築港機関区倶知安支区と改称。
- 1941年(昭和16年)10月:小樽築港機関区倶知安支区から倶知安機関区に昇格。
- 1944年(昭和19年)7月1日:胆振縦貫鉄道の国有化に伴い、京極線が胆振線に編入。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1974年(昭和49年)12月:倶知安機関区廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱い廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:胆振線廃止[4]。同時に2面3線のホームのうち1番のりばを撤去し、1面2線となる。また、特急「北海」・急行「ニセコ」の廃止に伴い、優等列車の停車がなくなる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[報道 1]。
- 2010年(平成22年)3月:駅舎内の立ち食いそば屋が閉店。
- 2015年(平成27年):駅舎内のキヨスクが閉店。
- 2021年(令和3年)10月31日:新ホーム供用開始[報道 2]。
- 2024年(令和6年)度:話せる券売機を設置[7]。
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駅構造
要約
視点
在来線
地上駅である。1面2線、全長92mの島式ホームで、4両編成の列車に対応。駅舎側の1番のりばは小樽方面発着の頭端式ホームとなっている。北海道新幹線のホーム建設に伴い(経緯は後述)、線路やホームの移設工事を実施[8]、2021年10月31日より供用された[報道 2]。かつてのホームを貫く形で仮設の連絡通路(延長約40m)が設置され、バリアフリーで駅舎とホームの往来が可能となっている[報道 2][8]。
社員配置駅であり、管理駅として小沢 - 目名間の各駅を管理下に置いている。また長万部 - 小樽間の運行管理は当駅の輸送社員が行う。
みどりの窓口と話せる券売機が設置されている[2]。かつては清水立売商会が立ち食いそば屋「倶知安そば」の営業とともに「焼きジャガイモ弁当」や名物「ニセコそば」などの駅弁を調製し構内売店やホーム立売りなどで販売していたが、駅弁は1990年代に販売を終了している。その後は倶知安そばとキヨスクが駅舎内に残ったが、「倶知安そば」は2010年(平成22年)3月、キヨスクは2015年(平成27年)に閉店した。一方で、2016年(平成28年)に駅構内に案内所が開設された[新聞 1]。
のりば
- 1番線は当駅始発
- 旧ホーム・仮設ホーム(2021年11月)
- 仮設ホーム(2021年11月)
- 仮設連絡通路(2021年11月)
在来線旧ホーム(2021年10月30日まで)
元々はホームは2面3線であったが、胆振線廃止に伴い駅舎側の単式ホーム(1番のりば)を撤去し、2・3番のりばのみの1面2線島式ホーム(全長190m、8両編成の列車に対応[8])となった。その他、構内に留置線がある。ホーム間の移動は跨線橋で行う。駅構内では夜間滞泊が行われる。
旧のりば(2021年10月30日まで)
- 改札口(2017年9月)
- ホーム(2017年9月)
- 跨線橋(2017年9月)
北海道新幹線開業に伴う高架化
北海道新幹線の札幌方面延伸の際に当初は地上に線路が敷設される計画となっていたが、北海道と倶知安町は市街地の分断を避けるため、駅と周辺1.3 kmの高架化を要望し[新聞 2]、2016年7月に決定した[9][新聞 3][新聞 4]。そのため、駅構内の線路とホームを西側に移設するなどの工事を行う[新聞 5]。
2020年9月には倶知安町が新駅舎のデザインにふさわしいキーワードやモチーフについてのアンケートを地元住民に実施し、「羊蹄山」との回答が82.7%を占めている[新聞 6]。他には「スキー、スノーボード」、「国際的な」、「ニセコ連峰」が挙げられている[新聞 6]。なお、新駅舎のデザインは「羊蹄山を眺望できるデザイン」との回答が世代を問わず多く占めている[新聞 6]。
2021年2月10日付『北海道新聞』では、倶知安町が駅舎内に情報発信や物販の拠点を設ける方針であることが報道されている[新聞 7]。
新幹線
利用状況
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
北海道新幹線開業後は1日辺りの利用者数が1,500人になると想定されている[13]。
駅周辺
倶知安厚生病院、北海道倶知安高等学校、倶知安郵便局、倶知安警察署、後志総合振興局、ようてい農業協同組合(以下、JAようていと表記)本所・倶知安支所、倶知安地方合同庁舎、倶知安町役場、羊蹄山ろく消防組合消防本部・倶知安消防署、倶知安町公民館・文化福祉センターなどへの最寄駅であるほか、ニセコ観光の玄関口の1つでもあり、ニセコHANAZONOリゾートは車で約10分、ニセコ東急 グラン・ヒラフは車で約15分に位置している。
北海道新幹線の札幌延伸に備え、駅前の再開発候補を巡る動きが出ており、2020年12月には、倶知安商工会議所が倶知安町に対し、JAようていが所有する駅南側の土地の再開発に早期に動き出すことを要望している[新聞 9]。また、2021年2月10日付『北海道新聞』では、倶知安町が駅前施設の整備案を、在来線の廃止と存続の2通りに分けて検討していることが報道された[新聞 7]。仮に在来線が廃止される場合、駅西側に200台超えの車が駐車可能な2つの駐車場や観光・送迎バスや一般車両が乗り入れ可能なスペースなどが整備されるが、存続の場合は駐車場側にホームが設置されるため、その分駐車場が狭くなる見込みである[新聞 7]。
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バス路線
駅前に「倶知安駅前」停留所があり、下記の路線が発着する。
このほか、国道5号沿いには「倶知安十字街」停留所が設置されており、北海道中央バス(高速ニセコ号)[17]などが停車する。
隣の駅
開業予定の路線
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 胆振線
- 六郷駅 - 倶知安駅
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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