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新十津川物語

日本の小説作品、テレビドラマ番組 ウィキペディアから

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新十津川物語』(しんとつかわものがたり)は、川村たかし小説、またそれを原作とするテレビドラマ

概要

川村たかし作の児童小説で、1977年から1988年にかけて、単行本全10巻が偕成社から刊行された。イラストは鴇田幹による。産経児童出版文化賞大賞、第29回日本児童文学者協会賞受賞。

1993年には舞台となった北海道新十津川町に、本作にちなんだ「新十津川物語記念館」が開設されている[1]。また新十津川町ふるさと公園と十津川村役場前にはそれぞれ移住後の17歳の姿と移住前の9歳の姿をイメージした本作の主人公・津田フキの銅像が設置されている[2][3]

あらすじ

1889年の十津川大水害で両親を失った津田フキは、兄とともに新天地を求め、北海道開拓に向かう2600人の集団の一人として、自然や大地と格闘し生命力をもらいながら新十津川村を開拓する、第一世代の住民となる。そして、過酷な自然と運命に翻弄されるフキの80年近い人生を描きつつ、フキの子供時代や子・孫・曽孫、波乱万丈の日本の近代を生き抜いた様々な人々の姿を描く[1]

刊行書籍

さらに見る 副題, 単行本 ...

この他、1987年には取材記録集『十津川出国記』(北海道新聞社)が出版されている[1]

テレビドラマ

要約
視点
概要 新十津川物語, ジャンル ...

1991年から1992年にかけて、「明治編」「大正編」「昭和編」各2部(全6回)が、NHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」にて放送された。

撮影は1990年12月に丸瀬布町にて雪の中無蓋貨車に乗せられ鉄道で入植地へと向かう主人公と移民達のシーンからクランクインし、舞台となる新十津川町内の原野や千歳市の原生林に小屋のオープンセットを立てての撮影や、旭川・夕張・歌志内・千歳・北海道開拓の村・函館・稚内・富良野など道内12市町村の他新宿・立川・秩父といった関東でも撮影を展開、1992年6月に現代パート内で主人公の玄孫檜山ユカリがサハリンを望みながら主人公達の生きた戦後に思いを馳せる宗谷岬でのシーンでクランクアップとなった[4]

2018年4月から7月には、北海道命名150年にちなみNHK総合テレビジョンの北海道ローカル枠「北海道LOVEテレビ」にて再放送された[5]

キャスト

明治編
大正編
昭和編
現代パート

スタッフ

  • 原作 - 川村たかし「新十津川物語」より
  • 脚本 - 冨川元文
  • 音楽 - 堀井勝美
  • 演奏 - Cカンパニー
  • 時代考証 - 小木新造田中彰桑原真人
  • 擬闘 - 林邦史朗
  • 協力 - 北海道新十津川町
  • 資料提供
  • 方言指導 - 嵯峨野れい(明治・大正編 十津川弁指導)、曾川留三子(大正編第1部 北海道弁指導)
  • 習字指導 - 望月暁云、高野早苗(明治編)
  • オペラ考証 - 鈴木としお(大正編第1部)
  • 制作 - 山岸康則
  • 美術 - 岡田正己、田坂光善(明治編第1部・大正編)、田中恒(明治編第2部)、藤井俊樹(昭和編)
  • 技術 - 京谷道雄(明治編第1部)、菊地勝美(明治編第2部・大正編第1部)、小林稔(大正編・昭和編)
  • 音響効果 - 萩野勝男
  • 撮影 - 浪川喜一(明治編・大正編第1部・昭和編)、佐々木達之介(大正編第2部)
  • 照明 - 渡辺恒一
  • 音声 - 佐藤登喜雄
  • 映像技術 - 堀尾知三(大正編第1部・昭和編第1部)、山村恵一(大正編第2部、昭和編第2部)
  • 記録・編集 - 城島純一
  • 演出 - 江口浩之(明治編・大正編第1部、昭和編第2部)、秋山茂樹(大正編第2部)、山本秀人(昭和編第1部)

放映リスト

いずれも土曜19:30 - 21:00に放送。

さらに見る 話数, 放送日 ...
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脚注

外部リンク

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