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木枯らし
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木枯らし(こがらし)は、晩秋から初冬に吹く、木の葉を吹き散らすような冷たい北寄りの風[1]。冬型の気圧配置になったことを示す現象である。凩とも表記する。
仕組み
ユーラシア大陸から日本に向かって吹いてくる冬の季節風が日本海を渡る時に水分を含む。そして一般に日本列島の中央部には連山があるために、日本海側ではこの風が時雨となって雨や雪を降らせたことで水分を失う。結果、山を越えた太平洋側では乾燥した空気となり、これが吹き抜けることによって木枯らしとなる。
木枯らし一号
気象庁は、立冬前後に吹く毎年最初の木枯らしを木枯らし一号(こがらしいちごう)として、東京と大阪について発表している[1]。
その条件は、東京では
大阪では
- 期間は霜降(10月23日ごろ)から冬至(12月22日ごろ)の間。
- 気圧配置は西高東低の冬型。
- 風向は北寄り。
- 最大風速は8 m/s以上。
以上の条件を満たしたとき、東京は気象庁予報部予報課の天気相談所、大阪は大阪管区気象台気象防災部予報課がそれぞれ発表する。
「木枯らし一号」は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)でしか発表されない。なお、「木枯らし二号」や「木枯らし三号」も起こり得るが、発表は行われない[2][3][4][5]。
1991年に現在の基準が採用され始めた。また、気象庁がいつから「木枯らし1号」についての発表を始めたかについては正確な記録がない。
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木枯らし一号の統計
要約
視点
最も早かった(遅かった)日(年)
東京
最早記録10月13日(1988年(昭和63年))
最晩記録11月28日(1969年(昭和44年)、1981年(昭和56年))
大阪
最早記録10月23日(1981年(昭和56年)、1993年(平成5年)、2020年(令和2年)、2021年(令和3年))
最晩記録12月19日(2003年(平成15年))
吹かなかった年
東京
1959年(昭和34年)、1962年(昭和37年)、1977年(昭和52年)、1979年(昭和54年)、2018年(平成30年)、2019年(令和元年)、2021年(令和3年)、2022年(令和4年)
このうち冬を通して暖かかった(暖冬)のは、1959年(昭和34年)、2018年(平成30年)、2019年(令和元年)が挙げられる。
大阪
1992年(平成4年)
木枯らしを題材にした楽曲
- 12の練習曲 作品25-11 イ短調 『木枯らし』(作曲:ショパン)
- 木枯らしの舗道(歌:天地真理、作詞:山上路夫、作曲:森田公一、編曲:穂口雄右)
- 木枯しの季節(歌:浜田省吾、作詞・作曲:浜田省吾)
- 木枯しの二人(歌:伊藤咲子、作詞:阿久悠、作曲:三木たかし)
- 木枯しの少女(歌:南沙織、作詞・作曲:Bjorn Ulvaeus・Benny Andersson、編曲:葵まさひこ)
- 木枯しの精(歌:南沙織、作詞・作曲:丸山圭子、編曲:萩田光雄)
- 木枯らしのダイアリー(歌・作詞・作曲:松任谷由実、編曲:松任谷正隆)
- 木枯しに抱かれて(歌:小泉今日子、作詞・作曲:高見沢俊彦、編曲:井上鑑)
- たきび(童謡)
競馬
脚注
参考文献
関連項目
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